文字を読むのが苦手な小学2年生男子
わが家には、全く読めないわけではないのに、読むことに苦手を感じている小学校2年生の男の子がいます。
こんなお悩みありませんか?
・読み聞かせは好きなのに、自分で読もうとしない
・読むのが遅くて宿題に時間がかかる
・勝手に語尾を変えて読む
・読むのに集中しすぎて、内容を理解できていない
小学校で出る音読の宿題が嫌いで、いつも後回しにしていました。

また、絵本を手にとることはありましたが、パラパラめくっておしまいにしたり、読み聞かせをしてみても途中で本をめくってしまうことが多かったのです。
この先、文字が読めないと困るのではないか、文字を読むのが苦手な次男にどうしたら本を好きになってもらえるか考えていました
「勉強しなさい!」
と言わなくても
学習習慣が驚くほど育つ!
↓↓↓

なぜ文章や文字を読むのが苦手なの?
全く読めないわけではないのに、なぜ文字を読むことが苦手になってしまうのでしょうか?
それは、本人の努力不足ではなく、脳の特性が関係しているのです。
読むことに苦手を感じている読字障害
読字障害(ディスレクシア)は、学習障害の一つで、「読むこと」に苦手さが出るタイプです。
・一文字ずつ追っているうちに、何を読んでいたのか忘れてしまう
・「ぬ」と「め」や「わ」と「れ」など、形が似ているものが見分けにくい
・文字がにじんだり、ぼやけたり、鏡文字に見える
・読もうとすると目や頭がすぐ疲れる
など、こんな困りごとがあります。
また全く読めないわけではない子は、「グレーゾーン」と呼ばれ、できる時とできない時があります。
わざとではないのに「できるのにやらない」「わざとじゃないの?」と周りから思われてしまうこともあります。
ワーキングメモリが小さい
皆さんは、ワーキングメモリという言葉を聞いたことがありますか?
ワーキングメモリとは、ただ記憶するだけでなく情報を覚えておきながら考える働きのことをいいます。
本を読むという行為は、簡単なように見えますが
・文字の形を認識して音に変換する
・単語としてとらえる
・意味を理解して、文章にする
などいくつか工程があります。
文字を読んだり、内容を覚えたり、頭の中はフル回転。文字を読んで文章を一生懸命理解しようとしています。
また、パッとみて判断してしまったり、文章から内容を想像するのが苦手です。
あいまいな表現ではわかりにくかったり、書いてあることをそのまま受け取ってしまい、背景を読み取ることができにくいのです。
知っている言葉の数や楽しく読めた経験が少ない
例えば、昔話などでこんな例文があったとします。
「むかし、まずしいくらしのおじいさんとおばあさんがいました」
この中に出てくる言葉は「むかし」「まずしいくらし」「おじいさん」「おばあさん」「いました」になりますが、その中で意味を知らなかったり初めて出会う言葉が多いと、お話を読んでいても内容がわかりにくいですよね。
また、小学校に入り授業が始まると本を読んだり教科書を読む機会が多くなりますよね。
毎日のように宿題として音読が出て、わざとではないのに、読めないと言い直しをさせられる。
これでは、本や文字を読むことも嫌いになってしまいます。

文字を読むのが苦手な子が夢中で読むようになる方法
ここからは、実際にどう対応したらいいのかをお話していきますね。
写真集やイラストが多い物を使う
「文字を読むのが苦手」だから「文字をもっと読ませよう!」「音読をもっとやらせよう!」と思うかもしれませんが、それは逆効果です!まずは、本人の興味がある内容から始めてみてください。
わが家は、図書館に行って次男に本を選んでもらうことから始めました。
本でなくても、お出かけ先にあるマップやおもちゃの取扱説明書でも代用することができますよ。
その時は、虫や動物について知りたかったので図鑑やほとんどイラストでできている本を借りてきていました。
必要な知識や体験を得ることを「インプット」といいますが、文字を読むのが苦手なら写真やイラストでも大丈夫です!写真やイラストを見て「形」や「表情」など情報を取り入れることもできます。
まずは、写真やイラストを見て楽しく本を見るという経験をしてみてくださいね。
内容に興味を示す
先に、本に「慣れる」という提案をしましたが、慣れてきたらぜひやってほしいことが「内容に興味を示す」ことです。
「バッタって何を食べるって書いてあった?」
「このキャラクターはどこにいる?」
「読んだらママに教えてね」
こんな感じで内容について聞いてみてくださいね。
もし、文字が出てきたけど「読むのがめんどくさい」となってしまったら「読んで聞かせる」ことも内容理解には効果的です。
「書いてあるから読んでみたら?」と突き放すのではなく、読んでもらって「聞く」ことで、新しい言葉に出会えたり子どもの発達を手助けすることができます。
\繰り返し書かせなくていい!/
漢字が書けない子が
スラスラ覚えられる教え方がわかります!
↓↓↓

本の内容を教えてくれた息子
本を見てはパラパラめくったり、パッと見ておしまい!ということが多かった次男ですが、ある時こんな出来事がありました。
おにぎり達がジャンケン列車をして楽しく遊ぶという内容の本を借りてきていました。
借りてきた本を見て「この本おもしろそうだね」「読んだらどんなお話だったか聞かせてね」と伝えていました。
お話を読みおわってから「どんなお話だった?」と聞くと「おにぎりがジャンケンする話」と教えてくれました。
そして「ママ、これ読んでみて」と本を渡してくれたので、一緒に本を読み「このおにぎりどこかな~?」「何味だろう?」「美味しそうだね!」と二人で話しながら本を読むことができました。
その後も、図書館で気になる本を借りてきたり、気に入った本があると「ママ!これ買って!」と本に興味を持ち始め、少しずつ1ページを読む時間も長くなっていきました。
子どもが本を読む時間が親子のコミュニケーションになり、発達を促す時間にもすることができました!

文章を読むのが苦手だから「文字をたくさん読ませよう!」と思ってしまうかもしれませんが、今回のポイントは
・文章を読むのが苦手なら写真やイラストから情報を取り入れる
・楽しく読めた経験
です!
ぜひ、試してみてくださいね。
勉強がわからない!と怒る子の
学習ストレスを
根本的に解消する本をプレゼント!
↓↓↓
執筆者:松田あいり
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
文字を読むのが苦手な子が夢中で読むようになる方法を紹介しています!



