「やっぱり行かない!」不安が強い子が外に出たくないから抜け出す3タイプの見極め方

学校やお出かけに「行く」と言っていたのに、「やっぱり行かない!」「外に出たくない」と言い出す不安の強い子どもに悩んでいませんか?不安が強い子の「行きたくない」には3タイプあります。この記事ではその見極め方と対応をご紹介します。

「外に出たくない」は不安が強いから?めんどくさいだけ?

 

出発前になると「外に出たくない」と言う子はいませんか?

「明日は学校に行くよ」と言っていたのに、「やっぱり行きたくない」
「公園で遊ぶ!」と楽しみにしていたのに、「やっぱりやめた」

 

それまでは行く様子だったのに、出発時間が近づくと急にと言い出す子に、「またか…」と悩んでいるママもいるのではないでしょうか。

 

我が家の小学校1年生の不安が強い息子もまさにそうです。
前日までは「行く」と言っているのに、出発する時間になると「やっぱり行かない」「外に出たくない」と99%言います

 

楽しみなお出かけでも、当日になると「行きたくない」と言い出し、ゲームや動画をやめられなくなることがよくあります。

 

私は、息子の意見を尊重するためにも、「わかったよ」とすぐに受け入れていました。

そして、息子はなかなか家から出なくなりました。

 

 

このままでいいのか…と親子で外に出ずに悩む日々は本当に辛かったです。

でも、発達科学コミュニケーションを学び、子どもの「外に出たくない」の裏の気持ちを見極められるようになり、子どもも外出できることが増えてきました

 

この記事では、「行きたくない」の3つのパターンの見極め方その対応を紹介します。

 

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不安の強さをどう判断?「行きたくない」の3タイプとは?

 

外出不安が強い子どもの「行きたくない」にはおよそ3つのパターンがあります。

 

(1)不安は少なく「行きたくない」が口ぐせ


「行きたくな~い」と言いながらも、身支度をしているようなケースです。
深刻ではなく、軽い調子で言葉にしています。

脳には、同じ言葉を何度も使うと、それがクセのように強くなっていく仕組みがあります。

大人も食器洗いがめんどくさいなと思う時に、「あ~やりたくない」と無意識に口に出すのと同じですね。

 

(2)不安はあるが「行きたくない!」と言って気持ちを切り替えている


行きたいけど、不安がある
ので「行きたくない」と言葉にしているケースです。
不安そうな表情だったり、ぼそっと口にしている様子が見られます。

脳には、不安や恐怖を感じるとすぐに反応する「偏桃体」というエリアがあります。
「行きたくない!」と言葉に出すことで、脳がガス抜きをし、不安を軽くしているのです。

行く前には不安が強くなりますが、行けば「なんとかなる」「楽しいこともある」というイメージも同時にあり、葛藤しています。

 

(3)不安が強い状態で、本気で「行きたくない」と訴えている


前日の夜から
「明日は学校に行きたくない」「外に出たくない」と言っていたり、朝起きた時から様子がおかしいケースです。

  • 腹痛や頭痛を訴える
  • 布団から出てこない
  • 行きたくないと言い続け、親がそっとしておいてもおさまる様子がない

 

このように不安が強い時には、学校や外出先での良いイメージが描けていません。
ネガティブな記憶を思い出したり、まだ起きていないことを想像して不安をふくらませています

 

 

以上が「行きたくない」の3つのパターン。

では、子どもの外出不安の強さに合わせてどう対応したら良いでしょうか。

 

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出発前の「行きたくない」3タイプに合わせた対応

 

「行きたくない」の3つのパターンには、不安の強さに応じた対応方法があります。
子どもの状態がどれにあたるのか、よく観察してみてください。

 

(1)「行きたくない」が口ぐせになっているケースの対応

子どもの「行きたくない」「外に出たくない」に、一つ一つ返事をしなくてOKです。

ただし、普段は言わない子なのに「行きたくない」と言った場合には、(2)か(3)のケースの可能性も考え、よく観察する方が良いです。

 

(2)「行きたくない!」と言いながら気持ちを切り替えているケースの対応

子どもの言葉を「そっかぁ」と受け止めます
すぐに解決しようとせず子どもの様子をよく観察することがポイントです。

 

言葉をかけすぎると、逆に不安を強めてしまう事もあります。
ママは身支度や家事をしながら、自分自身の気持ちを落ち着かせると、子どもにも余計な不安が伝わらないのでおすすめです。

「帰ったら○○の番組があるね」等、帰宅後の楽しみを伝えると安心につながります。

 

 

(3)本気で「行きたくない」と訴えているケースの対応

「そっかぁ」と答えても不安の強い様子が続く場合、子どもの気持ちをしっかりと受け止める対応が必要です。

「大丈夫だよ」は逆効果
「ママはわかってくれない!」と余計に不安定になります。

 

①「何か気になることがある?」

子どもが心配していることを言葉にできるような会話をしていきます。

 

②「他にもある?」

さらに話したい事をアウトプットするきっかけになります。

 

我が家の経験では、話した後で「やっぱり行く」と気持ちが切り替わることもあれば、「今日は行かない」と決める事もあります。
どちらになっても、「話してくれてありがとう」と伝えて終わる事が大切です。

「困った時はまたママに話してみよう」という記憶を残します

 

以上、「行きたくない」の3タイプの見極めと対応はいかがでしたでしょうか。

特に(2)か(3)はどちらなのかよくわからない事があります。
見極めができない時はどうしたら良いでしょうか。

 

 

見極め上手になろう!外に出たくない子どもの観察術

 

外出前に不安が強いお子さんの場合には、子どもの様子とママの声かけを簡単にメモしておくと、傾向がつかめてきます

 

うちの息子は、学校、公園、病院…外出前は99%「外に出たくない」と言います。
発達科学コミュニケーションを学び、「行きたくない」には、まずは「そっかぁ」で様子を見る対応に変えました

 

すると、気持ちを切り替えて出発できる日も出てきました。
楽しみにしている外出前の「行きたくない」は、不安を吐き出してるんだな…とわかってきました。

 

アメをなめると気持ちが切り替わったり、出発前に外出先でやる事を楽しく会話していたら切り替わった時には、それをメモしました。


ノートに記録をすることで、うまくいった時の対応を読み返して心の準備ができるので、
お守りのような存在になっています。
記録はスマホのメモでも、SNSでも、自分が見返しやすいものが良いです。

 

 

うまくいった時の対応は、意外と忘れてしまうもので、できなかった事ばかりが記憶に残ってしまいがちです。

記録に残すことで、自分の自信にもなるし、子どもの成長の記録にもなります
1、2回さらっとメモするだけでも、効果を感じるはずです。

私も記録をするようになってから、子どもが外に出たくない状態から、切り替えて出発できる事が増えてきました。

負担にならない形でぜひやってみてくださいね。

 

 

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<執筆者>
発達科学コミュニケーションアンバサダー
松原みのり

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