不安が強い子に スキンシップが効く脳科学的な理由

なぜ、スキンシップが
不安の強い子に有効なのか?

脳科学の視点から
お伝えしますね。

不安が強い子は

「離れたらどうしよう」
「ひとりで大丈夫かな」
「何かあったら助けてもらえないかもしれない」

という不安を
脳が強く感じている状態です。

このとき脳の中では
危険や不安に反応するセンサー
過敏になっていて

まだ何も起きていないのに
危険が起こりそうと
先回りして反応してしまいます。

すると
涙が出る
体がこわばる
お母さんから離れられない

こういった反応が
起きやすくなります。

ここで多くのお母さんが

「大丈夫だよ」
「行ってきなさい」

と、言葉で安心させようとしますが

実はそれだけでは
脳の不安はおさまりにくいのです。

なぜなら
不安が強いときの子どもの脳は
言葉を落ち着いて受け取れる状態ではなく

まず先に
身体が危険モードに入っているからです。

だからこそ、スキンシップが
とても有効になります。

手をつなぐ
背中をさする
ぎゅっと抱きしめる
一緒にじゃれあう

こうした皮膚接触は

「ひとりじゃない」
「守られている」
「ここは安全だ」

という感覚を
身体から脳へと伝えてくれます。

そしてこれは

気持ちの問題ではなく
脳の仕組みとしても
はっきりと理由があります。

皮膚と脳はとても深くつながっていて

触れられることで
オキシトシンという
安心に関わるホルモンが
分泌されます。

このオキシトシンは
脳の不安センサーである
扁桃体の働きを
やわらげることが分かっています。

さらに、皮膚からの感覚は
扁桃体へダイレクトに伝わるため

言葉よりも先に
「安心」を届けることが
できるのです。

つまり、スキンシップは
ただ甘えさせているのではなく

不安で過敏になっている脳を
落ち着かせるための
とても理にかなった関わりなのです。

ここを知らないと

早く慣れさせなきゃ
甘えさせすぎてはいけない
一人でできるようにしなきゃ!

と、つい焦ってしまいます。
でも実は逆です。

先に安心が入るから
離れる力が育ちます。

安心が足りないまま
離れる練習だけをしてしまうと

子どもの脳には
「やっぱり怖い」
「置いていかれた」

という記憶が残りやすくなり
分離不安が強くなることもあります。

だからこそ今
春休みのうちに
たっぷり安心を
入れてあげてください。

特別なことは必要ありません。

隣に座る
手をつなぐ
背中をトントンする
一緒に笑う

そんな日常の関わりが
新学期に向かう
お子さんの安心の土台になります。

そしてこの土台がある子ほど

「ちょっとやってみようかな」


と、一歩踏み出す力が
育っていきます。

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