「行きしぶり」は悪くない!親の価値観が最高の脳を育てる

知らず知らずのうちに昭和の「しつけ」をしていると行きしぶりは悪い!という固定観念で子どもをジャッジしてしまいます。なぜ行きしぶりが起きるのか?なぜ親はダメだと思うのか?その考えがどこからきているのか?考えるきっかけにして欲しいと思います。
 

1.行きしぶりは悪いことじゃない

 
子どもが体調を崩して寝込んでしまったら、元気であってくれればいい、笑顔でいてくれればいい。健康以上に望むことはないなぁと改めて気付きますよね。
 
しかし、親というものは欲深いもので気付けば、
 
ご飯はキレイに食べてほしい
字はキレイに書いてほしい
姿勢を正して座ってほしい
テストで100点とってほしい
他の子ができることができてほしい。
 
あれもこれもできるようになって欲しいと願ってしまいます。
 
しかし、これって子どもにとって本当に必要なことなんでしょうか?
 
国が違えば、時代が違えば、価値観が違えばどうでもいいことってたくさんありませんか?
 
そんなことを考えている私がどうしても伝えたいことが1つあります。
 
今現在、行きしぶりを心配するママたちや2年前までの自分自身に声を大にして伝えたいこと、それは、「行きしぶり」って悪いことじゃないよ!!ということです。
 
 
園にしても学校にしてもみんなが一緒を強要される箱の中で、違和感を感じられる子どもの方がセンスがあると思っています。
 
みんなが一緒?そんなのあり得ないですよね。
 
個性を育てると理想を掲げながらいつまでも平均を保とうとしている社会。
 
集団に適応することが本当にそんなに大事でしょうか?
 
このまま学校に行かせて、
 

いつまで「前へならえ」をするの?

 
いつまで人と違う=「悪いこと」って価値観をかざすの?
 
いつまでそんな時代遅れなことをするの?
 
いつまでそんな教育を子どもたちにするの?
 
そんなことを心配してしまいます。
 

2.親の固定観念、それって正しいですか?

 
行きしぶりをしてしまう子たちは集団生活に違和感を感じられるセンスや感覚を持っています。
 
それは生まれ持ったギフトです!他の子にない感覚は行く行くは武器になるので、そのまま大切にしてあげて欲しいです。
 
ただし集団生活で辛さを感じているのであれば、脳がまだ柔らかくて柔軟なうちに脳の成長を促してあげるのこともまたひとつの方法です。
 
子ども達の「脳と心を強く育ててあげたい」ただそれなんですが、その脳を伸ばすも伸ばさないもお母さん次第だということを発達科学コミュニケーション(以下、発コミュ)に出会い気付きました。
 
発コミュでは「親の固定観念」や当たり前のことを疑います。
 
例えば、
 
・学校には休まずに行って当り前
・子どもは学校が好き
・男の子は泣いたらダメ
・女の子はおしとやかに
・皆と仲良くする
・満遍なく勉強はできた方が良い
・好きなことだけやっていたらダメ
 
この常識って本当に尊重すべきことでしょうか?
 
 
大人だって疲れたとき、ちょっと憂うつなときは有給休暇をとります。 気の合わない人と無理に付き合うことはしません。
 
得意なことや好きなことをやって成功している人もいますし、苦手なことは得意な人にお願いすることもできます。
 
今の親世代は自分が子どものときに受けてきた「しつけ」の影響が大きく、無意識に小さい頃からの思い込みや周りから植え付けられた固定観念の中で生きています。
 
またそれを今、わが子にも強いているという状態です。
 
「〇〇するべき」
「〇〇であらねばならない」
 
そんな思い込みや固定観念が、実は子どもの自信ややる気を奪うことに発コミュを学ぶことで気付くことができました。
 
子育て中に親が捨てた方がいい固定観念がたくさんあります!それができると、子どもはみるみる自分の力を発揮していきます。
 
次で大きな変化・成長のあったTさんの事例をご紹介します。
 

3.自信のない子どもや完璧主義な子どもになってしまう理由

 
私の周りには発コミュを学びながら親子のコミュニケーションをガラリと変えてきたお母さんたちがいます。
 
繊細タイプの子どもの脳と心を強く育てよう!と、今までのガチガチの固定観念を打ち崩し、たった数週間で長年の当たり前が変わった!!そんなTさんの変化・成長をここでご紹介します。
 
