繊細な子の「ママじゃないとダメ」が解決!1人で眠れるようになる脳科学的アプローチとは?

そろそろ1人で寝て欲しいのに、たまにはパパと寝て欲しいのに、「ママじゃないとダメ!」ってことはありませんか?おかげでママの自由時間はゼロ。そんな不安が強い繊細な子が「おやすみ〜」と1人でベッドに行けるようになる脳科学的アプローチをご紹介します。
 

1.「ママじゃないとダメ!」からのチャレンジ

 

わが家の何でも知りたがる博士ちゃん(通称:ミカ)は、生まれてからず〜っとママと一緒じゃないと寝れない子でした。

 

ミカが年長の頃、私が高熱で一緒に寝れない日があり、パパとも寝れるようになってほしいなと思い、チャレンジしてみることに!

 

しかし、「ママじゃないとダメ!」と言い続け、ぜんぜん眠れずパパはギブアップ…

結局、高熱の私の隣で寝ることになりました。

 
 
 
 
 
 

2.不安が強い繊細な子が1人で出来ない理由

 

普段からトイレに行くにも「ママ見てて」何かするときも「ママと一緒に」だったため、まだ1人で出来るようになるタイミングじゃないのかと思い、諦めていました。

 

そんな中、私が「お家で脳を育てる発達科学コミュニケーション」に出会い、繊細な子が不安を強く感じる心と脳のしくみを知りました。

 

繊細な子は、怖いや不安といったネガティブな感情に敏感で、そのとき起きた出来事とその感情がセットで記憶に強く残ります。

 

そのため、同じようなシチュエーションや何かのきっかけでそのネガティブな記憶が蘇ると、不安に襲われて「ママじゃないとダメ!」と行動できなくなるのです。

 

 
 
 
 
 

3.不安を「安心」に変える脳科学的アプローチ

 

不安が強い子には、ママが絶対的な安心基地になってあげることが大切です。

私が実践した、不安でいっぱいの脳に安心を授ける方法をご紹介していきます。

 

①心のお守り=子どもの好きな言葉を授ける

 

お子さんの大好きな言葉を知っていますか?

 

毎日10回でも20回でも大好きな言葉をかけることで、「ママは見てくれている」「何があっても大丈夫」と安心が育っていきます。

 

わが家の場合は、「大好き」「ぎゅ~」「かわいいね」

毎日ママが大好きな気持ちを伝えると、自己肯定感が育ちます。

他人と比べずに、ありのままでいいんだよという安心を授けることができるのです。

 

 
 
 
 
 
 

②ネガティブな感情への共感は逆効果

 

子どもが「怖い」と言ったら、「そうだよね、怖いよね」

「ヤダ!」と言ったら、「いつもと違うもんね」

優しさから共感してしまうと、「ママじゃないとダメ!」という気持ちが倍増してしまいます。

 

大好きなママが与える影響は、誰よりも大きいので「ママも言ってるから、これは怖いものなんだ」と不安を強めてしまい逆効果になってしまうのです。

 
 
 
 
 
 
 

③細かく見通しを設定してあげる

 

「怖い夢を見そう・・」などの漠然とした不安や、いつもと違うことへの戸惑いがある場合、先の見通しを細かく立ててあげると不安が和らぎます。

 

大人が思っている以上に丁寧に見通しを見せてあげるといいですよ。

 

例えが、トイレに行って、ベッドで絵本2冊読んで、隣にはパパが居て、寝れないときはトントンしてくれる、夢を見たときもヨシヨシして助けてくれる、など何をどうするかのイメージが沸くと安心できて「できるかも」と思えるようになります。

 

4.繊細な子が歩んだスモールステップ

 

まずは、「できるかも」と思えるような小さな1歩から始め、1つずつわが子のペースに合わせて進んでいくと、「ママが居なくても大丈夫かも」と少しずつ自信をつけ、1歩踏み出す勇気に繋がりました。

 

今では「今日は、ママとパパどっちにしようかな?」と選ぶ姿もあり、なんと弟と2人でお風呂に入って寝られる日まであります。

 

「ママじゃないとダメ!」という日からすぐに1人で出来るようになるわけではありませんが、繊細な子には”不安を感じやすい脳の個性がある”ことを理解して、関わり方を変えたことで、確実に前へ進んでいく姿が見られました。

 

1歩踏み出す勇気には、ママと繊細な子の”安心の土台”が不可欠です。

無理強いせず、わが子に合わせた階段を1歩ずつ進んでいくと必ず安心と自信が育ち、挑戦する力に繋がりますよ。

 
 
 
 
 

 

 

執筆者:やまさき うみ
発達科学コミュニケーショントレーナー

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