知的障害キッズがことばを習得するために大切なもう1つの力

知的障害
昨日は、ことばを覚えるには
実体験で理解力を高めることが大切
というお話をしましたが
 
 
今日は知的障害キッズの記憶力
についてお話しようと思います。
 
 
なぜことばが増えないのか
背景を理解することで
お子さんへの対応に迷わなくなるので
よければ参考にしてくださいね^^
 
記憶力は日常生活や仕事、
新しいスキルや知識を得るために
大切な役割を果たしていますよね。

 
記憶は
 
短期記憶
(数分〜数時間ほど保持される)


長期記憶
(数日〜何年も先まで保持される)
の2種類があるのですが
知的障害の子たちは
短期記憶が苦手な傾向があって
 
 
一度に多くのことを
数分〜数時間でも
覚えていることが難しいんです。
 

けれど、それなら
長期記憶にしてしまいましょう^^
 
 
長期記憶として定着させてしまえば
理解にもその後の行動にも
つながっていきますよ^^

わが家の知的障害キッズ
あこちゃんも短期記憶が苦手だなぁ
と感じていました。

例えば、保育園から

帰ってきたあこちゃんに私が
 
 
靴を脱いだら
手を洗って
ご飯食べようね!
 
 
と、一気に伝えても
靴を脱ぐところまではできるけれど
その後の指示が伝わってないよ〜

なんてことが起こって
イライラすることもありました(汗)

けれど、今は伝え方を工夫して
長期記憶にすることで
指示がなくても1人でスルスルと
できるようになっています^^

 
じゃあどうやったら
長期記憶として覚えていけるのか

伝え方のポイントは3つ
 
 
① ひとつずつ伝える

いっきに情報を伝えるのではなくて
 
くつ脱ぐよ〜
 
↓(靴を脱いだら)
 
くつ脱げたね〜^^
じゃあ、手を洗おうか?
 
というように、ひとつずつ伝えて
お子さんの脳で情報を処理する時間
準備していきましょう!
 
② 繰り返し伝える
 
何回言えば覚えるの!?
と思ってしまうかもしれませんが
ここは脳の特性だと割り切って
何度でも伝えてあげてください^^

繰り返し聞いて、経験することで

長期記憶になっていきます。
 
③ 動機づけをする
 
「この情報は覚えておきたい!」
という動機づけ(意欲)があると
定着しやすくなります。
 
お母さんの肯定の声かけで
うれしい!楽しい!

という感情と結びつけることで
脳が「覚えておきたい!」と
判断してくれますよ^^
 
 
 
この3つを意識すると
記憶力がぐっと高まって
ことばを伸ばすことができるので
ぜひ試してみてくださいね♪

ではまた^^

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