Tさんは、自分の言葉がお子さんたちの自信とやる気を奪っていたことに気づき、言葉を変え、お子さんたちの自信とやる気のスイッチをいれてあげられるママになりました!
 
以前Tさんは、小4の息子さんの自信のなさ、苦手に取り組もうとしないこと挑戦しようとしないこと。
 
また、小2の娘さんの完璧主義で、ちゃんとできないと納得できないこと、マイペースすぎて行動力がないことを心配していました。
 
 
2人に共通していたのは自信のなさと、完璧主義でした。
 
自信がない、完璧にできないならやりたくない!となる息子さん。 自信がない、完璧にできるまで泣きながらやる娘さん。
 
そうなる原因は、繊細さもありますがTさんのコミュニケーションにありました。 Tさんはとってもよく気づけるタイプのお母さん。
 
先回りして、できてないところに気づき指示、指摘をたくさんしていました。
 
そんなTさんが発コミュを学び発コミュ対応で子ども達に接していくことで、苦手に拒否反応が強かった息子さんは苦手なことにも挑戦するようになりTさんに自分の気持ちを教えてくれる会話が増えました。
 
完璧主義が強かった娘さんは、完璧主義が和らぎ学校で手をあげて発表するようになったりクラスでリーダーを担当するようになりました。
 
Tさんがちょっとコミュニケーションを変えただけで、子ども達には別人のような変化・成長が見られました。
 
ではTさんが具体的に取り組まれたこととはなんだったのでしょうか?
 

4.褒めるタイミングを変える

 
Tさんが発コミュを学びお子さんへの対応として一番意識したことは、褒めるタイミングを変えたことです。
 
今までは何かができた時に褒めていました。 そのやり方を続けていたことで、子どもが自ら気づき、考え、行動する力が育つ機会を奪ってしまっていました。
 
また、それだけではなく「できる!」と思える自信が育っていませんでした。
 
そして、100%できたら褒められる=「100%できないとダメなんだ!」という思い込みを子どもに与えてしまっていたんです。
 
これは先にも述べた親の固定観念が影響していることになります。
 
何かできないと褒めてはいけない、またはTさん自身が過去に自分の親から褒められていなかったことでこのような対応をとってしまっていました。
 
それに気付いてからは、 やりはじめこそ褒める! 途中経過を褒める! 指示をぐっと我慢!! という対応を徹底しておこなっていきました。
 
 
たとえやり始めが遅くても、「勉強始めたんだね!」
 
たとえまだ3問しか解けていなくても、「もう3問も、解いたんだね!」
 
たとえ字が汚くてもたった1つ綺麗な字があれば、「字がきれいに書けているね!」
 
たとえ、机周りが汚くても、姿勢が悪くてもグッと我慢して、別にそれが今できていなくても特に問題ない!
 
と考え直し、余計な指示出しを一切しないようにしていきました。この徹底した対応のお陰で子ども達の変化成長が起きたのです。
 
お母さんのガチガチの固定観念に気付くことは難しいかもしれませんが、 しかしそれに気付かずに子どもに合わない対応をとっていくと子どもは自信をなくし生きる力が沸くことはありません。
 
発コミュではそんな気付きを得ながら学びを深めていきます。
 
ぜひ皆さんも先ずは自分にどんな固定観念があるのか、それが本当に今必要なものなのか見直してみてくださいね。
 

 

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