整理整頓が苦手な発達障害グレーゾーンの子が迷わず物の管理ができるようになる!簡単な方法とは?【勉強会レポート】

 

こんにちは!

セルフラーニング・アカデミー編集部です。

今回はNicotto講座で月2回開催している勉強会の様子をお届けしますね!

 

中学生なのに整理整頓が苦手でできない!どこに何があるのかわからない!そんなお子さんに悩んでいませんか?実は、簡単な方法で物の管理ができるようになりますよ。よかったら参考にしてみてくださいね。
 

整理整頓が苦手な中学生男子

 

私たちは「自学力をおうちで育てる!」をテーマに、学習障害(LD)グレーゾーンを育てるママたちが集まり脳科学や発達科学、心理学の観点から子どもの発達を継続的に学び、我が子の脳を育てるコミュニケーションを実践しています。

 

今回は、整理整頓が苦手な発達障害グレーゾーンの子どもが一目でわかるように工夫して、物の管理ができるようになった記録の発表がありました。

 

小学生の頃はシンプルだった持ち物も、中学生になると教科書やプリントが一気に増え「どこに何があるのかわからない!」こんな状態になっていませんか?

 

他にも、

 

・リュックの中がプリント類や教科書、ノートで溢れている

・使う、使わないの判断ができない

・必要なものがすぐに出てこない、見つからない

・整理整頓をしようとしても「あとでやる」と後回しになってしまう

 

中学1年生のお子さんがいるMさん。

 

聞いてはいたけれども、教科書にノート、副教材、ファイル・・・。予想よりも1教科で使う物が多いと感じたそうです。

 

整理整頓が苦手な息子さんに対して「物の管理ができず、忘れ物やなくし物をしてしまうのではないか」と心配されていました。

 

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整理整頓が苦手な理由とは?

 

発達障害グレーゾーンの子どもは、整理整頓が苦手なことが多いですよね。

 

実は、やる気がないのではなく脳の特性が関係しています。

 

私たちの頭の中にはやることを決めて、計画して、行動にうつす」働きをする司令塔があります。

 

司令塔の他にも、情報を処理する力や今何をしているのか覚えておく力が備わっているのですが、この力が弱いと

 

・机の上を片づけたいけど、何から手をつけたらいいかわからない

・片づけ中に、見つけたマンガを読み始めてしまう

・途中で他の部屋に物を置きに行って、ついでに違うことを始めてしまう

 

こんなお悩みが出てきてしまいます。

 

さらに、中学生になると「自分でやってほしい」と親は思ってしまいますよね。

 

一人でやらせようと思えば思うほどやらなかったり、「やりたくない!」と反発されることはありませんか?

 

整理整頓が苦手な子どもは「視覚的なサポート」「一緒にやる」などの工夫が必要です。

 

次で、詳しい方法をお伝えしますね。

 

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一目でわかる!ファイル活用法

 

整理整頓が苦手な息子さんに「忘れ物やなくし物してしまうのではないか」と心配されていたMさん。

 

息子さんは、目で見える情報を読み取ることが得意なタイプだったため、一目でわかって簡単にできる方法を探されました。

 

そこでたどり着いたのが教科書やファイルが全部入る大きさのファイル(入れ物)に教科ごとにまとめる方法でした。

 

Mさんは、

 

①ファイルでの整理整頓を提案してみる

②実際に入れてみて、見本を見せる

③見えるところに置く

 

こんな順番で取り組まれました。

 

ここで、重要なのが「声のかけ方」と「子どものタイプを見分ける」ことです。

 

ただ、「中学生だからできるでしょ」「やりなさい!」と一人でやらせるのではなく、「教科書がいっぱいあってわからなくなりそうだね。ファイルにまとめたらわかりやすそうだけどやってみる?」と提案するような声かけをしたり、本人の状態をみてどんどんサポートすることをおすすめしますと教えてくださいました。

 

また、整理整頓が苦手な子どものサポートする時に「ひとつずつ分けるとわかりやすいタイプ」と「ひとまとめにするとわかりやすいタイプ」がいるので、わが子がどちらのタイプなのか見極めることが重要です。

 

この方法を試したところ、自分で学校の支度ができるようになったり、違う部屋に運ぶときも、ひとまとまりになっているので持ち運びしやすかったそうです、

 

そして下校時も、必要な教科のファイルをリュックに入れるだけで帰りの準備ができるので、宿題に必要なものを持ち帰ってくることができました!と教えてくださいました。

 

参加したメンバーからは

 

「子どもと話し合って決めているところがいいなと思いました!親が勝手に決めるのではなく、子どもと話し合って決めていきたいと思います。」

「分けるとわかりやすいタイプ、ひとまとめにするとわかりやすいタイプの子どもがいるんですね。わが子はどちらなのかよく観察してみます!」

 

と、声かけが大事だと気づく場面が見られました。

 

最後に、発達科学コミュニケーションマスタートレーナーの森あやさんから

 

「ママが子どもの学習ルートを作ってあげることで、自分なりの仕組みを作っていくことができます。自分のやり方で学習ができるようになることで、自学力を育てることができるんですよ」

 

という言葉に、それぞれのメンバーがわが子への接し方を考えている様子が伺えました。

 

子どもに「できた!」「わかった!」という体験をいかに作ってあげられるか、新しい取り組みを親子で楽しみながら試すことが何より大切であることを改めて感じました!

 

次回の活動もお楽しみに♪

 

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執筆者:松田あいり

(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

 

整理整頓が苦手な子が物の管理ができるようになる方法を多数紹介しています!

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