発達障害グレーゾーンのYouTubeをやめられない問題を解決する方法とは? 【勉強会レポート】

 

こんにちは!

セルフラーニング・アカデミー編集部です。

今回はNicotto講座で月2回開催している勉強会の様子をお届けしますね!

 

いろいろな方法を試しているのに、YouTubeをやめられない子どもに悩んでいるママはいませんか?このお話では、切り替えができないわが子に悩んでいたママが声かけや対応を変えただけで、次の行動に移れるようになったお話をご紹介します。
 

YouTubeを見出したらやめられない子に悩んでいませんか?

 

私たちは「自学力をおうちで育てる!」をテーマに、学習障害(LD)グレーゾーンを育てるママたちが集まり脳科学や発達科学、心理学の観点から子どもの発達を継続的に学び、我が子の脳を育てるコミュニケーションを実践しています。

 

今回の勉強会では「YouTubeを見出したらやめられない子がママの声かけや対応を変えただけで、切りかえができるようになった記録」の発表がありました。

 

こんなお悩みありませんか?

 

・「もう終わりにしようね」と言っただけで大泣き、怒る、物にあたる

・タイマーが鳴っても「もうちょっと!」「あと1本だけ!」が止まらない

・気持ちが切り替えられず、その後の行動(宿題・お風呂など)がスムーズに進まない

・無限に続くコンテンツに区切りをつけられない

 

Sさんには、小学校2年生の男の子がいます。一度YouTubeを見出すと中々やめられないことを心配されていました。

 

だらだら見続けてしまう息子さんを何とかしようと、YouTubeを見る時間を決めたり、時間が守れなかったとしても怒らないようにしようと努力されていたSさん。

 

しかし、時間になってもやめられない息子さんをみて「やめると約束したでしょ!」と爆発してしまう日もあると話してくださいました。

 

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やめられないのは脳の特性が関係しているから⁈

 

YouTubeをやめられないお子さんは多いですよね。

 

なぜ、発達障害グレーゾーンの子はYouTubeがやめられないのでしょうか?

 

気持ちや行動のブレーキがききにくい

 

私たちの頭の中には、実行機能という指示を出す「司令塔」の役割をしている部分があります。

 

ここが未熟だと、

 

・やるべきことを始められない

・次に何をすればいいかわからない

・気が散ってすぐ別のことをしてしまう

・1つのことを最後までやりきれない

 

こんな困りごとが起きてしまいます。

 

実行機能が未熟な発達障害グレーゾーンの子どもはやめたい」「やめるべき」と頭ではわかっていても、実際に行動を切り替えるのが苦手なのです。

 

 

 

時間感覚が弱い

 

「あと30分でやめようね」「1時間したら休憩しよう」と声をかけたけど、YouTubeをやめられないという経験をしたことはありませんか?

 

実は、時間という目に見えないものを理解したり、30分がどのぐらいなのかわからないお子さんが多いのです。

 

また、発達障害グレーゾーンの子は今やっていることに集中しやすいので「あと◯分だよ」という先のことを考えるのが苦手です。

 

いずれにしても、脳機能の未熟さにより「わかっているけど、やめられない」状態となってしまっているのです。

 

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YouTubeをやめられない問題の解決法

 

YouTubeをやめられない子に、無理矢理やめさせたり、イライラモードで対応するのではなく、その子にあった方法で対応すれば自分からやめられる子に育てることができます。

 

ここでは、Sさんがやってみて効果があった方法をお伝えしますね。

 

子どもと一緒に楽しむ

 

「息子がYouTubeを見ているときは、私も興味を持って一緒に楽しんでみることを意識しました」と教えてくれたSさん。

 

たとえば、「何の動画見てるの〜?」とか、「どんな事やってる動画〜?」とか、そうすると「ゲゲゲの鬼太郎だよ」とか「これは◯◯っていう名前だよ」とか説明してくれるようになったそうです。

 

また「その動画、面白いね」「ママは今こう思ったよ」「今度その場所行ってみたいね」と声をかけると「うん!行きたい!」と返事を返してくれたそうなんです。

 

最後は「教えてくれてありがとう!」と声をかけることで、「ママに話してよかったな」という体験を作ることを心がけられました。

 

タイマーの活用

 

そもそも、なぜ次の行動に移せないかというと、先ほどお伝えしたブレーキが聞きにくかったり、時間感覚が弱いこともあげられますが、「いつ動けばいいのか」という情報をひろうところでつまずいているお子さんがいます。

 

情報をひろう「インプット」には、耳から情報をいれるのが得意な子と、目から情報をいれるのが得意な子がいます。

 

Sさんの息子さんは、耳から情報をひろうのが得意との事でタイマーを活用されました。

 

YouTubeを1時間見る時には、大体30分前くらいから知らせ始めて、「あと15分だよ〜」「あと10分になりました!」「残り5分ですよ〜」と少しずつカウントダウンしながら、タイマーの音で区切りをつけたそうです。

 

時には「まだ見たい!」とやめられないこともあったそうですが、「じゃあ今見てるのが終わったら消そうか」と声をかけることで「わかった」とYouTubeを消せることが多くなったと教えてくれました。

 

そして、「終わりにする時にいつも心がけていた事は、必ず息子がYouTubeをやめられるまで待つ!という事です」と言われたSさん。「すぐにできる日もあれば、時間がかなりかかる日もありましたが、とにかく消せた時には、拍手・ハイタッチ・ハグなどで、大袈裟に褒めるようにしました」と息子さんに合ったご褒美を用意されました。

 

やめたらママが遊んでくれたり、楽しい事が起こるんだ!という体験を何度も経験して覚えてもらい、次回に繋げていきました。

 

Sさんは、声かけやご褒美を上手に活用して息子さんのYouTubeをやめられない問題を解決しましたが、最後に発達科学コミュニケーションマスタートレーナーの森あやさんからこんな一言がありました。

 

どうしてもYouTubeをやめさせたり、時間になったら切り替えさせたいと思ってしまいますよね。しかし、本当に必要なのは「YouTubeとの付き合い方」なんです。上手に使えば、脳の発達を促すことができるんですよ。

 

今までにない考え方に「なるほど!」とチームのメンバーから驚きの声があがりました!

 

ママがわが子を発達させるための知識のストックをしておくことで、子どもへ「きっかけ」を手渡し、成功体験を作っていくことができます。

 

一人で思いつかないアイディアも、チームのメンバーに聞けばたくさんアイディアをもらうことができます。

 

次回の活動もお楽しみに♪

 

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執筆者:松田あいり

(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

 

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