夏休みの家族旅行をもっと楽しく!繊細な子が不機嫌ゼロで過ごす旅育のコツ

夏休みに家族みんなで楽しもうと計画した旅行。なのに、現地では子どもが不機嫌で、結局疲れただけだった…。そんな経験、ありませんか?この記事では、我が家で実際に取り入れている家族旅行を楽しむためのコツをご紹介します。

 

せっかくの夏休みの家族旅行。子どもが不機嫌で台無し…。

 

夏休みに家族みんなで楽しもうと計画した旅行。

 

なのに、現地では子どもが不機嫌で、結局疲れただけだった…。

 

そんな経験、ありませんか?

 

我が家も毎年、夏休みには家族旅行に出かけるのが恒例行事です。

 

子どもたちが喜びそうなホテルやレストラン、観光先を調べて、私としては「子どもたちが楽しんでくれるはず!」とワクワクして出かけるのに…。

 

・すぐにぐずって「暑い、疲れた」と言う
・「つまんない」と言って不機嫌になる
・「もう帰りたい、ゲームの方がマシ」と言い出す

 

そんな不満のオンパレードでした。

 

 

旅行先でそんなことが続くと、

 

「せっかく時間をかけて計画したのに」

「もう来年は家族旅行やめようかな」

 

と心が折れてしまいそうになりますよね。

 

私自身も、せっかく楽しいはずの家族旅行が、気を遣ってばかりの時間になってしまい、帰宅後にぐったり…という経験を何度もしてきました。

 

それでもやっぱり、家族旅行は子どもたちにとって“初めてのこと”や“新しい体験”にたくさん出会える、大切な時間だと思っています。


実際、我が家の子どもたちも旅行から帰ってくると、どこか一回り成長したように感じることが多いんです。

 

脳が発達するのは、「楽しい!面白い!」と感じる時です。

旅行は、そんなワクワクに満ちた体験がぎゅっと詰まっている場でもあります。


繊細な子が家族旅行を楽しむためには事前の準備がカギ!

この記事では、我が家で実際に取り入れている家族旅行を楽しむためのコツをご紹介します。

 

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どうして楽しめないの?原因は脳の仕組みにあった!

 

せっかくの旅行なのに不満ばかり、「どうして楽しめないの?」と思っていましたが、

そこにはちゃんと理由がありました。

 

◆「初めて」の場所やことが苦手

 

不安が強く、HSC(Highly Sensitive Child=ひといちばい敏感な子)の傾向が強い我が家の子どもたち。

そんなタイプの子は、新しい場所や初めてのことが苦手という脳の特性があります。

 

脳の危険を察知するセンサーである「扁桃体」という部分が過剰に働きやすく、初めての場所などを警戒しやすいのです。

 

旅行は子どもにとって、

 

  • 初めて行く場所
  • 初めて泊まる部屋
  • 見知らぬ人や環境
  • いつもと違うスケジュール

 

など、「初めて尽くし」ですよね。

 

これだけ初めてのことが続くと、不安がどんどんたまり、

結果的に「もう帰りたい」「つまんない」「なんかイヤ…」という反応につながってしまうのです。

 

◆感覚が過敏

 

不安が強い子は、感覚の過敏さもあります。

これは、五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)を強く感じ取ってしまう特性です。

 

我が家の娘は、嗅覚に過敏さがあり「部屋がくさい!」と泣き始めたことがありました。

 

特に旅行中は、いつもと違う環境・気温・におい・音に囲まれます。

ただでさえ不安になりやすいのに、そこに感覚の不快さが加わると、ストレスがたまり

「疲れた…」「もう帰りたい…」という状態になってしまうのです。

 

 

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家族旅行を楽しむためには事前の準備がカギ!

 

我が家で実践している家族旅行を楽しむための4つのコツをお伝えします。

 

スケジュールを共有する

 

旅行前には、行く場所やホテルなどを子どもと共有しておくと、不安の軽減につながります。

我が家ではよくYouTubeを使って、観光地やホテルの実際の映像を事前に一緒に見ています。

あらかじめ映像で見ておくと、子どもも「ここ知ってる!」という感覚になり、初めての場所でも安心できるようです。

実際に現地に着いたときも、「この前YouTubeで見たところだね!」と、落ち着いた様子で過ごしていました。

また、旅行が長期間になる場合は、一度に全てを伝えるのではなく、前日の夜に「明日はここに行くよ」と、次の日の予定を伝えるようにしています。

そのほうが、子どもも安心して予定を受け入れやすいようです。

 

子どもに選ばせる

 

ちょっとした選択肢を使って、子どもに決めさせる場面をつくると、旅行がもっと楽しくなります。

たとえば…

「お昼はハンバーガーとラーメン、どっちがいい?」

「海とプール、どっちに行きたい?」


こんなふうに選ばせるだけでも、

自分で選んだという経験が、自信にもつながっていきます。

 

「お助けアイテム」を用意しておく

 

・お気に入りのおもちゃ

・おやつや飲み物

・涼感グッズやタオル

・アロマオイル

・ノートとペン

など、子どもが普段から慣れ親しんでいるいつものアイテムが、どこにいても「安心材料」なってくれます。

私はいつも飴やラムネをバッグにしのばせ、「疲れた〜」と言った時にさっと取り出せるようにしていました。
たった1つのお菓子ですが、子どもの機嫌をガラッと変えてくれます!

嗅覚が過敏な子におすすめなのが、アロマオイルです。

子どもの好きな香りを選んで持っていき、不快なニオイが気になるときは、ハンカチに数滴たらして鼻や口をおさえるようにすると、気分が落ち着くようでした。


我が家で最近取り入れ始めたのが「旅ノート」。

旅行中に絵を描いたり、日記を書いたり、スタンプを押したり子どもたちの「好き」を詰め込んでいくノートです。

このノートがあることで、子どもたちが自分から進んで旅行を楽しむようになりました。

 

無理に予定をつめこまない

 

行きたい場所や食べたいものを、つい欲張って詰め込みがちだった私。

「せっかくだから」とスケジュールをぎゅうぎゅうに詰めて、時間に追われる旅をしてしまっていました。

でも今は、旅の中に“余白”をつくることを意識しています。

行きたい場所はいくつか決めておくだけにして、あとはフリー。

その場で子どもたちの様子を見たり、希望を聞きながら予定を立てるようにしています。


予定通りにいかないこともあるからこそ、無理に予定を詰め込まず、「今日はここまでにしよう」とゆるめる柔軟さが、親子で楽しく過ごすコツだと感じています。

 

 

我が家でも、4つのコツを意識して旅行をするうちに、子どもの不機嫌に振り回されていた旅行から、少しずつ家族みんなで楽しめる旅行へと変わっていきました。

 

旅行は、子どもにとっても、親にとっても、特別な体験です。

 

ぜひ、今年の夏は事前準備を万全にして、

「不機嫌で台無し…」ではなく、みんなで「楽しかったね!」と言える旅行にしましょう!

 

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<執筆者>

発達科学コミュニケーション アンバサダー

仲村まな

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