どんどん不安が大きくなる! 脳の安全装置と自律神経の深い関係

朝起きられない

さて今日は

 

「どんどん不安が大きくなる!

脳の安全装置と自律神経の深い関係」

 

についてのお話です。

 

不安が強い子の脳と

自律神経の関係は実はとっても

深いんです。

 

これを知らないままサポートしても、

頑張っても空回りしてしまいがち。

 

でも仕組みがわかれば、

「なぜ動けないのか?」が

腑に落ちて

回復がグンと前に進みます。

 

 

不安が強い子って……

・やる気はあるのに体が止まる
・夜になると心がザワザワして眠れない
・「行きたい」というのに朝起きられない
・不安や緊張で過呼吸や手汗
・緊張が続き感覚過敏が強くなる

こんな姿、ありませんか?

 

すると親はこう感じます。

 

「気持ちの問題?」

「甘えてるだけ?」

 

でも実は違います。

 

これは 脳と自律神経の防衛反応。

本人の意思ではどうにもできません。

 

不安が強い子の脳では、

危険を監視する司令塔「扁桃体」が

常に非常ベルを鳴らしています。

 

「危ないよ!やめて!」
→ 行動ストップ

「うまくいかないかも!」
→ 不安増幅で不安定に

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思春期のホルモン変化が重なると

この警報が過剰発動しやすくなります。

 

さらに

自律神経のバランスを崩した子は

自律神経のオン/オフが乱れがち。

 

✔ 朝はエンジンがかからない
✔ 夜はブレーキがかからない

=脳が疲れやすくなるんです。

 

その結果…

 

✔ 小さな刺激にもビクッ

✔ 頭が回らず余計不安

✔ 行動しない方が安全と判断

✔ 注意しても届かない

✔夜更かしになって余計に起きにくい

✔ 不安→先延ばし→自己嫌悪の

無限ループ

 

「行きたいのに行けない」状態が生まれ、

これが行動をストップさせる正体です。

 

特にこんな子ほどリスクが高いです。

 

・超真面目

・人の気持ちを読みすぎる

・責任感・正義感が強い

・完璧主義

 

繊細さやこだわりの強さゆえに

ストレスの刃を一番自分に

向けてしまいます。

 

だからこそ、

危険信号を起動してしまう

「思考のクセ」を書き換えることが

回復のスタート地点なんです。

 

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では、どう整える?

 

答えは“脳を安心させる関わり”です。

 

✔ 指示よりも、まず安心
「大丈夫、今できてるよ」

✔ 欠けてる部分より、できた一歩

✔ 「失敗=危険」の思い込みを

外す声かけ

✔ 小さな成功を積んで脳に

 ポジティブな記憶を上書き保存する

 

脳の安全スイッチが入ると

前頭前野(行動の司令塔)が動き出し

意欲が自然に湧いてきます。

 

実際に、ママが変わると

子どもが変わります。

 

生徒さんのお子さんも

・いじめで不登校 → 別室登校が日常に

・朝の声かけバトル → 自分から支度

・「勉強なんて無理」 → 自分で机に向かう

 

こんなお子さんの変化も

全部、「おうちの関わり」が

変わっただけ。

 

あなたの子育てが

間違っているわけでも

失敗しているわけでもなく、

 

不安の強いお子さんに合う方法を

ただ知らないだけなんです。

 

脳の反応を味方につければ

子どもは必ず進み始めます。

 

もし今、

あなたが一人で頑張って

疲れているのなら…

 

一緒に、

お子さんの未来が動き出す瞬間を

見に行きましょう。

 

今日はここまでです。

 

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