選び方が間違っていた?母子分離不安の娘との失敗から学んだこと
長い長い夏休み。
いろんな体験をさせてあげたい!という気持ちを抱いているのは、きっとどのご家庭でも同じではないでしょうか。
ところが、そう簡単にはいかないのが母子分離不安っ子たち。
大人の想いとは裏腹に、「行きたくない」と言い出したり、せっかく行っても体験できなかったり・・・
そんな経験はありませんか?
小学3年生になる私の娘は母子分離不安があります。
たくさんの経験をさせてあげたい
色々なものに触れて自分の好きなものを見つけてほしい!
という想いで、小さな頃から休みのたびにイベントを探して申し込み、色々な場所へ連れて行きました。
ところが、実際に行ってみると全然楽しそうにしていない娘。
それどころか、終始ぐずぐずしていて「ママ抱っこ〜」が止まらず、「もう帰りたい…」というばかり。
他の子は楽しそうにしているのに、なんでうちの子だけ…?
「こんなことなら連れてこなければよかった…」
そんなふうに思ったことも、一度や二度ではありません。
「もうどこにも連れて行かない!」と思ったこともありました。
後になって、娘が母子分離不安であることに気づきました。
そしてやっと、イベントの選び方が娘に合っていなかったことに気づいたのです。
それからは、娘の特性に合ったイベントの選び方を意識するように心がけるようになりました。
今回は、たくさんの失敗から学んだ私が不安が強い子でも楽しめる、失敗しない夏休みイベントの選び方についてお伝えしたいと思います!
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母子分離不安の子にピッタリなイベントは?考慮すべき3つのポイント
母子分離不安の子がイベントを楽しめないのは脳の特性が絡んでいます。
1:「疲れやすさ」があることを忘れずに
不安が強い母子分離不安の子は、感覚の過敏さや、初めての場所に対する不安から疲れやすい傾向があります。
せっかく楽しそうなイベントでも、苦手な乗り物での移動や長距離の移動だけで疲れてしまっては、ぐずりやすくなってしまいます。
近場で行き慣れた場所であったり、乗り慣れた交通手段で行ける場所に絞って探してみるのもひとつの手かもしれません。
長距離の移動には慣れていて負担にならないお子さんであれば、やりたい!を優先してチャレンジしてみるのもいいですね!
2:親子で参加できるイベントを選ぼう
母子分離不安の子は動き出すのにとってもエネルギーを必要とします。
そのため、せっかく行けても「やっぱりやりたくない!」となってしまうこともあるかもしれません。
そんな時にも、親子で一緒に体験できるイベントであれば安心です。
大人がやっているものをみることで安心感に繋がり、自分がやる前に見て学ぶこともできます。
一番のポイントは、大人が楽しむ姿を見せること!
なぜなら、ポジティブな感情は子どもにも伝わるからです。
私の娘もいつも最初は不安そうな表情をしていますが、私が楽しんでいるうちに自然と動き出し、いつの間にか笑顔になって楽しんでいますよ。
3:好奇心を行動のきっかけに
お子さんの好奇心をくすぐるイベントはどれなのかを探してみましょう。
なぜなら、子どもの楽しそう!やってみたい!という好奇心は行動を起こすためのエネルギー源になるからです。
普段は動き始めるまでに時間がかかってしまう不安が強い子でも、好きなこととなると動きが早かったりしますよね。
以前の私は、色々なことにチャレンジできる夏休み中に新しいものに触れて興味を持って欲しいという気持ちがあり、今までに経験したことがないものを選んでしまいがちでした。
夏休みは新しいことに挑戦させたい気持ちもあると思いますが、不安の強い子にとっては、「好きを深める」ことのほうが大事です。
イベントの中で好きを探すのではなく、普段の生活の中でどんなことに興味を示しているか観察してみてください。
きっと、好奇心のタネがあちこちに転がっていますよ。
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うちの子にはどれが合う?イベントジャンル別まとめ
夏休みに開催される子ども向けのイベントには、いくつかのジャンルがあります。
ここからは、その主なジャンルについてわかりやすくご紹介しますね。
①本物みたい!お仕事体験イベント
企業や医療機関、ホテル、動物園、水族館、漫画家、など、
子どもたちが憧れる職業に実際に触れてみることができる体験型のイベントです。
実際に制服を着たり、本物そっくりの道具を使って体験することで、まるで自分が本当にその職業になったような気分を味わえます。
遊びながら将来の「なりたい!」を見つけるきっかけにもなるため、夢見る職業がある子にぴったりです!
②作るのが楽しい!工作・ワークショップ系
工作教室や折り紙、クラフト体験など、手を動かして「自分だけの作品」を完成させることができるイベントです。
完成したときの達成感は大きく、持ち帰った作品を見て自信にもつながります。
素材に触れたり、形を工夫したりしながら、想像力もどんどん伸びていきます。
ものづくりが大好きな子におすすめのイベントです!
③大人もびっくり!社会見学イベント
議事堂、飛行場、ダム、工場など、普段はなかなか入ることができない場所を見学できるイベントです。
巨大な建物の中や特別な施設の裏側を間近で見ることができ、「こんなふうに動いているんだ!」という驚きと発見の連続になること間違いなし。
大人でも「行ってみたい!」と思うような場所なので、親子で一緒に楽しめそうですね!
④自由研究に使える!学び系イベント
化学実験やSDGs体験、プログラミング、読書感想文サポートなど、夏休みの自由研究にぴ
ったりな内容のイベントです。
体験を通して学ぶことで、机の上だけではわからなかったことが「楽しい!」に変わります。
自然と学びが深まり、そのまま自由研究や宿題に活かせるので、親も子もラクになりますよ。
⑤“好き”の芽を伸ばす体験型イベント
バレーボールやサッカーなどのスポーツから、お笑い、囲碁・将棋、音楽コンサートといった幅広いジャンルの「やってみたい!」を気軽に体験できるイベントがたくさんあります。
「気にはなっていたけど、なかなか体験する機会がなかった」という子にとって、チャレンジの第一歩になる貴重な機会となりそうです。
いかがでしたか?
こうしてジャンル別に見てみると、本当にたくさんのイベントがありますね。
これらのイベントの中から母子分離不安の子が楽しめるものを探す時は
・疲れやすさを考慮する
・親子で参加できるイベントを選ぶ
・好奇心を行動のきっかけにする
この3つのポイントをぜひ抑えてみてくださいね。
きっと不安が強いお子さんにぴったりのイベントが見つかるハズです。
まだまだ参加できるイベントは全国各地で開催されています。
お出かけを通してたくさんの経験をして親子で夏を楽しみましょう。
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<執筆者>
発達科学コミュニケーションアンバサダー
さいとうほのか