不安が強い子の夏休み明け「学校行きたくない…」を乗り越える秘訣

夏休み明けの行き渋り。子どもに「学校行きたくない…」と言われると戸惑いますよね。不安が強い息子は、新学期前の関わり方を変えることで乗り越えることができました。我が家で実際に効果のあった対処法をご紹介します。

 

夏休み明け。子どもの「学校行きたくない」発言に胸がざわついているママへ

 

そろそろ夏休みが終わりますね。

 

「また行き渋りが始まるのかな」

「いつ“学校行きたくない”って言うかな」

 

そんな不安を抱えて過ごしているママはいませんか?

 

夏休み明けは、特に行き渋りが起こりやすい時期です。


我が家の不安が強い息子は、小学校1年生の時に行き渋りがあり、長期の休みが終わる頃になると「学校嫌だな」「学校行きたくないな」を繰り返し、暗い雰囲気になっていました。

 

いつ「学校行きたくない」と言い出すのか、私自身もそわそわしていました。

 

そして、

 

「大丈夫!行けば楽しいよ」

「久しぶりにお友達に会えるね!」

 

など、必死に息子の気分を盛り上げようとしていました。

 

しかし、そんな私の盛り上げ作戦は全く効果を発揮せず…。息子は暗く不安そうな表情のままでした。

 

 


そんな息子も今では、長期休みの終わりが近づいても、泣きそうな顔で「学校嫌だな…」と言うことはなくなりました。



代わりに「学校、めんどくさっ!」と口にしつつも、自分でサクサクと学校の準備を進められるようになったのです。

 

夏休み明けに差し掛かるこの時期、我が家で効果のあった「学校行きたくないな」と不安になっているお子さんやママの不安が軽くなる対処法をお伝えします。

 

 

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不安が強い子が夏休み明けに「学校行きたくない」と感じる理由

 

不安が強い子は、どうして夏休み明けに「学校行きたくない」と感じるのでしょうか?

 

実は、脳の仕組みが大きく関わっているんです。

 

脳の中には、「扁桃体(へんとうたい)」という危険から身を守るための役割をするセンサーがあります。

 

不安が強い子は、この扁桃体が人よりも活発に働きやすいことがわかっています。

 

ですので、

 

・久しぶりに友達に会う
・授業が始まる
・朝登校する

 

などのような安全に見えることにも、「危険かもしれない!」とネガティブに脳が反応してしまうのです。

 



夏休み中は、家族と過ごす安心感の中で生活するため、扁桃体の「ネガティブモード」が緩みます。

 

しかし、夏休み明けの学校生活のことを考えると、扁桃体が急にフル稼働し始めます。

 

このことが心と体に負担をかけ、「行きたくない」という気持ちにつながっていきます。


「学校嫌だな」という言葉の裏には、脳が過剰に警戒しているサインが隠れているのです。

 

 

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夏休み後半、これからできる3つの対処法!

 

夏休み明けの「学校行きたくない」をやわらげるために、今からできる3つの対処法をお伝えします。

 

不安を受け止める

 

不安をやわらげるためには、まずお子さんの“気持ちを受け止める”ことが大切です。

 

「学校行きたくないな…」と言った時に、

「大丈夫!行けば楽しい」などの励ましの言葉は一旦封印しましょう。

 

子どもに学校へ行ってほしい思いがあると、不安をなくそうと声をかけたくなります。

 

でも、そこはぐっと我慢して、“気持ちを受け止める”ことを意識してみてください。

 

「そっか〜嫌だなって思うんだね」
「その気持ち分かるよ〜」
「ママも小学生の時、そう思ってたな〜」

 

など、子どものありのままの気持ちを受け止め共感すると、子どもは「分かってもらえた!」と安心するのです。


そして、落ち着いてきたら、「他には?何か心配なことがある?」と聞いてみましょう。

 

息子の場合、終わっていない宿題や休み明けのテストが不安の要素になっていることがあったので、その不安を吐き出させてあげて、一つずつ解決するようにしました。

 

すると、息子の不安がやわらぎ、前に進むことができるようになったのです。

 

スキンシップで安心をチャージ

 

夏休み明けは、心の安心感を満たしておくことが大切です。

そこで効果的なのが、ハグや頭をなでるなどのスキンシップです。

 

スキンシップは脳内の安心ホルモン(オキシトシン)を分泌させ、扁桃体の過剰な働きをやわらげます。

 

たとえば、

朝起きたらギュッと抱きしめる。
寝る前に背中をトントンする。

 

うちの子は背中をかいてもらうのが好きでした。

 

お子さんが心地いいスキンシップを探してみてくださいね。

 

ハグなどが苦手なお子さんの場合は、ハイタッチや「はい、どうぞ」と手を触れながら物を渡すだけでもOKです。

 

ほんの数秒でも、肌と肌が触れる時間は“心の充電”になります

 

初日の流れを確認しておく

 

前日や初日の朝にバタバタ「今日は何があるんだっけ?」となると、それだけで学校に行くハードルが上がります。

 

先が見えないと脳は「危険かも」と反応してしまうのです。

 

そこで、事前に初日の学校の予定を確認し、「1時間目に宿題を集めるみたいだね」「4時間授業だよ」と具体的に話しておくと安心です。

 

さらに、長い夏休み明けは、学校に行く日の朝の動きを忘れているママやお子さんも多いはず。

 

「◯時に起きる→朝ごはん→着替え→歯磨き→出発」という流れを前日に実際やってみると、当日の混乱が減ります。



そして、その動きができると子どもの安心感や自信にもつながります



我が家でもこれを長期休み明けの前日に取り入れてから、私も息子も安心して初日を迎えられるようになりました

 

 

夏休み明けの、お子さんの「学校行きたくない」に不安を募らせているママもいるかもしれません。

 

不安が強い子の不安をゼロにすることはできなくても、

 

  • 不安を受け止める

  • スキンシップで安心を満たす

  • 初日の流れを一緒に確認する

 

この3つを心がけるだけで、子どもの気持ちを楽にすることができます

 

夏休み明けは、ママも子どもも少しずつ“通常モード”に戻る時期です。

 

安心できる時間を大切にしながら、親子でゆっくりと新学期を迎えていきましょう。

 

 

 

 

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<執筆者>

発達科学コミュニケーション アンバサダー

仲村まな

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