今日はよくご相談をいただく
宿題のお悩みのひとつ
間違いの対応について
解説していきますね!
低学年のお子さんの場合
夏休みのドリルや
プリントなどの丸つけを
お家でやってください
と先生から言われている方も
多いかと思います。
ところが、お母さんが
丸付けをして
間違ったところを指摘すると
「間違っていない!」
「もう、やりたくない!」
と言って怒るお子さんはいませんか?
先生からは、丸付けをするように
言われているのに
間違いを指摘するたびに
宿題バトルになってしまうと
お母さんにとってもストレスに
なりますね。
では、なぜ
そんなに怒るのか?
間違いを受け入れられない
のでしょうか?
これは大きく2つの理由があります。
1つ目が
見通しを立てるのが苦手
ということ。
2つ目が
認知の歪みがあるからです。
それぞれ
解説していきますね。
1つ目
発達の特性がある子は
見通しを立てるのが苦手なために
間違えても
また、やり直せばいい!
というように考えるのが
難しいと言う理由があります。
2つ目の
認知のゆがみとは
物事を自分の考え方のクセに
従って解釈してしまうので
客観視がしづらくなっている
状態のことを指します。
認知のゆがみが強いと、
ときには自分で自分を
苦しめてしまうことに
なってしまいます。
この認知のゆがみは
10パターンあるのですが
この間違いを指摘されて怒るのは
認知のゆがみの中の
白黒ー思考
ゼロー100思考
といった極端な捉え方が
大きく影響をしています。
「これ、間違っているよ!」
と言われたり
ドリルに「×」
をつけられただけで
全てを否定されたように
感じてしまったり
お子さんによっては
この世の終わり・・
くらいに感じてしまっているのかも
しれません。
メタ認知という
自分ができていることを
客観視する力が
5歳くらいから育ってくるのですが
発達の特性がある子は
このメタ認知の発達がゆっくりで
先ほどの
白黒思考やゼロー100思考に
なってしまうんですね。
この子たちに
間違いを納得させようとか
どうにかして
やり直しさせようとするのは
一旦、やめておきましょう。
まずは、1つでも
その子のベストを探して
褒めていくところから始めます。
例えば、その子が書いた字で
できている1文字を見つけて
「この字、綺麗に書けているね!」
「この字、堂々と書けて
かっこいいね!」
のように伝えてあげてくださいね。
褒められることで
自信がついてきて
お母さんの声かけを
素直に聞けそうになってくると
少しずつステップアップして
いきましょう。
例えば
「◯◯ちゃんなら多分
できると思うんだけど」
「この計算問題
もう1回やってみない?」
のような
前置きをつけて
提案をしてみてくださいね。
できなくてもいいなら
やってみようかな?
とやってくれる子もいます。
私は小学校で支援員をしている時に
この声かけで
子どもたちが間違いを受け入れて
くれるようになりましたよ。
お子さんによって
個人差がありますので
様子を見ながら
まずは、良いところを探して
認めるところから
始めてみてくださいね。
宿題への詳しい対応については
こちらのセミナーで
学ぶことができます!
今日はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。