痛みを伝えられなかった知的障害キッズが伝えられるようになるママの最強サポート

ことば
知的障害・自閉っ子が痛みを伝えられず、のちのち大きなアザに気づく…どこで怪我をしたんだろう…と悩むことはありませんか?今回は、痛みを伝えられなかった自閉っ子が伝えられるようになるママの最強サポート術をご紹介します!
 

知的障害キッズが痛みを伝えられず困っているママへ


知的障害・自閉っ子が痛みを伝えられず、のちのち大きなアザに気づく…どこで怪我をしたんだろう…と悩むことはありませんか?


痛みを伝えられない原因は、


・感覚鈍麻で痛みに気づいていない
・痛いことをどう伝えたらいいかわからない
・誰に伝えたらいいかわからない
・ケガ(失敗)したら怒られちゃうと思ってしまう


など、いろんなことが考えられます。 この原因は、ママとのコミュニケーションの中で「気持ちを代弁」してあげることによって解決していくことができます。


ママが子どもの気持ちを代弁してことばにしてあげることによって、子どもが「この感覚は ”痛い”っていうんだ」「痛いことをママに伝えてもいいんだ」「こう伝えたらいいんだ」と学習していきます。


学習し、脳が成長するからこそ、子ども自身から伝えられるようになるのです。

知的障害のある娘が自分から痛いところを教えてくれるようになった!

知的障害のある自閉っ子娘は感覚鈍麻があり、何かにぶつかったり、ケガをしても痛がらず、平気でいることが多かったです。


そのため、お風呂に一緒に入ったときに「昨日なかったところにアザができてる!」「ひざにかすり傷がある!」なんてことが日常茶飯事でした。


このままだと大きなケガをしたときに、いつ、どこで、どうやって、ケガをしたのか把握できず、病院でも説明できないのは不安…


「痛い」を伝えることができたらいいのに…と思っていました。


そんなときに、「ママが子どもの気持ちを代弁してことばにしてあげることによって、自分の気持ちを言えるようになるということを知り、わが家でも試してみることにしました。


軽くドアにぶつかってしまったら、ぶつかったおでこのところをさすりながら「おでこ痛かったね。ぶつかっちゃったね。」と伝えたり、


ブロックを踏んでしまってよろけていたら、足をさすりながら「あし痛かったね。ブロックふんだからだね。」と伝えてあげたりしました。


すると今では、手の指を引き出しに軽く挟んでしまったとき、娘が私に近づいてきて、挟んだ指先を見せながら「あー!」と教えてくれるようになりました。


一緒に料理をしているときにフライパンに軽く触れてしまったときも、熱いという感覚がわかってきて、触れたところを見せてくれるようになりました。


その場で私に教えてくれるようになったので、とても助かっています。

子ども自身が伝えられる力を今から身につけよう

 
お家だけではなく、保育園や小学校などで過ごす際にも、子ども自身が痛みや体調不良を伝えられる力がとても重要になっていきます。


痛みや体調不良を伝えることができれば、先生たちもその場で対応することができ、治療が遅れることもないため、安心して生活することができますね。

 

ママが子どもの気持ちを代弁することこそ最強のサポート



では、痛みや気持ちを伝えられなかった知的障害キッズが伝えられるようになるママの最強サポートとはどんな方法でしょうか?


それは、ママとのコミュニケーションの中で「気持ちや目の前で起こったことをそのまま代弁」してあげることです。


・転んでしまったときは「転んで痛かったね」
・たくさん歩いてペースが落ちてきたら「たくさん歩いたから、疲れたね」


など、ママが現状やその時の気持ちを代弁してあげることで、子どもがそのときに感じた感覚とその感覚の名前を結びつけることができたり、ママに伝えてもいいんだ、という状態を作ることができます。


ぜひ、ママの感情もことばにしてお子さんに伝えることで、なんでも言い合える関係性や安心感を築いていただけると嬉しいです^^

 

タイトルとURLをコピーしました