突然の入院手術…不安が強い子にどう伝えたらいい?
子育てをしていると、ときどき「避けられない非日常の挑戦」に直面することもありますよね。
そんな時どうすれば繊細な子が乗り越えられるのか、困ってしまうことも多いのではないでしょうか。
うちの娘は繊細な気質があり、不安が強い子です。
そんな娘が幼稚園年中の頃、歯医者でとったレントゲンで過剰歯が見つかり、永久歯の生え方に影響がありそうということで、抜歯する事になりました。
そして娘の過剰歯は歯茎の中に隠れていること、まだ年齢が5歳ということもあり、2泊3日の入院をして全身麻酔での手術に決まりました。
娘に初めて入院することを告げると、
「怖い!手術なんて嫌だ!」
「どうしても手術しないといけないの?」
泣きわめいて嫌がる娘に、手術をしないといけない理由を何度も話しましたが理解してもらえませんでした。
そしてどんどん不安が強くなるばかり…
どんな言葉をかけるのが正解なのかわからず困ってしまいました。
そもそもなぜ繊細な子は、こんなにも不安が強くなるのでしょうか?
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繊細な子はなぜ不安が強いの?
繊細な子は見通しが立たないと、不安が強くなる特徴があります。
実際に娘に何度もされた質問はこちらです。
・どんな部屋に泊まるのか
・手術はどうやってするのか
・部屋にトイレはあるのか
・歯を取り出すにはナイフを使うのか
・どうやって麻酔をするのか
どんな流れで入院と手術が行われるのか見通しを立てて、安心するために知りたいのです。
そして不安が強い子は視覚が得意な子が多く、聴覚が苦手な子が多い傾向があります。
「耳から聞いた情報は記憶に残りにくい」のです。
何度も質問をしても聞いた答えが脳に残っていないので、不安を解消して安心したいために、同じ質問を何度もしてしまいます。
どんな声掛けで不安が強い子を安心させればいいのか、2つポイントがあるのでお教えします。
不安を和らげるためにできる2つの工夫
聴覚が苦手な娘は、言葉で説明するよりも、目で見せると理解してくれるので、説明する時に少し工夫しました。
娘と一緒に病院のホームページを見ながら、
「この部屋に泊まるんだよ。ホテルみたいだね」
「個室だからお母さんと一緒だね。何して遊ぼうか」
と話しかけるようにしました。
そしてもう1つの声掛けは、手術が終わってからの楽しみを考える声掛けです。
乗り越えた先でどんなことが待っているのか、未来に希望を持てるようにお母さんが声掛けで導いてあげるのです。
「手術のことを話したら、友達に『すごい!』って言われるんじゃない?」
「手術が終わったら、旅行にすっきりとした気分で行けるね」
お母さんが明るい未来を話すことで、不安が強い子も“挑戦してもいいかも”という気持ちが起きてきます。
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乗り越えた経験が自信のタネになる
このような対応を続けた結果、手術を怖がってはいましたが、娘の気持ちは少し落ち着いてきました。
そして手術は無事に成功し、予定通り退院できました。
初めての入院と手術を乗り越えた娘は、大きな成功体験を積む事ができ、とても成長したように感じます。
手術後に別のことで自信を無くす事があったときは、
「あの時、全身麻酔の手術が出来たんだよ!すごいことだよ!」
と言ってあげると新しいチャレンジをする意欲が出てくるようです。
入院手術が決まった時は、どうなる事かと私自身も不安でしたが、視覚で伝える工夫と未来に向けた声掛けで、乗り越えることができました。
いかかでしたか?
不安が強い子に非日常の挑戦をさせる時、ぜひこの2つの工夫を試してみてくださいね。
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<執筆者>
発達科学コミュニケーションアンバサダー
川澄みさ