同じ動画を観続けるのは子どものストレスサイン?!繊細な子の脳のエネルギーを回復させるには

毎日のように同じ動画や録画を何度も繰り返し観続けるわが子に、「飽きないの?」と疑問がありませんか?実はそれは、子どものストレスサイン?!この記事では、1つものに執着する繊細な子の脳のしくみと脳のストレスを和らげる方法をご紹介します。
 

1. 1つのものに執着する繊細な子

 

「え、またそれ観てるの?」

「もう何回目?」

「さすがに飽きないのかな・・」

 

毎日のように、同じ動画や録画を何度も繰り返し観る、年中の繊細な娘(通称:ミカ)。

 

ミカはニコニコしながら再生ボタンを押しているけれど、私は内心「観すぎじゃない?」と疑問がありました。

 

なぜなら、以前はそんな様子はなく、色んなものに興味を持ち「これ録画して欲しい」などジャンルを問わず観ていたので、1つのものに執着する姿が初めてだったのです。

 

それで何か困ることは特にないので、見守っていましたが、違和感を感じた私の中のモヤモヤは消えませんでした。

 

 
 
 
 
 

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2.何度も同じ動画を観る子どものストレスサイン

 

ミカが年長になった頃、私はお家で脳を育てる「発達科学コミュニケーション」で繊細な子の脳のしくみを学びました。

 

そこで初めて、ミカの1つのことに執着する行動が”ストレスサイン”だったことに気づいたのです。

 

繊細な子は、日常のちょっとした変化や刺激にとても敏感です。

 

保育園でたくさんの刺激や情報をインプットしている分、そのたくさんの情報を処理できずに家に帰ってきたときには、脳はパンパンの状態で働くエネルギーが残っていません。

 

 

 

 

 

 

そんなエネルギー不足な脳が自然と選ぶのが、働かなくてもいいこと。

 

つまり、

  • 新しい情報を処理しなくていい
  • 見たことのあるものだから安心できる
  • 好きな場面だけを集中して楽しめる

という、同じ動画を観る=脳がラクに使えることなのです。

 
 

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3.脳のストレスを和らげるママの対応

 

では、脳にたまっているストレスを和らげるには、どうすればいいのでしょうか?

 

私が実践して、効果を感じた3つの対応法をご紹介します。

 

① 脳のエネルギーが回復するタイミング

 

子どもの執着している行動に反応する前に、「今、この子はストレスを調整している最中なんだな」と見守ることにしました。

 

同じものを繰り返し観ることは悪いことではないので、他のことに興味が出る、脳のエネルギーが回復するタイミングを待ちましょう。

 

声をかけずに、ママも自分時間が持てるチャンスです!

 

② 脳に言葉が届くタイミング

 

グッと集中して観ているときは、視覚からの情報が優先的に処理されるため、聴覚から入ってくるママの声は届きません。

 

見終わった後に、感想などの話をたくさんしてもらいましょう。

 

「どこが好きだった?」

「なんでそれが面白いと思ったの?」

 

話す=アウトプットすることで、脳にインプットされたたくさんの情報を整理することができます。

 

 
 
 
 
 

③ ママも気持ちをアウトプット

 

「ママ今日こんなことあってね」

そんな風に普段からママのエピソードや気持ちをたくさん話してあげましょう。

 

一見、子どもが興味なさそうにしていても、きちんと話は聞いているので安心してください。

 

ただし動画を観ているときではなく、目と目が合う落ち着いた時間を作ることが大切です。

 

「ママもそうだったんだ」と思えることで、繊細な子の脳に安心が伝わると、私も話したいなとポジティブな感情が生まれて、アウトプットに繋がります。

 

 

 

 

 

 

 

4.自分でできるようになったストレスコントロール

 

現在ミカは小学生になりましたが、ときどき同じアニメを何回も観ているときが今でもあります。

 

最初は疑問に思っていた私ですが、今は“脳のエネルギー回復時間”だと知ってから対応がガラリと変わりました。

 

だんだん私が何もしなくても、ミカ自身でストレスのコントロールができるようになっていきました。心と脳に「安心」の土台があると、子どもは自然と変わっていきます。

 

1つのものに執着しているときと反対に、新しいことや初めてのことにも挑戦できているときは、子どものストレスサインを見分けやすいので、ぜひ日頃からお子さんを観察してみてくださいね。

 

「またそれ!?」に隠れているのは、お子さんの脳がエネルギー不足のサインです。

 

そんなときは、ストレスを和らげて安心を満たしてあげれば、また興味や安心の範囲が広がっていくタイミングが必ずやってきますよ。

 

 

 

 

 

 

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執筆者:やまさき うみ
発達科学コミュニケーショントレーナー

 
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