学校に行けない日が増えてくると、
お風呂を嫌がる、
歯磨きを嫌がる、
ゲームばかりして宿題をしない。
そんなお子さんの姿を見ると、
「うちの子、
このままで大丈夫?」
と不安になりますよね。
でもね、
そのできなくなってきた状態は、
やる気がなくなった
わけではなく
学習性無力感
かもしれません!
がんばっても
うまくいかなかった経験が
何度も積み重なることで、
脳が「もう頑張ってもムダ」と
感じてしまう状態のことを
言います。
たとえば、
学校で失敗を繰り返したり、
注意ばかりされて
自信を失ったりすると、
子どもの脳はやる気スイッチを
オフにしてしまうんです。
感じやすく、まじめで、
完璧を求める傾向がある子ほど、
小さな失敗でも「もうダメだ」と
感じてしまいます。
実際にはできていることも
「できなかった」と思い込んでしまい、
ますます行動できなくなる。
この悪循環が、
学習性無力感のループ
です。
このループから抜け出すカギは、
正しさよりも安心を
伝えること。
たとえば――
✕「早く宿題して!」
✕「朝からゲームなんておかしいでしょ!」
ではなく、
〇「やる気が出ない時もあるよね」
〇「ちょっと休んだら、
またやってみようか」
こんなゆるむ会話が、
子どもの脳に「大丈夫」が届き、
少しずつ行動を取り戻していきます。
愛情深いママほど、
「ちゃんとさせなきゃ」と
思ってしまうものです。
でも、
ママが少し肩の力を抜くだけで、
子どもの脳は
安心モードに切り替わります。
その安心感があるからこそ
再びチャレンジしようとするのです!