最近、よくご相談をいただくのが
ちょっとでも無理だと思うと
うちの子、挑戦しません・・・
すぐに諦めてしまうのです。

というご相談をいただくことが
増えました。

失敗恐怖症
というのですが

これは大きく
①認知の面
②失敗体験
③育てられ方

から影響がありますので
1つずつ紐解いていきましょう。

①認知から考える

白黒思考という
認知のゆがみが背景にあります。

白か黒か
0か100か
という極端な思考パターンがあり

「失敗したら私はダメな人間」
のように考えてしまうからです。

まあいいっかのような
柔軟な思考ができないので
間違えることに
過剰に恐怖を感じてしまうのです。

宿題の間違いを指摘されると怒ったり

ゲームで負けると怒ったり

ママやパパから見たら
なんでそんなに怒るの?
と不思議を通り越して
ちょっとイライラしてしまうことも
ありますよね。

②失敗体験から

例えば、授業中に
発表した時に

間違ったことを
クラスメイトに
笑われたりするなどの

恥ずかしかった体験が
忘れられなくて
人前で話すことが怖くなってしまう

そんなお子さんもいます。

③育てられ方

「結果」や「成績」「出来栄え」
を褒める声かけをしたり

失敗したことに対して
注意する、否定する声かけをしたり
することです。

「なんで、間違えるの?」
「何度言ったらわかるの?」

といった言葉を
浴びせ続けられると
失敗することはいけないことだ
と思い込んでしまうようになりますね。

子どもの脳はまだまだ
発達途上です。

大人の同じようなスピードでは
できないことも多いです。

日常から
結果ではなく
人と比べるのでもなく

その子その子の成長を
認めてあげることがとても大切です。

ご両親が完璧でないことを
見せていくのもいいですね。

何か、ミスをしても
リカバリーできるんだよ!という姿を
ぜひ、お子さんに見せてあげてください。

私の次男は
不登校になって
俺の人生は終わった・・・・と
中学生の時に言っていましたが

私がたくさんのミスや失敗を
しているのを見ているので
人生どうにかなるって
最近は思えるようになったみたいです(笑)

夕食のお皿を
朝から洗っているとかは
よくありますし・・・

カレー粉を買いに行ったのに
全然、別のものを買ってきて
肝心のカレー粉を買い忘れるとか・・・

車の鍵を2個も失くしてしまうとかね。

改めてかなり不注意。
自他ともに認めるサザエさんです(笑)

私の不注意が
息子たちの
認知の歪みをかなり
和らげてきたなあと思っていますし

模試の結果で
ボロボロの点数だった次男ですが
「伸び代しかないなあ」
と笑って言いのけ

そこから
頑張ろう!って思えるように
成長しました。

結論
親の許容範囲が
広ければ広いほど
子どもたちは伸び伸び育ちます。

いかがでしょうか?
〇〇べき
〇〇しなければ
という思考を持っているのは

実は親である私たちでは
ないでしょうか?

お子さんが挑戦しないのであれば
お父さんが挑戦してみてください。
お母さんが挑戦してみてください。

失敗したら

「まあ、いいっか」
「ドンマイ!」

そんな合言葉が
お家で使われるようになると
本当にお家の雰囲気が変わりますよ。

学校がつらい子どもたちは
十分に頑張ってきたのです。

頑張らせる前に
安心安全に生活できる
日常生活を作ってあげましょう。

今日はここまで。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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