進級・進学のクラス替えで友達できない…新しい環境が不安な繊細な子どもが友達と笑い合えるようになる3ステップ

監修: むらかみりりか
発達科学コミュニケーション マスタートレーナー

進級・進学でクラス替えをしたら、今までのクラスではおしゃべりだったのに、新しいクラスでは先生や友達とおしゃべりができずモジモジ…そんな繊細なわが子を心配していませんか?新しいクラスで友達の目を見ることもできなかったわが家の4歳の息子が、友達とケラケラ笑い合って過ごせるようになった3つのステップを紹介します。

1.進級・進学でクラス替えをすると友達ができない息子

 

進級・進学でクラス替えをすると、お子さんの様子が変わったと感じることはありませんか?

 

「おうちではおしゃべりなのに、幼稚園(保育園)ではしゃべらない…」

 

「前のクラスの先生やお友達とは楽しそうに話していたのに、新しいクラスでは友達ができない…」

 

私の息子(通称:翼くん)も、進級してクラス替えをすると、自分の殻に閉じこもり、目も合わせることができず、友達ができませんでした。

 

 

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2.新しいクラスで繊細な子どもが友達を作ることが難しい理由

 

繊細な子どもの脳は、漠然とした不安を強く感じやすく、クラス替えで新しいクラスになった時、いつもと違う環境に「どうしたらいいのかわからない…」 と不安を感じやすくなります。

 

大人でも、新しい職場や知らない人がたくさんいる場面では、「何を話そう…」と戸惑うことがありますよね。

 

繊細な子どもにとって、新しいクラスは「何が起こるか分からない場所」なので、ドキドキしたり緊張したりするのです。

 

さらに、繊細な子どもの脳は、自分の気持ちをうまく言葉にすることが苦手です。

 

翼くんも、「話しかけたい気持ちはあるのに、どうしたらいいのかわからない…」と思っているうちに、どんどん話すタイミングを逃してしまっていました。

 

「話したいけど、どうしよう…」

 

そんなことをぐるぐるぐるぐる考えながら、結局何も言えないまま過ぎ去ってしまうことが続いていました。

 

では、どうすれば 「話せるかも!」 という気持ちを育てていけるか、次の章でお伝えしますね。

 

 

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3.友達と話せるようになる!安心感を育てる3ステップ

 

ステップ1:「共通点」を見つける!

 

「何を話せばいいのかわからない…」と思う子は、共通点を見つけることで話しやすくなります!

 

翼くんは、お友達と話したいけど、どう話しかけたらいいかわからない様子でした。

そこで、私は 「〇〇くんのかばんについてるキーホルダー、恐竜だね!〇〇くんも翼くんと一緒で恐竜が好きなんだね!」「〇〇くんの靴、翼くんと同じ靴だね!」と声をかけてみました。

 

すると、翼くんはニコっとしながら「うん!」とうれしそうに反応。

 

翌日、「〇〇くん、ステゴサウルスがすきなんだって~」と笑顔で報告してくれました。

 

好きなものが同じとわかると、親近感がわいて、会話のきっかけになりやすくなります。

 

お子さんが「話したいけど、何を話せばいいのかわからない」ときは、ママが一緒に共通点探しをしてあげると、会話につながりやすくなりますよ。

 

ステップ2:「ミッションゲーム」で楽しく共通点を見つける!

 

ステップ1では、ママが共通点を見つけてあげましたが、次のステップでは お子さんが自分で共通点を探せるようにしていきます!

 

とはいえ、「お友達のことをよく見てごらん?」と言われても、どうすればいいのかわからない子がほとんどですよね。


そこで、「遊び」として取り入れることで、楽しくお友達に興味をもてるようにしました!

