褒め方間違ってた!繊細な子どもの自己肯定感を高めるカギ

子どもを肯定してもうまくいかず、褒めるって難しい…と思っているママにぜひ知って欲しい!全肯定の眼差しで子どもを見ていますか?もしかしたら間違った肯定の仕方をしているかもしれません。何でも肯定するとはこういうことだよ!をお伝えしていきます。
 

1.肯定の関わりをしていれば子どもの自信は貯まるはずだけど…

 
突然ですが、皆さんのお子さんは褒められると喜びますか?
 
それとも、「はぁ…」という感じで面倒臭そうな…ちゃんと受け取っていないような…そんな表情になっていませんか?
 
繊細な子どもに合った肯定の関わりをしてあげれば自信と安心の貯金が貯まり、自分から行動・挑戦できるようになり本来の力を発揮することができるようになります。
 
しかしお母さんは一生懸命に肯定しているつもりでも、そのやり方がお子さんに合っていなければ、
 
 
あー言ったらこういう。
素直な反応が返ってこない。
自信という意味では変化がない。
行動面は変わっていない。
 
といったように反応が薄く、肯定の効果も薄く感じてしまいます。
 
肯定しているママは、なんでそうなってしまうの?と子どもへの対応が分からなくなってしまいますよね。
 
褒めるのに効果を実感できないのであれば、実は肯定のやり方がマズいのかもしれません…。
 

2.肯定がうまくいかない理由トップ3とは?

 
ここで肯定がうまくいかない理由を3つ紹介します。
 

♦①褒めようとしている

 
すごい!100点!えらい!の「褒め」は評価をする肯定になります。
 
 
繊細な子どもは人の感情や評価に敏感なので、もしかしたら喜ぶ子どももいるかもしれませんが、褒めれば褒めるほど完璧主義、白黒思考が強まり、やるかやらないか!の無気力感にも繋がりやすいのです。
 
結果を評価するような褒め方を続けていては、結果が伴わなかったときに子どもは敗北感を抱え、立ち直れなくなってしまうので注意が必要です。
 

♦②皮肉的な肯定

 
こんなことありませんか?わが子が泣いたり怒ったりしてなんとか落ち着けた時に「落ち着けたね!」と言ったらまた泣いたり怒ったりがはじまる…。
 
Youtube止められなくてやっと止められた時に「Youtubeやめれたね!」と言ったらムッとした顔をする…。
 
 
お子さんにそんな反応があるなら、本人からするとできてなかったことへ注目されている、と皮肉のように聞こえているかもしれません。
 
繊細な子どもたちの感情を扱っている脳の部位は、人の感情にとっても敏感です。
 
言葉は肯定的に聞こえても、できてなかったことに注目している!と捉えられてしまうと肯定にはなりません。
 

♦③実は肯定が足りていない

 
「家でゴロゴロして 肯定するところがないな…」と思うことはありませんか?
 
もしそう思っていたら何か成し遂げたら肯定しよう!と「褒める」に値することだけを肯定しようと考えている証拠です。
 
 
また、子どもと接する時に自分は褒めている!と思っていても、その時にスマホを触りながらだったり、何か他のことをやりながら目を合わせずに会話をしていると、子どもは褒められているとは思いません。
 
結局、肯定不足に陥ってしまいます。
 

3.なんでもないことも肯定する

 
では、どういう肯定の仕方が子どもの自己肯定感にも繋がっていくのでしょうか?
 
それは、評価に値する結果よりももっともっと当たり前のことや本人が頑張った過程自体を肯定してあげることです。
 
例えば、習い事のピアノになかなか自信が持てないお子さんだったら、お母さんは毎日小さな小さなハナマルで肯定を続けます。
 
「イスに座っただけでハナマルだよ」
「譜面を開いただけでもハナマルだよ」
 
と、練習のために行った行動それぞれにハナマルをあげるのです。
 
これは実際に私の生徒さんが行った対応ですが、このお陰で娘さんは先生の前でも弾けるようになり発表会でも弾けるようになりました。
 
 
そして、繊細な子どもに必要なのは褒めではありません。評価でもありません。ありのままの子どもを認めてあげることです。
 
起きてきただけでマル!
ご飯食べてるだけでマル!
ここにいてくれるだけでマル!
 
子どもと目が合っただけで「〇〇ちゃん(笑顔)」と微笑みながら優しく名前を呼びます。
 
これで子どもは安心できて、本来持っている自分の力を発揮できるようになってきます。
 
なんでもないことまで肯定するようになると子どもの心の貯金は貯まり、自己肯定感も上がります。
 
ぜひ、小さなことにハナマルをつけて、ありのままのお子さんを肯定するコミュニケーションをとってみてくださいね。
 
お子さんが少しずつ変わってきますよ!
 
 
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