お子さんたちの不安が強くなると
「ワガママ」と
みられる行動が増えてきます。
家の中でさえ
ママから離れられない。
今までできていたことが
できなくなる。
「ママやって!」発言が
多くなっている子もいます。
そんなお子さんの様子を見ている
お祖母さん
あるいは先生方は
お母さんが
甘やかすから
子どもがどんどん
わがままになるのよ!
と、責められ
傷ついているお母さんが
たくさんいらっしゃいます。
甘やかしたから
不安が強くなるのか?
といえば決してそうではありません。
子どもが甘えてきた時は
突き放さずに
たっぷりと甘えさせて
あげてください。
スキンシップは
脳科学の視点から考えると
不安・恐怖を生み出す
感情の脳の領域と
太いネットワークで
つながっていますので
感情面を豊かに発達させて
あげる効果があります。
また、スキンシップは
愛情ホルモンと言われる
オキシトシンが
分泌されますので
子どもは
不安な気持ちが減りますし
情緒を安定させたり
ストレスを軽減させたりする
効果があるのです。
最近の研究では
生後一年ほどの間に
オキシトシンの影響を十分に受けると
脳自体がオキシトシンを
出しやすいように変わるので
記憶力がよい
ストレスに強い
といった効果が現れる
こともわかっています!
イソップ物語の
北風の太陽のお話を
覚えていらっしゃいますか?
北風と太陽は
近くを通りがかった旅人の上着を
先に脱がせる勝負を始めます。
北風が上着を吹き飛ばそうと
びゅうびゅう風を吹き付けても
旅人は凍えて
上着を強くつかむばかり。
いっぽうで
太陽が暖かい日差しを送ると
旅人はだんだん暑くなり
たまらず上着を脱ぎましたね。
この太陽の日差しが
スキンシップであり
肯定的な声かけであると
私は考えています。
子どもが嫌がらなければ
スキンシップを
意識的に増やしてみてくださいね。
甘えてきたら
「受け入れる!」
実践してみてくださいね!
ママの周りには
良かれと思って
もっと厳しくしないと!
もっとしつけないと!
とアドバイスをされる方が
いらっしゃるかもしれません。
ですが
厳しいしつけは
脳の発達の真逆の
コミュニケーションです。
自信を持って
甘えさせてあげてくださいね!
今日はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!