「歯医者イヤ!」初めてのことが苦手な3歳の繊細な子が笑顔で歯医者デビュー!脳が安心するママの声かけ

「歯医者」と聞くだけで「行きたくない!」と拒否するお子さんを歯医者に連れて行くのは大変ですよね。この記事では、「歯医者イヤ!」と拒否していたわが家の3歳の息子が、脳が安心するママの声かけで、安心して笑顔で歯医者デビューできた方法をご紹介します。

1.「歯医者行かない!」3歳の子が拒否する理由

 

3歳児は乳歯が生え揃い、虫歯のリスクが高まるため、歯医者デビューする子も多いですね。

 

ママや兄弟の歯医者について行ったことはあっても、初めてのことが苦手な3歳の繊細な子にとっては歯医者は未知の世界です。

 

大きな機械の音、口の中を覗かれることへの不安、痛いかもしれないという怖さが重なり、「イヤ!」と拒否してしまうのです。

 

 

2.初めてのことが苦手に感じる脳の仕組み

 

繊細な子どもの脳は、初めての場所、初めての環境、初めてのことなど、先の分からないこと、自分で予測しづらいことに「なにがあるの?どうなるの?」と強い不安を感じます。

 

特に幼児さんは、状況、場面に応じて、理解し、考えて行動することがまだ苦手なので、新しいことや初めてのことだと尚更、どうしたらいいか分からず、「イヤだ!」とネガティブな感情になるのです。

 

そのため、初めてのことが苦手な子には、歯医者さんが「安心できる場所」であることを少しずつ伝える工夫が必要です。

 

次の章では、私が実際に息子(通称:スカイくん)に実践して驚くほどの効果があった秘策をご紹介しますね。

 

 

3. 安心して受診できる!4つの事前準備

 

① 絵本や動画で「歯医者」を身近にする

 

歯医者に行く前に、絵本や動画を使って「どんな場所なのか?」を伝えました。

 

お話の中で親しみを持てると、不安が少なくなります。

 

② 「〇日後に歯医者に行くよ」と伝えて見通したてる

 

突然「今日、歯医者に行くよ!」と伝えると、3歳児はパニックになってしまいます。

 

数日前から「〇日に歯医者に行くよ」と予告し、心の準備をさせました。

 

カレンダーに好きなキャラクターのシールを貼っていくのがおすすめです。

 

歯医者当日には、一番大好きなキャラクターのシールを準備しておくと、その日をとても楽しみにしていました。

 

 

③ おもちゃの歯医者セットでごっこ遊び

 

実際に歯医者で使う器具の代わりに、おもちゃの歯医者セットで遊びながら体験してみました。

 

「〇〇くんこんにちは」「今日はお口の中を見せてもらうね」と実際の歯医者さんになりきり、「お口を開ける」「歯を見せる」という行動を遊びの中で練習すると、本番もスムーズに進みます。

 

④ポジティブな見通しを立てる

 

終わったらアイス食べようね」「ご褒美にガチャガチャしようね」など、歯医者の後のお楽しみを準備してあげました。

 

脳はご褒美が大好きです。終わったら楽しいことが待ってると思うと、「やる!」と行動できるのです。

 

このような事前準備のおかげで、初めてのことが苦手な3歳のスカイくんも、笑顔で当日を向かえることができました。

 

4. 歯医者さんとの連携で成功!当日の対応ポイント

 

当日は、歯科衛生士さんに事前に相談し、ポイントを押さえました。

 

✓何をするのか必ず伝えてほしいこと

✓どんな器具を使うのかを必ず事前にスカイくんに説明してほしいこと

 

歯科衛生士さんは、新しい器具を使う際には、スカイくんが満足するまで手で触らせてくれて痛くないことを確認させてくれたり、ぽっぺたに当てて痛くないことを確認させてくれたりしました。

 

このような工夫のおかげで、スカイくんは終始ニコニコしながら終えることができました。

 

 

初めてのことが苦手な3歳児も、事前準備と適切な声かけをすれば、安心して笑顔で歯医者デビューすることができます。

 

ぜひ試してみてくださいね。

 

執筆者:まるやま あやか

(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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