知らず知らずのうちに昭和の「しつけ」で、行きしぶりは悪い!という固定観念で子どもをジャッジしてしまいませんか。なぜ行きしぶりが起きるのか?なぜ親の価値観が子どもの最高の脳を育てるのか?お伝えしますね。
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1.行きしぶりは悪いことじゃない
子どもが体調を崩して寝込んでしまったら、「元気であってくれればいい」「笑顔でいてくれればいい」健康以上に望むことはないなぁと、改めて気付きますよね。
しかし、親というものは欲深いもので
気付けば、
ご飯はキレイに食べてほしい
字はキレイに書いてほしい
姿勢を正して座ってほしい
テストで100点とってほしい
他の子ができることができてほしい
あれもこれもできるようになって欲しいと願ってしまいます。
しかし、これって子どもにとって本当に必要なことなんでしょうか?
国が違えば、時代が違えば、価値観が違えば、どうでもいいことってたくさんありませんか?
そんな風に感じている私が、どうしても伝えたいことが1つあります。
今、行きしぶりを心配するママたち、この学びに出会う前の自分自身に、声を大にして伝えたいこと、それは、「行きしぶりって悪いことじゃないよ!!」ということです。

園にしても学校にしても『みんなが一緒』を強要される箱の中で、違和感を感じられる子どもの方が大事なセンサーを持っていると思うからです。
みんなが一緒?本来は、そんなのあり得ないですよね。
個性を育てるという理想を掲げながら、いつまでも『平均』を保とうとしている日本社会。
『集団』に適応することが本当にそんなに大事でしょうか?
このまま学校に行かせて、
いつまで「前へならえ」をするの?
いつまで人と違う=「悪いこと」って価値観をかざすの?
いつまでそんな時代遅れなことをするの?
いつまでそんな教育を子どもたちにするの?
そんなことを心配してしまいます。
2.親の固定観念、それって正しいですか?
行きしぶりをしている子どもたちの脳は、集団生活に違和感を感じられるセンサーを持っています。
それは生まれ持ったギフトです!ひといちばい敏感な感覚は、育てれば武器になるので大切にしてあげて欲しいです。
ただし集団生活がしんどいならば、脳がまだ柔らかくて柔軟なうちに、集団生活で必要な脳の力を伸ばしてあげることもできるのです。
子どもの脳と心を強く育てる。そんな非常識な子育てを、私はお家で脳を育てる発達科学コミュニケーション(以下、発コミュ)に出会い、知りました。
発コミュでは「親の固定観念」から変えていきます。
例えば、
・学校には休まずに行くことが良いこと
・子どもは学校が楽しいはず
・男の子は泣いたらダメ
・女の子はおしとやかに
・皆と仲良くする
・勉強はできた方が良い
・好きなことだけやっていたらダメ
これって本当にそうでしょうか?

大人だって疲れたとき、ちょっと憂うつなときは有給休暇をとります。 気の合わない人と無理に付き合うことはしません。
得意なことや好きなことを究めた人こそ成功していますし、苦手なことは得意な人にお願いすることもできます。
私たち親世代は自分自身が「しつけ」を子どものときから今まで受けてきたので、長年かけて植え付けられた固定観念の中で生きています。
だから無意識に、わが子にも強いてしまうのです。
「〇〇するべき」
「〇〇であらねばならない」
そんな固定観念こそが実は子どもの自信ややる気を奪うことに、発コミュを学ぶことで気付くことができました。
お家で脳を育てるコミュニケーションでは、親が捨てた方がいい固定観念がたくさんあります!捨てるだけで、子どもはみるみる自分の力を発揮していきます。
次で大きな変化・成長のあったTさんの事例をご紹介します。
3.自信のない子どもや完璧主義な子どもになってしまう理由
私の生徒さんたちは、発コミュを学ぶことで親子のコミュニケーションをガラリと変えています。
繊細タイプの子どもの脳と心を強く育てよう!と、今までのガチガチの固定観念を打ち崩し、たった数週間で長年の当たり前が変わった!!そんなTさんの変化・成長をここでご紹介します。
Tさんは、自分の言葉がお子さんたちの自信とやる気を奪っていたことに気づき、言葉を変え、お子さんたちの自信とやる気のスイッチをいれてあげられるママになりました!
以前Tさんは、小4の息子さんの自信のなさ、苦手に取り組もうとしないこと挑戦しようとしないこと。
また、小2の娘さんの完璧主義で、ちゃんとできないと納得できないこと、マイペースすぎて行動力がないことを心配していました。

2人に共通していたのは自信のなさと、完璧主義でした。
自信がない、完璧にできないならやりたくない!となる息子さん。 自信がない、完璧にできるまで泣きながらやる娘さん。
自信のなさと、完璧主義の背景には、生まれ持った繊細さも影響はしていますが、Tさんの関わり方、毎日のコミュニケーションにありました。
Tさんはとってもよく気づけるタイプのお母さんだったのです。
先回りして、できてないところに気づき、指示、注意、指摘をしていました。この先回りこそが、子どもの脳で気づき、考え、行動する力が育つ機会を奪ってしまっていました。
Tさんが発コミュを学び子ども達とのコミュニケーションを変えることで、
苦手に拒否反応が強かった息子さんは苦手なことにも挑戦するようになりTさんに自分の気持ちを教えてくれる会話が増えました。
完璧主義が強かった娘さんは、完璧主義が和らぎ学校で手をあげて発表するようになったりクラスでリーダーを担当するようになりました。
コミュニケーションを変えただけで、子ども達には別人のような変化・成長が見られました。
ではTさんが具体的に取り組まれたこととはなんだったのでしょうか?
4.褒めるタイミングを変える
Tさんが発コミュを学びお子さんへの対応として一番意識したことは、『褒めるタイミングを変えたこと』です。
今までは『何かができた時に褒めてた』のです。 それでは完璧主義や白黒思考になりやすく「できる!」と思える自信が育ちづらいのです。
そして、100%できたら褒められる=「100%できないとダメなんだ!」という価値観を、子どもの脳に与えてしまっていたんです。
これは先にも述べた親の固定観念が影響しているのです。
ちゃんとできたら褒める!100%がすごい!完璧にできたらえらい!という価値観は手放して、
やりはじめこそ肯定する!
途中経過を肯定する!
指示はぐっと我慢!!
という対応を徹底していきました。

たとえやり始めが遅くても、「勉強始めたんだね!」
たとえまだ3問しか解けていなくても、「もう3問も、解いたんだね!」
たとえ字が汚くても書いているならば、「何書いてるのー?」
たとえ、姿勢が悪くても、問題ありません!
ちなみに、私が高校と大学の7年間を過ごしたオーストラリアでは、
字を綺麗に書きなさい。
姿勢を良くしなさい。
ということは一度も言われたことがありません・・!
Tさんは、指示出しをお休みして、子ども達のやろうとしていること、できていることだけに注目していったことで、子ども達の変化成長が起きたのです。
私たちが、自分のガチガチの固定観念に気付くことは難しいかもしれませんが、 固定概念を手放すことで私たちも楽になったり、子ども達が生き生きと挑戦するようになったり、良いこと尽くしです!
まずは、自分にどんな固定観念があるのか?それが本当に今必要なものなのか?考えてみてくださいね。
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執筆者:むらかみりりか
発達科学コミュニケーションマスタートレーナー





