不登校で朝起きられない理由は?繊細な子の「おはよう!」が毎朝聞けるようになったママの3つの習慣

監修: むらかみりりか
発達科学コミュニケーション マスタートレーナー

不登校になると生活のリズムが乱れてしまい、朝起きられないお子さんに困っていませんか。朝が苦手だったわが家の小4の繊細な娘が自分から起きられるようになり、「おはよう!」が毎朝聞けるようになった3つの朝の習慣をご紹介します。

1.不登校になってから朝起きられない繊細な子

 

わが家の繊細な娘、当時小3の花(通称)は、

 

「音楽の先生がこわい、教室の雰囲気がいやだ」

 

と言って登校をしぶるようになりました。

 

共働きだったわが家は、何とか娘を学校へ行かせなきゃという思いで、娘が寝ている部屋のカーテンを開けて「朝だよー」と声をかけ続けて何とか起きて学校へ行く日々。

 

しかし、それも長続きせず朝起きられなくなっていき、小4の新学期3日目からぷつりと切れた糸のように学校へ行くことができなくなりました。

 

「まさかわが子が不登校になるなんて…あんなに学校楽しいと言っていたのに…」

 

と信じられない気持ちでいっぱいになりました。

 

 

今までは朝になれば自分からスッと起きて身支度を済ませていましたが、徐々に生活が乱れ始めていきました。

 

どうして、1年生からずっと同じ音楽の先生のことを急に「こわい」と言いだしたのだろう?

 

大好きだった学校の「教室の雰囲気がいやだ」と言いだしたのだろう?

 

理解できないまま、私は花に「音楽だけ欠席する?」「行ったら楽しいよ」としか言えませんでした。

 

どんどん無気力になっていく花にどう声をかけたらいいのか…途方に暮れる日々。

 

ある日、ママ友に相談すると、花は「繊細な子、ではないのかな?」と話してくれたのをきっかけに、「繊細な子」って?「どう対応したらいいの?」と私は毎日ネットで検索する日々が始まりました。 

 

そんな中、子どもとの関わり方を模索する中で出会ったのが、脳科学・心理学・教育学をベースにした発達科学コミュニケーションの学びでした。 

 

家庭での関わり方や日常の声かけに目を向けていく視点に触れたことで、娘の「朝が苦手」という状態を少しずつ違う角度から見られるようになり、繊細な子の脳の特性についても学びを深めていきました。

 

 繊細な子がなぜ朝起きられないのか、次の章からお伝えしたいと思います。 

 

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2.朝起きられないのは繊細な子の脳のしくみに理由がある

 

朝起きられないのは、実は脳のしくみが関係しています。

 

繊細な子の脳は、ネガティブな記憶を強く残しやすい特徴があります。

 

これは、脳の感情を司る部分が敏感に働き、不安や恐怖を繰り返し思い出してしまうということ。

 

以前に学校でつらかったことなどが朝起きるタイミングでふとよみがえってしまい、「朝=こわいもの」と脳が認識しているため、どんなにたっぷり眠っても「起きたい」と思えない状態です。

 

つまり、朝起きることそのものをストレスと感じ、朝を迎える心の準備ができていないということなのです。

 

 

大人もストレスがたまると本当に体が重くなったり、布団から出ることが辛く感じたりしますよね。

 

大切なのは、「朝=こわいもの」から、「朝=楽しい・安心できるもの」へとポジティブに上書きをして脳が受ける印象を変えていくことです。

 

次の章からは、実際にわが家で実践した3つの朝の習慣をご紹介します。

 

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3.起きるのが楽しみになる朝の習慣


繊細な子が朝に対してポジティブになれるようにするには、「小さな嬉しいこと」を積み重ねてあげることが大切です。

 

①ママの笑顔とやさしい声で明るい朝にする

 

朝一番のママの笑顔とやさしい声は、子どもにとって「安心のお守り」です。

 

「おはよう~」


「今日お天気いいね」

 

そんなやさしい言葉をかけるだけで子どもの心はじんわり温まり、朝が少しだけ「怖くないもの」に変わっていきます。

 

私は「朝だよー」と言って娘を何とか起こそうとしていましたが、こちらを見ようともせず全く起きる気配がありませんでした。

 

笑顔とやさしい声かけに変えただけで、目をあけてこちらを見るようになり、「おはよう~」と言って少し会話もするようになりました


大事なのは、急かさないことと、子どものペースに合わせることです。

 

②子どもの好きな朝食を用意して朝の気分をあげる

 

子どもが好きなメニューを「特別朝ごはん」として用意してみてください。

 

「今日は花ちゃんの好きなフレンチトーストだよ」


「フルーツいっぱいのスペシャルスムージーつくったよ」


「昨日リクエストしてくれた苺ヨーグルトあるよ」

 

朝ごはんを「楽しみ」にすることで、脳に「起きたらいいことがある」とポジティブに上書きをして脳が受ける印象を変えていくことができます。

 

花はスムージーが大好きなのでとても喜んでくれました。

 

朝ごはんが喉を通らないときもこれだけは唯一食べられたのです。

 

たとえ食べる量が少なくてもOK!

 

いつもと違う朝ごはんで子どもの気分を上げることが大事です。

 

 

③朝からゲームOK!子どもの好きなことで脳を覚醒させる

 

「朝からゲームなんて!」と感じるかもしれませんが、朝が苦手な娘にとっては「好きなことで脳を起こす」ことはとても効果がありました。

 

例えば、「起きたら20分だけゲームしていいよ」とルールを決めておけば、 「ゲームができるから起きよう」と思えるきっかけになります。

 

脳が「好き」を感じることで、自然と覚醒モードに切り替わっていきます。

 

この3つの朝の習慣で、花は徐々にスッと起きられるようになり、今では私が起こさなくても一人で起きられるようになりました。

 

どれも簡単にできるので是非やってみてくださいね。

 

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執筆者:藤野とも子

(発達科学コミュニケーション)

監修: むらかみりりか
(『HSC繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』著者)

準拠理論:
本記事は発達科学コミュニケーションに基づき執筆されています


この記事を書いた人
藤野とも子

発達科学コミュニケーション トレーナー

娘が小4の時、「学校だいすき!」だったはずなのに
ある日の「先生が怖い」からはじまり、「できない」「やりたくない」と
ネガティブな言葉ばかりを口にするようになり不登校を繰り返すようになりました。
私はただ「大丈夫だよ」「できるよ」と励ますことしかできず
この子の力をどう育ててあげたらいいのかわからなかったのです。

発達科学コミュニケーションと出会い
娘がネガティブな感情になっていたのは、脳のストレス反応だったと知り
そこから私は「励ます関わり」ではなく、心と脳を強くする親子の関わりへ変えていきました。

すると娘は少しずつ、「これやってみたい!」と外の世界へ一歩踏み出してイキイキとした娘の姿を見られるようになったのです。

わが子のネガティブな言葉に巻き込まれてしまう、もう疲れた…と悩んでいるママへ。子どもが「できない」ではなく「やってみたい」と思える心と脳を育てる関わり方のヒントをお伝えしています。

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