言葉の遅れが気になる知的障害キッズの言葉を引き出すママの対応ベスト2選

ことば
知的障害キッズの言葉が遅れていたり出なかったりすると、不安になることも多いですよね。今回は、発話の脳を育て、言葉を引き出すのにベストなママの対応方法についてご紹介します!
 

知的障害キッズが言葉が遅れる原因


知的障害のお子さんの言葉が遅れていたり、言葉が出なかったりすると心配されるママも多いかと思います。


言葉の遅れの原因は様々ですが、ひとつの原因として「発話の脳が育っていない」ことが挙げられます。


発話は脳の前頭葉にある運動性の言語野が大きく関係します。 しかし、知的障害や自閉症のあるお子さんの脳は発達がゆっくりで、言葉の理解力や表出力(おしゃべりする力)が未熟な状態であることが多いのです。


そのため、ママや周りの人に言われたことを理解できなかったり、その言葉を理解していないために表出(おしゃべり)することができないのです。





そこで、ママが実況中継やジェスチャーを使った肯定的な注目を増やすことで、発話の脳がぐんぐん伸び、「せんせい」「おかあちゃん」という言葉を引き出すことができるのです。

おしゃべりは諦めよう…5歳になっても言葉が出ない知的障害&自閉っ子の娘


わが家には重度知的障害のある自閉っ子の長女(現在:6歳・年長)がいます。 5歳になっても「あー」「うー」などの喃語ばかりで、全く意味のある言葉が出てきませんでした。


お散歩しているときに犬をじーっと見ているので、私が「わんわんだね」と伝えても見ているだけ。 怖さもあるのか、私の言葉には反応しないことがよくありました。


娘が反応しないため、私はいつも「聞こえてないのかな?伝わってるのかな?伝わってるけどお返事しないだけ?」と不安になっていました。


当時の私は、もう娘の言葉は一生出ないんだ、娘とおしゃべりを楽しむ日は来ないんだろうな、と娘との言葉でのコミュニケーションを諦めていました。



ママが知的障害キッズの言葉を引き出す対応 ベスト2選


発話の脳を育て、言葉を引き出すのにベストなママの対応は「肯定的な注目」を使うことです。


まずは、子どもと接することが1番多いお母さんが日々、肯定的な注目を増やすことで、お子さんの良い行動を増やし、自信を持って行動できる脳に育てることがベストな対応術なのです。


しかし、肯定するにも発達がゆっくりな知的障害&自閉っ子の育児では、肯定するところを見つけることが辛かったです。

そこで、私と同じように肯定的な注目が辛いママにおすすめな対応ベスト2選が、実況中継とジェスチャーです!


① ただ見たままを伝える!実況中継の術

ママはお子さんの行動を観察して、ただ見たままをこまめに伝えるだけでOKです。
例えば、私の場合は


✔︎ ブロックやってるんだね〜
✔︎ フォーク持てたね〜
✔︎ 靴下持ってきたんだね〜


というように、簡単な言葉で、短く、こまめに伝えていきました。  


② グッジョブサインや拍手で表現!ジェスチャーの術

実況中継でお子さんの行動を言葉で伝えてあげた後は、 グッジョブサインや拍手「できたね!」という気持ちを伝えてあげましょう。


もちろん実況中継なしの、グッジョブサインやOKサイン、拍手だけでも肯定になりますよ^^



①②の対応を続けたことで、わが家の長女は私の言葉に反応して、その言葉を理解してくれるようになりました。


今では、保育園に登園して「〇〇先生だね」と伝えると、娘が先生を指差し「せんせー」と呼べるまでに成長しました!


ぜひお子さんの良い行動に注目して、実況中継&ジェスチャーで発話の脳を育てていきましょうね!

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