知的ゆっくりな子 「すぐ手が出ちゃう」悲しすぎる理由

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ダウン症児
「すぐ手が出ちゃう」悲しすぎる理由
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昨日のメルマガでは
小2になってから
手が出るようになった息子さんの
対応に悩むMさんが

ご相談に来られた
ところまでお話ししました。

今日はその続き

「息子さんは
なぜ手が出てしまうのでしょう。」

このMさんの問いを
紐解いていったことを
お伝えします。

 

Mさんの息子さんは
小2になってから
学校で友達に手が出ることが増え

学校から連絡を受けるたびに
家族皆で
相手の方に誤りにいく日々でした。

 

Mさんは

「このままでは相手の方に
 悪いのはもちろんですし
 私も限界です。」

と困り果てていた時
私のところに
相談にいらっしゃいました。

 

詳しくお話をお聞きして
わかったのが

 

暴力や暴言は
お友達への攻撃ではなく

自分を守るSOS
だったということでした。

どんなSOSかというと
大きく2つあります。

 

「わかってもらえない」
「自信を失っている」
という2つのSOSです

 

 

理由1: わかってもらえない

知的障害を持つ子どもは、
自分の感情や欲求を
うまく表現するのが
難しいことが多いです。

 

言葉でうまく伝えられないために、
周囲の人に自分の気持ちや考えを
理解してもらえない
と感じることが多いです。

 

ただ、
Mさんの息子さんは
人の言っていることは
理解できています。

(ダウン症のお子さんは
 人の言っていることは
 理解できていることが多いです)

 

できることをできないと
判断されたり

できないことを
やってみてと要求されたり

誤解されたり

そんなミスコミュニケーションが
続くと

 

ストレスがたまり
手が出るという形で
表現されることが増えます。

 

自分の想いや困っていること
をうまく伝えられず、

 

Mさんの息子さんは
わかってもらえない
という感覚から
攻撃的な行動を
とってしまっていました。

 

 

理由2: 自信を失っている

知的障害を持つ子どもは、
他の子どもと比べて
学習や日常生活のスキルにおいて
遅れを感じることが多いです。

 

この遅れや失敗体験が
重なることで、
自信を失ってしまうことがあります。

 

自信を失った子どもは、
自己肯定感が低下し、
その結果として
手が出る行動をとることが
増えることがあります。

 

自分の苦手なことに
取り組む際に失敗を繰り返し、
自信を失っていた可能性があります。

 

先生方のサポートを受けていても、
自分の力で成功を
収められない経験が続くと、

 

自信を失い
攻撃的な行動に
走ってしまうことがあります。

 

つまり
友達への攻撃ではなく
自分を守るために
攻撃的になっていったのです!

悲しすぎます。

だけど
手を出してしまったら
その子が悪い!と判断されます。

じゃあどうすればいいの?

・言葉が伸びるのを待つ?

・厳しく叱って
 やってはいけないとわからせる?

私は
全く違う方法を
Mさんに提案しました。

続きは
次回の記事で^^

 

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