1.3歳の怖がりな繊細な子が得意なサッカーの習い事を拒否
当時3歳の怖がりな次男(通称スカイくん)と当時6歳の長男(通称シャインくん)は、サッカーが大好きで得意です。
長男シャインくんが通っているサッカーの習い事にスカイくんも申し込みました。
しかし、
「サッカー怖い」
「先生が怖いから行きたくない」
と泣いて拒否しました。
得意なサッカーでさえも挑戦できないことにもどかしい気持ちになったと同時に、怖がりな息子にどうすることもできず、繊細な子だから仕方ないと諦めました。
2.3歳の繊細な子が習い事に1年越しの再挑戦
学年が上がり、3歳の怖がりなスカイくんが「サッカーの習い事行こうかな」と参加を決意しました。
しかし、サッカー教室に着くと
「サッカー怖い」
「試合怖い」
「やっぱりやらない」
ととても怖がり、不安そうな表情になりました。
しかし私はここで諦めませんでした。
なぜなら、脳は行動することで刺激を受けて成長するからです。
つまり、行動が制限されることで脳の成長に影響を及ぼしてしまうのでできる限り行動させてあげたいのです。
では、3歳の怖がりな繊細な子が習い事に挑戦できない原因と対処法を見ていきましょう。
3.怖がりな3歳の繊細な子が習い事に挑戦できない理由と対応
繊細な子は、はじめてのこと、はじめての人など見通しの立たない新しいことに
「どんなことするんだろう」
「どんな人がいるんだろう」
「どんな先生なんだろう」
と怖がり、不安を強く感じる脳のタイプなのです。
不安が強く、心のブレーキが強く効きすぎてしまい、挑戦を拒否してしまうのです。
そこで、3歳の怖がりな繊細な子が習い事に挑戦しやすくするために、まずは「それならできるかも」と思えるスモールステップの目標設定にしてあげましょう!!
大きな目標だと「できるかな?」と不安になりやすいですが、小さな目標だと「それならできるかも!」と安心して挑戦できるようになります。
小さな目標をクリアすることで成功体験を記憶し、3歳の怖がりな子が「ぼくできるんだ!」と自信を持つようになり次の挑戦を後押しするようになるのです。
4.3歳の繊細な子が習い事に挑戦するヒーローに!
3歳の怖がりなスカイくんのために私が設定したスモールステップの目標を紹介しますね。
お母さんと一緒に遠くから見ているだけ
↓
先生の近くまで行かずにお母さんと一緒に遠くで参加する
↓
お母さんと手をつないで参加する
↓
少しの時間だけ手を離して参加する
↓
少しずつ手を離す時間を長くする
最後の試合は、大人が近くにいると危ないから手をつなぐことも近くにいてあげることもできませんでした。
最初は、ボールが転がってきても、硬直状態で何もできずに不安そうな顔で私の方を見ていました。
その都度、グッジョブサインを送り続けました。
だんだんとボールに近づく回数が増え、ドリブルをし始めた瞬間いつも兄と公園でサッカーをしている時の顔に変わりました!
誰も追いつけない速いスピードでドリブルシュート!!
嬉しそうに私の方を見ました。
次に得点を決めたときには私ではなく先生の方を見て嬉しそうにニコニコしていました。
もう大丈夫だなと感じた瞬間でした。
結果、本来の力を最大限に発揮し6点決めるという大活躍をしました。
3歳の怖がりな繊細な子が「それならできるかも!」と思える目標にしてあげることで、心のブレーキを外し、挑戦することができました。
さらに、小さな目標をクリアすることで3歳の怖がりな子は成功体験を積み重ね、「ぼくできるんだ!」と自信をつけ、「またやってみよう!」と次の目標にも挑戦するようになりました。
「怖い」と思っていた習い事だけど、「サッカー楽しかった〜」と終えることができました。
3歳の怖がりな繊細な子は、お母さんの対応次第で挑戦するヒーローになることができます。ぜひ、試してみてくださいね。
執筆者:まるやま あやか
(発達科学コミュニケーショントレーナー)