母子分離不安の子が学校行事を嫌いになる理由とママの対応法

楽しいはずの学校行事に行き渋るお子さんにお悩みではありませんか?小学生が学校行事を嫌いになってしまう背景には母子分離不安の子どもが持つ特性が関係していることも。この記事では、私自身の経験をもとに、ママができるサポート方法をお伝えします。

 

理由がわからない!楽しいはずの遠足を行き渋る小学生の娘

 

新学期を乗り越え、ホッとしたのも束の間。今度は立て続けに行事ラッシュがやってきますね。
母子分離不安の子どもにとっては、ちょっぴりハードな季節かもしれません。

 

そんな中、遠足を前に行き渋る小学生の姿に戸惑っているママもいるのではないでしょうか?

 

大人からすれば「楽しいはず」の遠足。
それなのに「行きたくない」と言われると、どう受け止めたらいいのか悩んでしまいますよね。

 

ですが、そこにはちゃんと理由があるのです。

この記事では、学校の行事が嫌いな小学生と母子分離不安の関係についてお伝えしていきますね。

 

 

小学3年生になった私の娘は母子分離不安があります。

 

小学生になってはじめての遠足がゴールデンウィーク明けの5月にありました。

小学校自体も行き渋ってはいたのですが、遠足のお知らせが出るとますます行き渋るようになりました。

 

「遠足行きたくない!」

というばかりで、何が嫌なのかを聞いてもわからず・・・

 

遠足って楽しいじゃん!

お友達とたくさん遊んでおいでよ

 

と声をかけても、楽しくない!行きたくない!ばかり。

保育園の時はそんなに嫌がる様子はなかったのに、理由がわからず困ってしまいました。

 

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母子分離不安小学生の「学校の行事が嫌い」はなぜ起こる?

 

母子分離不安の子どもが学校の行事を嫌いになってしまうのは、見通しが立たないことに強い不安を感じる脳の特性を持っているからです。

 

遠足のように、いつもと違う場所、違う生活リズムで過ごす1日は、イメージを持つことが難しく、不安がどんどん膨らんでしまいます。

 

ただでさえ、小学校1年生の5月は新生活に慣れるために心も体もストレスでいっぱい

脳がキャパオーバーでいつもと違うことに余計ストレスを感じていたのです。

 

さらに、行事の日は先生たちの指導も普段以上に厳しくなります。


「お話を聞かない子は置いていきます!」


そんな全体への注意を、母子分離不安の子は「自分が置いていかれるかも」と捉えてしまうため、さらに不安が強くなってしまうのです。

 

このような理由から、遠足に対してネガティブなイメージが根付いてしまい、行きたくないと感じてしまっていたのでした。

 

 

では、このように学校の行事が嫌いな母子分離不安の子が遠足に参加するためにはどのように対応したら良いでしょうか。

 

実際に私が娘に行った対応についてご紹介しますね。

 

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遠足を行き渋る母子分離不安の子が一歩を踏みだすママの対応

 

安心感を持たせる

 

娘に安心して遠足に参加してもらうために、私も付き添うことにしました。


そして、一緒にしおりを見て、行き先やスケジュールをひとつひとつ確認していくことで1日の流れをイメージしていきました。


「置いていかれたらどうしよう」という不安には、私が付き添うことで「ママがいれば絶対に大丈夫だ」と思うことができ、解決することができました。

 

正直なところ、遠足に付き添うことに少し迷いもありました。

 

私が小学生の頃は大人が行事に付き添うということはなかったので、

 

・娘だけ親が同伴していることでお友達からズルいと言われてしまわないか心配

・個別に付き添いをすることで学校の先生から過保護な親だと思われたくない

 

という思いがあったのです。

 

ですが、娘の通っている学校では、課外授業や行事の際には学校の先生以外にもPTAの方の付き添いがあったり、保護者のサポートがつくこともあるため、子どもたちにとってはそれほど特別なことではないようでした。

 

先生からも、「本人が楽しく過ごせるならそれが一番です」と言っていただけたことで、私自身の気持ちも楽になり、付き添うことへの抵抗がなくなりました。

 

自分の持っている当たり前を手放すことで子どもの行動力を引き出すことができるのだと実感できる出来事でした。

 

②動き始めの負荷を減らす

 

母子分離不安の子はやりたくないことをやるときに大人の何倍もエネルギーを必要とします。

 

そのため、嫌なことに対してエンジンがかかりにくい状態であり、「何となく遠足に行きたくないな」くらいの気持ちがあるだけで、行事を行き渋るようになってしまうのです。

 

このような状態には、動き始めの脳の負荷を減らしてあげることで、動き出すことができるようになります。

 

娘の場合も、私と一緒に遠足に行くと決めたものの、当日の朝は行き渋っていましたが、「みんなが遠足しているところを見学しにいかない?」と声かけをしたことで動き出すことができました。

 

学校からみんなと行くことは諦めましたが、現地に着く頃には気持ちも変わり、先生やお友達が「こっちだよー」と声をかけてくれたことで、現地に到着してからは一緒に参加することができました。

 

 

母子分離不安がある子にとって、学校行事への参加はとても大きなチャレンジです。

 

だからこそ、苦手でもやってみようと一歩踏み出すためにはママのサポートが大切になってきます。

 

行事に無理に参加させることがゴールではありません。
大切なのは「できた」という小さな成功体験を積み重ねること。

 

私たち親子の経験が、「学校の行事が嫌い」なお子さんのことで今まさに悩んでいるママたちの、小さなヒントになれたら嬉しいです。

 

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<執筆者>

発達科学コミュニケーションアンバサダー

さいとうほのか

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