知的障害キッズの癇癪がいち早く減っていくママの世界一優しい対応

おうち療育
知的障害キッズの癇癪をいち早く減らしたい!だけれども周りの目が気になる…そんなママに読んでいただきたい記事をご紹介します。
 

知的障害キッズの外出中の癇癪は周りの目が気になってしまう…


知的障害のあるわが子がお出かけ中に癇癪を起こしてしまって泣きわめいたり、床に寝そべってしまった。


そんな時に発達科学コミュニケーション(以下、発コミュ)を学んでいるお母さんだったら、「ディスタンシング(スルー&褒め)」を実践するかと思います。


しかし、発コミュを知らない人たちは、ディスタンシングをしているママのことを見て「育児放棄しているんじゃないか」「早く静かにさせろよ」と言ってきたり、冷ややかな視線を送ってきたりすることがあるかもしれません。

けれど、そんな声や視線は気にせず、ママの対応の軸(ここではディスタンシング)をぶらさないで欲しいのです!


なぜならば、ママの一貫した行動(ディスタンシング)が、子どもの癇癪・好ましくない行動をいち早く減らしてあげられるからです。

わが子はできる!と信じて待つことが大事


わが家の長女は重度知的障害がある自閉っ子(現在:6歳・年長)です。 5歳になっても、「あー」「うー」「あだ」などの喃語ばかりで、意味のある言葉はひとつも出ていませんでした。


だから、自分の思ったことが伝わらないとすぐに癇癪を起こし、なりふり構わず転がり、泣きわめいていました。


癇癪の対応ってどうしたらいいのか、と悩んでいた時に出会ったのが発コミュでした。


ディスタンシングを学び、お家の中で実践することで癇癪が減っていきましたが、やはり外出中にディスタンシングをすることに最初は抵抗がありました…


周りの人にはジロジロ見られるし、特にお子さんは正直なので「寝そべって汚いね」など言われたこともあります(涙)


特に気がかりだったのは、わが家の次女(現在:4歳・年少)の反応でした。


私が長女の癇癪を見て見ぬふりをしているときに、次女が「あこちゃん泣いてるよ」と心配してくれるのです。


そんなときは「お母さんは無視しているわけじゃないよ。あこちゃんは自分で落ち着くことができるから、待っているんだよ。」と伝えて次女が不安にならないように配慮しました。


そして、保育園の先生や娘たちのおばあちゃんにもわが家では癇癪が起きたらディスタンシングを実践していることを共有していきました。


私が一貫してディスタンシングを続けた結果、長女は癇癪が起こる前に気持ちを切り替えることができたり、気持ちがたかぶってしまっても短時間で自分で落ち着くことができるようになりました。

子どもからのSOSをいち早く解決してあげたい!


子どもが癇癪を起こすとママもイライラしてしまったり、子どもをかわいいと思えなくなったりすることもありますよね。

しかし、一番苦しいのは癇癪を起こしている子ども自身でもあるのです。


まだ脳の発達が未熟で、言葉で伝えられない、どう伝えたらいいかわからない、そんなネガティブな感情を癇癪で表現して、SOSを出しているだけなのです。

一番近くにいるママだからこそ、そのSOSをいち早く取り除いてあげませんか?  


周りになんて思われようが関係ない!ママが一貫した姿勢で子どもに接しよう


 

自閉っ子の癇癪がいち早く減っていくママの世界一優しい対応とは、癇癪が起きたらディスタンシングを徹底することです。


周りの人に、なんて思われようが…ママだけは子どもを信じて落ち着くのを見守ってあげてください。


もし、パパやおじいちゃんおばあちゃんが「放っといていいのか?早く静かにさせたほうがいいんじゃないか?」と言ってきたら、


「癇癪に取り合うことが悪循環を招く。だから、悪循環を防いで、子どもの自信を育てるために、落ち着くのを待って褒めてあげたいんだ」とお話してみましょう。


ディスタンシングは、子どもを見守って、小さなことでも褒めるために待つ、世界一優しい対応なのです^^


ディスタンシングをはじめると一時的に癇癪がエスカレートする場合があります。


そこでママが反応してしまうと誤った学習(5の泣きだと反応しないけど、8の泣きだと反応してくれるんだ!など)になってしまうので、ディスタンシングを一貫して実践してください!


癇癪が落ち着くまではママも子どもも苦しい時間になるかと思いますが、その苦しさを乗り越えると子どもの脳が正しい学習をし、自分で切り替える力を育むことができますよ。


ぜひ、肯定8割を実践して信頼関係をしっかり築いた状態でディスタンシングを正しく実施していただけると嬉しいです。

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