母子登校中。周りの子と比べて「うちだけ…」と悩んでいた日々。
朝の登校時間。
子どもと一緒に歩いていると、お友達からのひと言。
「なんでお母さんと一緒なの?」
その言葉が胸に刺さり、笑顔で流しながらも心の中はざわざわ…。
同じような経験、ありませんか?
私の息子は不安が強く、小学校に入学してからずっと母子登校。
ひとりで登校することができず、毎朝私と一緒に学校まで歩いていました。
1学期の間は、お母さんと一緒に登校する子も見られたので、そこまで気にしていなかったのですが、夏休みが明けると朝の様子が一変。
ひとりで登校する子が増え、私は周りの目が気になるようになりました。
「みんなひとりで行ってるのに」
「どうして息子はひとりで行けないんだろう…」
そんな中、お友達から言われたひと言に、 私の心はさらに揺れてしまいました。
「母子登校が原因でからかわれたり、いじめられたりしないかな」
そんな不安もどんどん膨らんでいきました。
気づけば私は、登校時間をずらしてその子に会わないようにするなど、後ろ向きなことばかり考えるように。
ですが、そんな自分に「このままではダメだ!」と思ったのです。
そこで母子登校を前向きにとらえ、息子との大切な時間として活用することにしました。
この記事では、私が実際に試した関わり方や、考え方を切り替えるためのヒントをお伝えします。
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母子分離不安とは?息子がひとりで学校に行けない理由
どうして私の息子はひとりで学校に行けなかったのでしょうか?
それは「母子分離不安」だったからなのです。
当時、ひとりで学校に行けない息子に悩んだ私は、毎日ネット検索に明け暮れていました。
そこで初めて知ったのが「母子分離不安」という言葉でした。
その説明を読んだ瞬間、「これはまさに息子のことだ!」と思いました。
「母子分離不安」とは、親から離れることに強い不安を感じる状態をいいます。
わたしたち大人の目線では「1年生になったんだから、ひとりで行けるでしょ」と思いがちです。
ですが、強制的にひとりで行かせようとすると、かえって不安が強くなり、悪化してしまうこともあるため注意が必要です。
私自身も、周囲の目やお友達のひと言に焦り、
「大丈夫!ひとりで行けるよ!」
と無理に息子を送り出してしまったことがありました。
その日、息子は泣きながら登校したそうです。
そして翌日からは「ママが一緒じゃなきゃ行けない」と言うようになり、長い母子登校の日々が始まりました。
母子分離不安は決して甘えや怠けではありません。
ただ脳が強い不安を感じていて、「自分で動こう」という指令を出せないだけなのです。
不安が大きくなる一番の要因は「自信のなさ」です。
大切なのは、
- 子どもに「自信をつけること」
- ママ自身が「考え方を少し変えてみること」
子どもに自信をつけるために、どうしてママの考え方を変えることが大切なのか?
それは、ママの焦りや不安は、子どもにも伝わってしまうからです。
ママが「大丈夫、焦らなくていい!」とどーんと構えることができると、子どもにもその安心感が伝わります。
逆に、ママが「早くひとりで行けるようになってほしい」「どうしてうちの子だけ…」と焦っていると、その不安な空気を子どもは敏感に感じ取ってしまい、「自分はダメなのかな…」とますます自信をなくしてしまいます。
次では、息子の不安をやわらげ、自信をつけるために私が実際に行った関わり方をご紹介します。
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母子登校を楽しむ!ママの思考の転換
母子登校が続くと、「また今日も一緒に行くのか…」と気持ちが重くなることもありますよね。
ですが、少し考え方を変えるだけで、母子登校が「特別な時間」になります。
「貴重な時間」ととらえる
仕事や家事で慌ただしい毎日。
夕方帰ってから寝るまでの間、子どもとゆっくり会話する時間はなかなか取れないですよね。
だからこそ母子登校の時間は、親子でじっくり話せる貴重なひとときになります。
「一緒に歩ける時間があるのも今だけ」と思うと、少し気持ちがやわらぎますよ。
登校時間を楽しむ
登校中の道のりを、ゲームや会話で楽しい時間に変えてみましょう。
・クイズ
・早口言葉チャレンジ
・しりとり
など、私と息子も歩きながらできる遊びをしていました。
朝はいつも無口で緊張していた息子も、ゲームをするうちに笑顔が増え、不安がやわらいでいきました。
「なんでお母さんと一緒なの?」と言っていたお友達も、やがて「今日も問題出してー!」と一緒に参加するように。
周囲を巻き込んで登校時間を楽しむことで、私の気持ちも軽くなりました。
小さなチャレンジで自信をつける
スモールステップで、ひとりで行ける距離を伸ばしてみましょう。
- 学校でバイバイ
- 学校の門まで
- 門が見える角まで
子どもが「今日はここまで頑張れた!」と成功体験を積むたびに、自信が育っていきます。
ママにとっても「昨日より一歩前進できた」と感じられれば、朝の時間を前向きにとらえることができるようになります。
母子登校中に「なんでお母さんと一緒なの?」と言われると、つい焦ったり引け目を感じたりするかもしれません。
ですが、母子登校は「子どもに安心を届けている時間」であり、決して後ろ向きなことではありません!
焦らず、子どもの自信を育てていけば、きっとひとりで行けるようになります。
実際、私の息子も2年生の3学期、突然「ひとりで行ける気がする」 と言い出しました。
そして次の日、本当に「いってきまーす」と家からひとりで登校したのです。
母子登校の終わりは、ある日突然やってきます。
今ではむしろ、「たまには一緒に行きたいな〜」と思うことさえあります。
母子登校を「大変な毎朝」ではなく、
「今しかない親子の特別な時間」と、とらえ直すことでママの心はぐっと軽くなります。
母子登校、毎日本当にお疲れさまです。 今日からぜひ、お子さんと笑顔で楽しんで歩いてみてください。
毎日の積み重ねが、子どもの自信を少しずつ育て、ひとりで登校する力につながっていきますよ!
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<執筆者>
発達科学コミュニケーション アンバサダー
仲村まな