人見知りは性格じゃない!隠れ繊細な小学生が「はじめてのおつかい」に成功した母の関わり

家の中ではひょうきんなのに、外では黙ってしまう。子どもの家と外でのギャップに戸惑うことはありませんか?私も「このままで大丈夫?」という焦りがありました。しかし性格だと思っていた息子の行動には理由があったのです。「脳のしくみ」を学び、関わり方を変えることで、息子が挑戦できるようになっていった、わが家の成長ストーリーをご紹介します。

1.家と外のギャップ「人見知りな性格だから仕方ないの?」

 

我が家のりゅう君(当時小2)は、家ではひょうきん、外では無口。

 

小さい頃から「超人見知り」な性格だとは思っていましたが、小学校に入ってもそれは続いていました。

 

人見知りが邪魔をして、外に行くことにも消極的に。

 

欲しいものがあっても、「買いに行くならいらない」と言うわが子を見て、「このままでは全てを諦める子になってしまうのでは?」と心配ばかりが大きくなっていきました。

 

 

心配が焦りに変わった私は、実は3ヶ月ほど前から、『発達科学コミュニケーション(以下、発コミュ)』を学んでいました。

 

発コミュとは、脳科学に基づいたペアレントトレーニングで、特に「繊細な子の心と脳を強くする関わり」を専門に教えている、むらかみりりかさんから学んでいたのです。

 

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2.人見知りは『性格』ではなく『脳のしくみ』だった!

 

りゅう君が人見知りなのは性格だと思っていたのですが、学んでいくうちに、実は繊細な気質があり、その脳のしくみに人見知りの理由があるとわかってきました。

 

そこで知ったのは、繊細な子の脳は、見通しが立たないことが苦手ということ。

 

例えば、私から見れば一瞬で終わる「コンビニでお菓子を買う」だけのことでも、りゅう君にとっては「何か言われたらどう返事するの?」「お菓子出した後何をすればいいの?」と、先が見えず、不安でいっぱいになっていたのです。

 

 

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3.不安を安心に変える『スモールステップ』

 

そこで私は「お菓子を買う」を小さく分解してみることにしました。

 

すると、ざっと10工程に分けることが出来ました。

 

 1.お菓子を選ぶ

   2.レジを探す 

 3.レジに並ぶ

 4.お菓子を渡す

 5.金額を聞く

 6.お金を用意する

 7.お金を渡す

 8.おつりをもらう

 9.レシートをもらう 

 10.お菓子をもらう

 

「お菓子を買うだけのことなのに、なんでできないの?」と思っていましたが、りゅう君にとっては大きな壁に見えていたのだと理解できました。

 

この細かい工程を「見通し」として伝え、ひとつずつクリアしていけば、小さな「できた!」が積み重なり、「やってみよう!」「できるかも!」という自信につながっていくのです。

 

だから、人見知りのりゅう君を、いきなりレジに並ばせる無理強いは禁物。

 

「はじめてのおつかい」という大きな壁に向かって、小さな階段を一段ずつのぼる挑戦が始まったのです。

 

 

4.「できた!」を作るママの関わり方

 

いつも私の後ろに隠れながら、お金を用意してくれるりゅうくん。

 

「いつもできていること」「できて当たり前」と思う些細な瞬間も、「ぼくできた!」の記憶にしていくことが重要です。

 

私はその都度、笑顔でグッドサインを心がけました。

 

これは、繊細な子の脳に「感情と行動をセットで記憶」させるため。

 

ポジティブな感情がわいた行動は、またやってみようと思えるので、私は笑顔のグッドサインで「できたね!」の気持ちを伝えるようにしました。

 

他の工程は私がやって見せることで「見通し」を立てるお手伝いをしていくと、お金を財布から取り出すだけだったりゅう君が、自分でコイントレーにのせることができたのです!

 

また、笑顔でグッドサイン!この流れでおつりももらえるかも?

 

そこで私は「今手が離せない」アピールをしながら「りゅう君、おつりもらって~」と演じてみることに。

 

すると、さっと手を出して受け取ることが出来たのです!

 

またまた、笑顔でグッドサイ

 

これまでの私は、「人見知りな性格だから」「きっとできないだろう」と先に手を出し、挑戦する機会を奪っていたのだと気づきました。

 

私は引き続き、りゅう君を信じて「できた!」を重ねる関わりを続けていきました。

 

 

5.小さな「できた!」の積み重ねで、大きな一歩を踏み出せた!

 

ある日コンビニで、大好きな恐竜のおもちゃを見つけたりゅう君。

 

「これ欲しい~」

 

レジで買う流れはもう見通しが立っているはずなので、背中を押してみることにしました。

 

お母さんまだ買うもの決まってないから、先に買ってきてくれる?」

 

「わかった~行ってくる~」

 

ウキウキとレジに向かう姿に、驚きと喜びを隠せませんでした。

 

戻ってきたりゅう君はどこか誇らしげ。

 

わたしは、とびきりの笑顔で大のグッドサインを送りました。

 

大事なのは「できた!」という記憶

 

あの時「うちの子は人見知りな性格だから」と諦めていたら、この感動には出会えていなかったと思います。

 

これからも、子どもの力を育てるための学びを続け、親子のコミュニケーションを大切にしていきたいです。

 

 

※欲しいもの自分で買えるようになったりゅう君

 

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執筆者 かなうち りこ

発達科学コミュニケーション

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