習い事を嫌がる繊細な子の脳を安心させるママの対応

 

「やりたい!」と言った習い事に「もう行きたくない」と言い出す繊細な子の行きしぶりは、脳が安心するママの対応で解決します!習い事を嫌がる原因を脳科学な視点で解説し、習い事の不安を安心に変えるママの対応法をお伝えします。
 
 

1.習い事が続かない繊細な娘

 
習い事を嫌がるお子さんの行きしぶり対応にお悩みではないですか?
 
 

わが家の繊細な娘は意欲はあるのに打たれ弱く、「もう行かない」「今日はやめとく」とすぐに行き渋る子でした。

 
 

習い事を嫌がる理由が分からず自分で決めたのに嫌がる娘の姿にイライラしたり、「行くって言ったんだから行きなよ!」と冷たく対応してしまうこともありました。

 
 
 
 

2.心にブレーキをかける繊細な子の脳

 
習い事を嫌がる理由は不安を感じやすい繊細な子の脳にあります。
繊細な子どもの脳は、周りの環境や雰囲気にとても敏感です。
 
 
 

たとえば、習い事の場所で先生が少し怖い表情をしていたり、周りの子どもたちが静かだったりすると、その雰囲気に圧倒されて不安を感じることがあります。

 
 

また、送迎のときにママが急いでいたり、焦っている様子を見て、子どもも何かがうまくいかないかも」と不安になることもあります。

 
 

こうした小さな変化が、「行きたくない」という気持ちに繋がるのです。

 
 
 

3.脳を不安にさせるやってはいけない対応

 
そんな習い事を嫌がる繊細な子には、やってはいけない対応が2つあります。
 
1. 焦って声をかける
 
「早くして!」「間に合わないよ!」
急かしたり先回りしてお手伝いすることで、脳内にさらに不安が広がり、いつまで経っても動き出せません。
 
 

2. 感情的になる

 

「行くの行かないの?」とつい問い詰めたくなりますが、ママの不安や焦りは、繊細な子の脳にネガティブ感情を記憶させます。

 
 

「習い事=嫌な場所」と記憶されてしまい、出発目前で習い事を嫌がるなど、行き渋り悪化にもつながります。

 
 
 

脳を安心させる関わりこそが、心のブレーキを外しアクセルを踏むためのエンジンになります。

 
 

その具体策を次の章でお伝えしますね!

 
 

4.習い事を嫌がる繊細な子には「3S」とタイミングが大事

 
習い事を嫌がる時には、「行きたくない」の言葉を鵜呑みにせず、その奥にある心と脳の状態に目を向けることが大事です。
 
 

不安が強い繊細な子に安心感を与え、「自分なら大丈夫」「きっとやれる」と思える自信につながる関わり方が大事です。

 
 

具体的には、

 
①「3つのS」を活用しネガティブ発言に動じない
 

3つのSとは?

 
Smile(笑顔)
Sweet(穏やかな声)
Slow(間を置いて話す)
 

脳が安心を感じられる魔法のテクニックです。

 
ネガティブ発言に動じることなく「そっかー」「そうなんだね」といつも通りのテンションと「3つのS」を意識した対応を心がけましょう。
 
 

②質問せずにタイミングを待つ

 

「行くの?行かないの?」「何が嫌なの?」

 
気付けば質問攻めになってしまいがちですが、声をかけすぎると「理性の脳」への切り替えが遅くなり、いつまでもネガティブな感情がつきまとってしまいます。
 
 

タイミングを待ち、感情を整理し、自分から行動する準備をさせてあげたいです。

 
 
 
 
ママが冷静に対応することで、「なんか大丈夫かも」と不安な気持ちが安心に変わり、「やっぱり行く!」「宿題半分やっていく!」と前向きになれます。
 

5.感情に振り回されないママになる方法

 
心は脳にあるって知っていますか?
 
 

ネガティブな感情に振り回されず、冷静に対応するには、自分の脳と上手に付き合うことが大事です。

 
 

実際に私がやっていたことは、子どもと向き合う前に、場面を想定し、自分に合った対策を考えておくことです。

 
 

「行きたくないと言われたらこう言おう」

 
「今日は疲れてそうだから、好きなおやつを買っていく提案をしよう」
 
「とにかく笑顔!イライラしたら深呼吸しよう!」
 
 

人の脳は想定外のことが苦手なのですが、事前に想定しておくことで、わが子の言動に振り回されなくなりました。

 
 

習い事を嫌がる繊細な子の対応方法が分からない、感情に振り回されて疲れてる、そんな時には、ぜひこの方法を活用してみて下さいね!

 
 
 
 
執筆者:ふじい あきな
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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