繊細な子の「ママ見て!」にどう向き合う?疲れない親子コミュニケーションのコツ

 

運動会や発表会が続いた2学期もあと少し。繊細な子の「ママ見て!」が増えていたら心のSOSかも?忙しいママでも簡単に安心チャージできる親子コミュニケーションのコツをお伝えします!
 
 

1.繊細な子の「ママ見て!」はSOSのサイン⁉

 
イベントが続いた2学期、周りの期待に応え続けてきた繊細な子も、疲れが溜まりやすい時期です。
 
 
・最近ダラダラしているな
・怒りっぽくなっているな
・「ママ見て!」「ママ聞いて!」と呼ばれる回数が増えているな
 
 
こんな違和感を感じていたら、今すぐ対応が鉄則です!
 
 
忙しい夕方の「ママ」攻撃にペースを乱され疲れてしまうこともありますが、じつは心と脳からのSOSサインの可能性も。
 
 
 
親子コミュニケーションに変えることが、明日へのエネルギーチャージになるのです。
 
 

2.自分のペースを乱されるママの心情

 
わが家には、小学2年生と年長さんの繊細姉妹がいます。
 
 
特に忙しい夕方に限って「ママ見て!」「ママ聞いて!」が始まるため、私はついながら対応しがちでした。
 
 
しかし、繊細な子はママの表情や声のトーンなどの微妙なニュアンスにも敏感で、「今ちゃんと聞いてなかったからもう1回!」とエンドレスになることも多々ありました。
 
 
次第に、「なんでいつも忙しいときに話しかけてくるんだろう」「さっきまでダラダラしてたのに」と自分のペースが乱されることへの疲れが態度に出てしまい、「ママ怒った?」と言われてしまうこともありました。
 
 
 
せっかくの親子コミュニケーションタイム。
 
 
できればタイミングのズレで険悪ムードになってしまうのは避けたいですよね。
 
 
次の章で、こうした「ママ」攻撃の初動が大事な理由をお伝えします。
 
 
 

3.「ママ見て!」への対応が脳の成長に影響する?!

 
 
「ママが話を聞いてくれる」「ママはいつも見てくれている」と感じることは、繊細な子にとって、心の充電につながります。
 
 
繰り返されることで、自己肯定感や自信が育ち、脳の成長にも大きなプラスとなります。
 
 
また、不安を感じやすい繊細な子にとって、ママという存在はまさに「絶対に安全な基地」。
 
 
そこにしっかりとつながっていることで、外の世界で自信を持って行動できるエネルギーが湧きます。
 
 
けれど、ママも毎日がフル回転!家事、仕事、子どもへのサポート…。次から次へと頭を働かせ、心の余裕がなかなか持てない日もありますよね。
 
 
じつは、わが家ではちょっとした工夫で、イライラせずに穏やかに対応できるようになりました。
 
 
次の章でそのコツをお伝えしますね。
 
 
 
 

4.「ママ見て!」攻撃にも疲れない!親子コミュニケーションのコツ

 
 
ポイントは3つです。
 
 
➀「〇〇ちゃんなーにー?」と目を見て反応する
 
 
家事をしていると、つい目線を合わせずに話を聞いてしまいがちですよね。
 
 
繊細な子にとっては「ママは話を聞いてくれない」とネガティブな印象をインプットしてしまう可能性があります。
 
 
名前を呼んで目を見て返事をすることで、視覚にも敏感な繊細な子にとっては安心感につながります。
 
 
➁「5分だけ」手を止めてきちんと話を聞く
 
 
ママが手を止め、自分のためだけに話を聞いてくれている!この満足感が、安心につながり、疲れた脳もリラックスできます。
 
 
たった5分、ママが手をとめることで心と脳が満足すれば、ママ攻撃も鳴りやむのです。
 
 
➂「ママ見て!」を想定しておく
 
 
ママが困るのは自分のペースを乱されること。
 
 
事前に「ママ」攻撃がくることを想定しておけば、「お!きたきた!」と心の余裕を持って対応することができます。
 
 
せっかちで、予定が変わることに感情が振り回されやすい私にとっては、この3番は最も有効でした!
 
 
どうしてもすぐに対応できないときには、「今〇〇してるから、30秒数えて待ってて~」と、かかる時間を伝えて、数えてもらうのもおすすめです。
 
 
見通しが立たないことが苦手な繊細な子も、「30秒待てば聞いてもらえるんだ」と安心し、落ち着いて待つことができます。
 
 
さらに数を数えることで、その時間もあっという間にすぎて一石二鳥です。
 
 
 
親子のコミュニケーションで大事なのは、その質です。
 
 
「〇〇ちゃんなーにー?」と目を見て反応する
 
 
「5分だけ」手を止めてきちんと話を聞く
 
 
ママ攻撃を想定しておく
 
 
ママが聞いてくれた!分かってくれた!こうした満足感を感じられる親子のコミュニケーションを続けることで、ママの指示をすぐに聞いてくれるようになるなど嬉しい副作用もついてきます。
 
 
ぜひ、ココロが笑顔になれる親子コミュニケーション、試してみてくださいね!
 
 
 
 
 
 
執筆者:ふじい あきな
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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