1.ニュースを見て泣き出してしまう感受性が強い繊細な子
私には毎日「ママ大好き!」と言ってくれる繊細な小2の娘、ぷにちゃん(通称)がいます。
ぷにちゃんは想像力が豊かで感受性が強いので、2歳の頃にはアニメでお別れのシーンを見て涙を流し、3歳の頃には、街に出てきたイノシシが捕獲される瞬間の映像をニュースで観て、かわいそうに思ったようでわんわん泣き出してしまうことがありました。

この記事では、私自身の子育ての経験だけでなく、「繊細な子の心と脳の仕組み」をもとにした考え方から、感受性が強い繊細な子の不安や、その和らげ方についてお伝えします。
この考え方は、私が専門としている、脳科学に基づいて子どもの脳を発達させる子育てメソッド「発達科学コミュニケーション」に基づいています。
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2.繊細な娘が不安になったママの健康診断
春休み、昨年健康診断を受けていなかったことを思い出した私は、娘の隣で電話予約をしました。
前年まで会社で受けていた健康診断では、上部消化管内視鏡検査(以後:胃カメラ)ではなく、上部消化管X線検査(以後:胃のバリウム検査)しか受けられなかったので、胃のバリウム検査が苦手な私は、別日に別の病院で胃カメラを受けていました。
クリニックの胃カメラでは大体、喉の麻酔だけでなく、鎮静剤を使用してほぼ眠った状態で検査を受けられるため、検査中に痛みを感じることはありませんでした。
今回の健診センターでは、バリウムか胃カメラか選択できると知って、健康診断での胃カメラだとどうなるのか気になった私は、
・胃カメラで麻酔をするのか
・喉の麻酔だけなのか
・痛みはどのくらい感じるなのか
など、詳しく聞いていました。

電話を切った後、ぷにちゃんから「ママ、胃カメラって何?ママ手術するの?」と聞かれたので「しまった!ぷにちゃんを不安にさせてしまった…」と、隣で予約をしたことをすぐに後悔しました。
そこで私は、「手術じゃないよ。胃カメラは胃の中に何か悪いものができていないかを見るための大切な検査なんだよ。口の中から小さなカメラを入れて胃の中を見てもらうんだよ」と説明しました。
そのときは「ふーん」とだけ言っていたぷにちゃんですが、数日後、突然「ママの胃カメラって大丈夫なの…?麻酔で亡くなった人がいるって前にニュースで見たことあるよ」と言い出し、涙目になっていました。
ママのことが大好きなぷにちゃんは、喉だけとはいえママがする予定の「麻酔」で事故が起きたことを知り、再び大きな不安に襲われていました。
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3.ママの痛みや危険を想像してしまう繊細な子の脳の仕組み
繊細な子は物事を深く考える傾向があります。
普通、子どもとの会話なら、「胃カメラは胃の検査だよ」と教えてもらえば「そうなんだ」で終わりそうですが、繊細な子の場合、検査の目的は理解できたとしても、
・胃の検査で何をするのか
・その検査はどのくらい時間がかかるのか
・口からカメラを入れて大丈夫なのか
・麻酔は安全なのか
・ママは痛い思いをしないのか
・ママは無事に帰って来られるのか
など色んなことを深く考えるため、不安になってしまうことがあるのです。

さらに繊細な子は他人の感情に敏感になりやすいです。
私がどのくらい痛みを感じるのか電話口で聞いていたため、「ママが痛い思いをする」ことを自分のことのようにイメージし、過剰に反応してしまうのです。
4.繊細な子の不安は見通しを立てると和らぐ
ぷにちゃんの不安を取り除くには、「胃カメラ」がどんなものなのか見通しを立ててあげることにしました。
一方で、視覚から受け取る情報は情報源の8割を占めると言われています。感受性が強いぷにちゃんに、胃カメラの画像を見せることは逆に不安を煽ってしまうだろうと思いました。
そこで、口頭で、
・病気が無いかを確認するために大人にとっては必要な検査であること
・ママは今まで何度も受けたことがある検査だから大丈夫
・痛みを抑えるために喉に麻酔をするだけだから大丈夫
・ママは意識がある状態で検査を受けるから大丈夫
・ぷにちゃんが学校に行っている間に終わる検査だから大丈夫
・ママは生きて帰ってくるから大丈夫
と不安にならないように、できるだけ細かく説明しました。

実際、胃カメラだけではなく、マンモグラフィも苦痛ですし、健康診断は毎回憂鬱に思ってしまう私です。
そしてぷにちゃんが見たのは歯科麻酔での事故だったようですが、どんなに軽微な麻酔でも、検査でも、トラブルが起こる可能性は否定できません。
しかし、ぷにちゃんが健康診断に対してマイナスなイメージを持たないように、ぷにちゃんの前で私が不安を感じているそぶりを見せないよう心がけました。
5.ネガティブなイメージから切り替えられたママの笑顔
検査当日の朝、健診センターに行く途中に小学校があるため、2人で一緒に歩きながら校門まで行きました。
校門に到着すると、再び心配になったぷにちゃんから「やっぱり心配だなぁ。ついて行きたいなぁ…」と言われましたが、「ママは頑張って検査を受けて元気に帰ってくるから、ぷにちゃんは学校楽しんできて!」と笑顔で伝えると、ぷにちゃんも気持ちを切り替え「わかった!ママも頑張って!」と無事にバイバイできました。
私は何としてでも無事に戻ってこなければ!と強い覚悟で健康診断に向かいました。
帰宅後、無事に健康診断から戻ってきていた私を見てようやく心から安心できたぷにちゃん。

実際には、麻酔無しの胃カメラは何度もむせてしまい、涙が出るほど苦痛でしたが、ぷにちゃんには「胃カメラ大丈夫だったよ!胃の中もキレイだって言われたよ!」と伝えました。
「ママが健康診断から無事に帰ってきた」という事実は、ぷにちゃんの中で成功体験として記憶され、健康診断に対してのネガティブなイメージは消えたので、来年以降は不安にならずに送り出してくれるでしょう。
今回のことで、大好きなママの不安そうな一言や、会話は、大人が思っている以上に繊細な子にダメージを与えることを痛感しました。
見通しを立てて、成功体験として終わらせることも大事ですが、不必要に不安を与えないように、子どもの前でそういう話を避ける工夫も必要ですね。
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執筆者:神名 美緒(かみな みお)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)




