さて今日は
「不安が強い子の脳で
実際に何が起きているのか?」
についてお話しします。
これがわかると、
「なんでうちの子は動けないの?」
という疑問とサポートが線でつながり
回復のスピードが一気に変わります。
不安が強いお子さんって……
・やろうと思っても動けない
・夜になるほど不安が大きくなる
・失敗を恐れて挑戦できない
・先延ばしが止まらない
こんな様子をよく見せます。
こんな姿を見ていると、
「もっとポジティブに
考えたらいいのに」
「やる気の問題?」
そんなふうに思われがちです。
でも本当は
脳がそういう反応をしているだけ
なんです。
あなたの育て方の問題や
お子さんのせいじゃありません。
不安が強い子の脳では
扁桃体(へんとうたい)が過敏に反応
しています。
偏桃体とは人間の防衛本能に
かかわるところで、
生まれながらにこの反応が敏感で
不安を感じやすい子が
一定数います。

そこに思春期特有の
ホルモンバランスの乱れや
学業や友人関係のストレスで
過敏さが増していくということが
起立性調節障害のお子さんや
ネガティブ思考のお子さんには
良く起こります。
扁桃体が過敏になると……
✔ストレス信号で 体調不良が出てくる
✔体内リズムが後ろ倒しになる
✔小さな刺激でも「危険!」と誤認
✔ 緊張や不安で脳疲労が増す
✔ 行動しないのが正解だとストップする
✔ 指示が脳に届きにくい
✔ 不安→先延ばし→焦りによる混乱
…の負のループに
つまり、
やりたくても体が動かない状態 なんです。
さらに、ストレスが続くと
前頭前野の働きが落ちて、
・判断力
・切り替え
・自己コントロール
が低下します。
これが、
「親が声をかけても動かない」
その正体です。
特に以下のとき、
脳のストレス反応が強まります。
・学校で失敗体験が続いた
・友だち関係で緊張が続いた
・こだわりが通らない出来事があった
・朝起きられず自己肯定感が下がった
・やらなきゃいけないことが
溜まってきてキャパオーバーになった
これらが重なると、
脳は「守るモード」に入り、
不安がさらに強くなります。
特に起立性調節障害の子の中にいる
繊細・こだわり気質の子はもともと
・感受性が高い
・真面目
・責任感が強い
という特徴があるので、
周囲の反応にも敏感で
劣等感を抱きやすく
まじめさや責任感で自己否定感も
抱えがちです。
脳のストレス反応が
強まりやすいんです。
だからこそ
ストレスの受け取り方を左右する
思考のクセを整えることが“最優先”になる
わけです。
不安を減らし、
回復を加速するには
まず、
「脳の安全スイッチ」を入れること
が絶対条件。
そのために必要なのは…
✔ 指示ではなく「安心」を伝える会話
✔ 批判ではなく「肯定の積み重ね」
✔ できない理由ではなく「脳の仕組み」を
最大限に利用したサポート
✔ その子の“思考のクセ”に合わせた
関わり方
これが整うと、
扁桃体の過敏さが落ち着き、
前頭前野が働きだし、
行動力が戻ってきます。
こんなかかわりをおうちの方ができたら…
自信ややる気と取り戻し、
不安がらずに自分の力で
人生を進んでいくお子さんに
会うことができますよ。
昨日の講座でも
大きな変化成長を見せてくれたお子さんの
自慢をママたちにたくさん
していただきました。
✔いじめをきっかけに
行けなくなっていましたが週に3回
別室登校できるように。
✔私の送迎で登校できるように
なってきました。
✔「漢字一文字書いてみない?」の
声かけから今では自分で
勉強をするように。
こんなお声が届いています。
ママのかかわりで
お子さんが変わる!
こんな母親としての自信も
子育ての楽しさも忘れてしまっている
ママはぜひ一緒にお子さんの明るい未来に
会いに行きませんか?
今日はここまでです。


