小学1年生 男の子パパ
◆癇癪への正しい対応が分からず困っていました
1)個別相談をした頃はどんなお悩みがありましたか?
息子の癇癪への対応に苦心しアレコレと考えていました。癇癪が発生したら、静止することにばかり着目し、一向に改善しない状況にやきもきしていました。
人前でも同様の症状が発生し「他人に迷惑をかけるのではないか?お友達に危害を加えたらどうしよう?」という思いがありました。
自らがマイペースなので、極端に発達の比較をすることはありませんでしたが、無策で育児を継続するのも、親としての責任を果たせてないのではないかとの思いがありました。
◆今できることを見極め 子どもの行動を促していきました
2)ペアレントトレーニングを受けて印象的なことや意識して取り組んだことはありますか?
自分も疲れている時は余裕がなく、イライラしやすかったです。子どもがその場に相応しくない行動を取った時は黙って落ち着くのを待つようにしました。
しかしそれだけでは効果が見られない時もあり、行動を分解し、細かな指示を出してみるとうまくいくことがありました。
息子のコンディションや今できるレベルを知りスモールステップを見極めてあげることが大事だと思います。
また、繰り返し肯定することにより、自発的な行動を促すようにしていきました。
◆ビックリするくらいできることが増えました!
3)ペアレントトレーニングを受けてお子さんはどのように変わりましたか?変化・成長を教えて下さい
素直に話が聞けるようになり、会話が増えました。朝の支度など自ら行動することができるようになり、切り替えも早くなりました。
以前は学校の様子を聞いてもよく「分からない」と答えたがらなかったのですが、今は学校での出来事を詳しく話してくれることが増えました。
その他にも、自分の思いを言葉で伝えられるようになりました。 外出を極端に嫌がっていましたが、見通しを立てる声掛けをしたり、息子の興味がありそうなところを探し提案することで喜んで誘いにのってくれることが増えました。
公園などの揺れる遊具を怖がり避けていたが、自ら進んで挑戦し楽しむ姿も見られるようになりました。
自発的な行動が増え、肯定すると笑ってくれるようにもなりました。
◆我が子だけでなく社会で関わる人にペアトレを実践するようになりました
4)ペアレントトレーニングを受けてお母さん・お父さん自身はどのように変わりましたか?変化・成長を教えて下さい
レクチャーを受けてからたくさんのことを意識して生活するようになりました。
子どもの行動を分解し、行動を肯定する。妻の行動も肯定する(分解はしない)。
自らに生じた否定的な感情は認知し、声に出さず脳内で消去するようにする。
歯磨き後に笑顔の練習をし、鏡の前では姿勢を正す。
話をする時ははじめと最後は肯定の言葉を入れるようにする。
また、私自身が焦ると「待つ姿勢」を保つことができなくなるため、心に余裕を持つように意識しました。
息子に対してだけではなく、笑顔でゆっくりと優しく話すことは社会生活で関わる全ての人に対してするようにしました。
息子も成長しているので、適宜行動の分解を見直し、私たち親の肯定や指示をアップデートするように意識しました。