 

翼くんと始めたのが、「ミッションゲーム」 です。

 

このゲームでは、「お友達に話しかけること」ではなく、「お友達のことを知ること」 をミッションにします。

 

 ミッションの例
・「隣の席の子のコップを絵を調査」
・「恐竜の絵のタオルを使っているお友達がいるか調査」

 

帰宅後、翼くんは「〇〇くんのコップは、ポケモンだったよ~!〇〇が好きなんだって」と自分からお話ができたことを教えてくれました。

 

お子さんが 「話しかけよう!」と思わなくても、共通点を見つけることで、自然と会話が生まれるようになります。

 

朝、「今日のミッション」を伝えて、クリアできたらシールを貼る!


そうすることで、ゲーム感覚で楽しみながらお友達との共通点を見つけることができます。

 

ステップ3:「できた!」の小さな成功を増やす

 

翼くんが園から帰ってきたとき、「今日、〇〇くんと遊べたよ!」と教えてくれた日がありました。

 

私は「すごいね!」と褒めるのではなく、「お友達と遊べてうれしいね」「遊べたんだね」 と肯定し、「できた!」の成功体験を翼くんの脳に記憶させました。

 

「できた!」という経験が自信となり、「また遊びたい!」という気持ちにつながる のです。

 

 

クラス替えで新しいクラスの友達とうまく話せない繊細な子は、決して珍しいことではありません。

 

「どう話しかけたらいいかわからない…」
「失敗したらどうしよう…」

 

そんな不安を感じている繊細な子どもは、3つのステップで安心して話せるようになりますよ。

 

ぜひ試してみてくださいね。

 

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執筆者:まるやま あやか

発達科学コミュニケーショントレーナー

監修: むらかみりりか
(『HSC繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』著者)

準拠理論:
本記事は発達科学コミュニケーションに基づき執筆されています


この記事を書いた人
まるやまあやか

まるやまあやか(丸山あやか)|発達科学コミュニケーショントレーナー

幼児期の繊細な子・母子分離不安の子育てを専門にしています。

脳科学博士・吉野加容子が開発した「発達科学コミュニケーション」を、繊細な子の心のコンディションと脳の育て方がわかる「ココロファインダー」分析で、わが子の心と脳の育ちに合わせて、ペアレントトレーニングで教えています。

「ママがいい」と離れられない子が、安心して「やってみる!」と挑戦できるように、ママがお家でできる声かけや関わり方を教えています。

むらかみりりか著
『HSC・繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』に登場する「翼くんのママ」です。

愛知県在住。元・高校体育教諭。

年少の頃の息子・翼(通称)は、保育園も、
本人がやりたいと言った習い事も行き渋り、
習い事では1分も参加できず、私のそばにいました。

「習い事させたいのに・・・」
「やりたいって言ったのに、なんで?」

力があると感じているのに、
なんて声をかけたら、
この子の一歩が出るのかわからなかった。

もどかしさと不安を抱え、
「性格だから?繊細な子だから仕方ないの?」
と頭を抱えていました。

息子が年少だった2023年11月に、
発達科学コミュニケーションを学び始めました。
学びを通して、息子の行動を性格だけで捉えず、
不安の背景を理解するようになりました。

見通しを伝え、
小さな「できそう」を作る関わりへ変えていきました。

わが家では、
学び始めて1か月ほどで「ママがいい」がやわらぎ、
3か月頃には「ママ、早く保育園に行こう!」と言うように。

1年間参加できなかった習い事にも挑戦し、
小学1年生になった今は、自分から友達に声をかけて、
毎日楽しく過ごしています。

私自身も「なんて声をかけたらいいの?」「このままで大丈夫かな」と、
不安でいっぱいでした。
今は「今のこの子には、この声かけがいい」と選べるようになり、
「この子なら大丈夫」と信じて見守れるようになりました。

今は私もやりたいことに挑戦し、親子のこれからを楽しみにしています。

「繊細だからしょうがない」と諦めそうになっているママと、
わが子に合った関わり方を一緒に見つけていきたい。

子どもの頃の夢は、困っている人を仲間と助けるアカレンジャーになることでした。
今は「アカレンジャーまるちゃん」として、
「ママがいい」と離れられない繊細な子も、ママ自身も、
それぞれの「やってみたい」に安心して挑戦できる世界をつくりたいと思っています。

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