ネガティブ思考な子の特徴とは?
ネガティブな記憶を残しやすい
お子さんは
✔学校に行こうとすると気分が悪くなる
おなかが痛くなる、頭が痛くなる
✔勉強の失敗体験で勉強をしたがらない
✔お友達との失敗体験で
人目が異常に気になる
こんなお子さんです。
こんなお子さんをサポートするときに
「大丈夫だよ」
「おもいつめすぎだよ」
なんて言っても何の効果もありません。
こんなお子さんのサポートに
必要なのは
記憶の流れを知る
ここからスタートしましょう。
ネガティブに記憶されるのはなぜ?
まず記憶になる流れは
感覚記憶といって、
五感から入った情報が一瞬だけ残ります。
その中で意識を向けた感覚だけが
✔短期記憶(ワーキングメモリ)
に移行し、 数十秒〜数分程度
保たれます。
例:テストで失敗した、
友達に嫌なことを言われた。などです。
そして、
ネガティブな記憶を残しやすいと、
この短期記憶を何度も何度も頭の中で
繰り返します。
特に感情が強く結びついていると
保存されやすくなり、
脳は必要な記憶だと判断し
長期記憶
として記憶に定着するのです。
ネガティブな記憶を残しやすい脳科学的な理由
こんなお子さんは
ネガティブな記憶を残しやすい
原因があります。
それには、
扁桃体(へんとうたい)が関与しており、
危険や不安を感じた時に
扁桃体が「これは重要!」と判断します。
実は生まれながらに偏桃体が
過敏なお子さんがいて、
起立性調節障害の子や
ネガティブ思考の子は
特にネガティブな記憶を残しやすい
と言えます。
そして、ストレスホルモンが分泌され、
脳に「覚えておけ!」というシグナルを
出すんです。
その結果、海馬(記憶を整理する部位)
その体験を強く長期記憶に送り込みます。
人間は生き延びるために「危険な記憶」
優先して保存する仕組みを持っています。
だから、一度定着化した記憶を
取り除くのは難しいんです。
ネガティブ思考をなおす秘訣は上書き保存!
ネガティブ記憶そのものを
消すことはできません。
けれど、「新しい解釈」や「別の体験」
上書き保存することで、
記憶の意味づけを変えることができます。
例えば、「テストで失敗=ダメな私」から
「テストで失敗=
改善点を見つけるチャンス」と
変換できます。
つまり、
ネガティブ記憶が長期記憶になるのは
自然な脳の仕組み。
でも“どう意味づけるか”を
後から変えることで、
心の重さを軽くできる。
この記憶の仕組みを知ることで
私たち親が子どもの生きづらさを
リセットしてあげることができます。
すると、心も体の症状も
軽くなっていくんです。
ただここにたどり着くまでに、
偏桃体の過敏さを緩めて
人の意見を聞き入れられるほどの
自信を回復させたり、
リセットできるような
思考の柔軟性を育てたり、
思い込みに立ち向かう意欲を回復したり、
いろんな脳の準備が必要です。
だから、その準備を整え、
お子さんの生きづらさを解消するための
声かけの知識がおうちの方に
必要なんです。
子どものネガティブ思考をなおしたい!
まだ、行きしぶりの段階の子は
ネガティブ記憶を定着化させない声掛け、
不登校から抜け出せないお子さんには
しっかり記憶の上書き保存をする声かけ、
こんな声かけをママがマスターして、
お子さんを社会に
はばたかせてあげませんか?
てをこまねいてみているだけでは
お子さんは変化しません。
しっかりと脳の反応を変えてあげる、
そんな声かけを誰でもない「あなた」が
できればお子さんに選択できる未来を
手渡せると思いませんか?
今日はここまでです。