休み明けの「学校行きたくない」はママの対応で予防ができる!

子どもが休み明け「学校行きたくない」と言うのが予想できるなら、言い出してから対処するのではなく、事前に言わないように予防してみませんか?不安を取り除くようなママの関わりがあると子どもは元気に学校に行けます。今回はその対応についてお伝えします。
 

1.学校前夜に襲う「行きたくない…」の気持ち

 
学校があると思うと「行きたくないなぁ」とつぶやいてしまう繊細なお子さんはいませんか?
 
平日の夜に毎晩のように「明日も学校かぁ…」「勉強なんてきらい!」
 
日曜日の晩に「明日もまた学校かぁ…」「1週間がまたはじまる…」
 
長期の休みが明ける直前になると「もっと休みが欲しい…」「ぜったい学校行きたくない!」「学校なんてきらい!」
 
 
とにかく学校に対して憂うつな気持ちが全開で、行きたくない!イヤだ!を連発されると聞いているママもつらい気持ちになりますよね。
 
ママ的にはそこまで毛嫌いする?どうしてそう思うの?と不思議に思うこともあるのではないでしょうか?
 
実は子どもの「学校行きたくない」の思考の裏には脳の特性が関係しているのです。
 
 

2.学校拒否はネガティブ記憶が関係する

 
わが家の繊細な息子も1年前は毎晩「学校に行きません」と宣言をしていました。
 
これには繊細な子どもの記憶脳の特性が関係しています。
 
「あの時お友だちがあんなこと言って嫌だったなぁ…」
 
こんなネガティブな記憶をよーく覚えている脳の特性を持っているので、繊細な子どもの頭の中はネガティブに支配されていきます。
 
学校+嫌な気持ち
お友だち+嫌な気持ち
給食+嫌な気持ち
 
こんな風にネガティブな感情がセットで記憶されてしまうと園のこと、学校のことを考えただけで「行きたくない」「いやだ!」と拒否反応を示すようになるのです。
 
 
ネガティブ思考は、見方、捉え方がとにかく悲観的に偏ってしまうので、極端な思考に陥りやすくなります。
 
「皆んなぼくのこと嫌い」
「学校なんて良いことない」
「今日何も楽しいことなんてなかった」
「ぼくなんて一つも良いところない」
 
こんな風に良い面もあったはずなのにネガティブな記憶と不安スイッチにより悪い面しか見えないようになってしまいます。
 
こんな状態で子どもが「学校に行きたくない…」とネガティブ発言をした時に
 
「そうだよねぇ、わかるよ」
 
と共感だけをしてしまうと、逆に繊細な子どもにはネガティブな思考が強化され、どんどんネガティブな感情が脳内で増していってしまいます。
 
なので共感は逆効果!
 
繊細な子どもの「行きたくない!」の気持ちには、その場その場の対処療法よりも予防の対応をすることが大事なのです。
 

3.「学校行きたくない」を未然に防ぐポイント3つ

 
ママ達は子どもが「学校に行きたくない」と言い出すタイミングがだいたい分かっているのではないでしょうか?そのタイミングになる前に、予防策として次の3つのことをおススメします。
 
繊細な子どもはネガティブに偏りやすい記憶を、ポジティブ変換することでネガティブ記憶が薄れていき学校への不安感もなくなっていきます。
 
子どもがひとりでポジティブ変換することはまだ難しいので、ここでママのサポートが必要です。
 
実際に私が予防策として実践している方法をお伝えしますので参考にしてみてくださいね。
 

♦その①ポジティブな記憶を伝える

 
子どもが「行きたくない」と言い出す前に、休み中にして楽しかったことやできたことなど、どんな小さなことでもいいので、ポジティブな記憶で成功体験を味わえるように声をかけます。
 
「お出かけ楽しかったよねぇ。何が一番楽しかった?」
「〇〇ちゃん、準備も、着いてからも、お母さんのことを助けてくれて本当にありがとうね。」
「おばあちゃんに会った時も、〇〇ちゃん優しくしてくれておばあちゃんとっても嬉しかったみたいだよ。」
 
 
こんな風に休み中のポジティブな記憶を伝えたり、どんな小さなことでもいいので成功体験を言葉にして伝えてあげて欲しいのです。たくさんのできたが子どもに伝わると自信になります。
 

♦その②漠然な不安を分解する

 
「行きたくないなぁ」には「そうなんだぁ」と受け止めつつも漠然とした不安を分解してあげましょう。
 
「ちなみに何が〇〇ちゃんを行きたくないなぁって思わせるのかな?」
「〇〇してみるのはどうだろうねぇ?」
 
 
わが子と一緒に作戦会議をして事前に対策できることに関しては一つ一つクリアにしていきます!
 

♦その③楽しそうにしている大人の背中を見せる

 
身近な大人であるお母さんやお父さんが
 
「わたしもお仕事行くのしんどいよ。でも頑張ってるんだよ。」
 
こんなセリフ(もしくはオーラ…)から子どもたちは何を感じるでしょうか?
 
私は「お母さんはね、お仕事大好きなんだ!」とよく仕事の話を息子にしています。
 
 
楽しそうにしている大人の背中を見せるようにしているのです。
 
お母さんが不安な顔をしていたら子どもも不安な顔をするようになります。
 
お母さんがお疲れモードだったら子どももお疲れモードになります。
 
子どもたちは本当に鏡のように私たち親のように成長していきます。
 
「大丈夫だよ」のお母さんの笑顔と小さな成功体験を積み重ねていくことで自信と安心の貯金が貯まり繊細な子どもの心のお守りとなります。ぜひ試してみてくださいね!
 
 
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