今日はお子さんの
一体、何を観察すればいいのか?
というお話をしていきますね。
進級・進学後
フレッシュスタート効果があり
不登校から
勇気をふりしぼり
一歩を踏み出し
再登校を始めてたお子さん。
その頑張り
ほんとうに素晴らしいです。
でもその一方で
繊細で、完璧主義のお子さんは
「まわりに合わせなきゃ」
「行かなきゃダメだ」
と思うあまりに
自分の気持ちを押し込めて
過剰適応かもしれません。
過剰適応とは
心がムリしてがんばってる
状態です。
お母さんからは
「頑張っているな^^」
と微笑ましく見えても
お子さんの脳=心が
キャパオーバーになっていることが
あるんです。
脳科学的に見ると
ストレスが高い状態が続くと
自律神経が乱れやすくなり
行動や気分に影響が
出やすくなります。
だからこそ、お母さんは
登校できたかどうか
ではなく、
どのような状態で
登校しているのか
を観察してあげることが
とても大切なんです。
観察してほしい3つのポイントをご紹介しますね!
① 朝の様子:表情と体の反応
✔︎朝の顔がこわばっていないか?
✔︎お腹が痛い、頭が痛い
などの体の不調を訴えていないか?
✔︎朝ごはんが食べられているか?
身体症状は、脳からのSOSサイン。
登校はできていても
体が悲鳴をあげていることがあります。
*頭痛・腹痛を訴えているときは
基本、休ませることをおすすめします。
② 学校から帰ってきた後の様子
✔︎とにかくグッタリしている
✔︎機嫌が悪い
イライラが増えた
✔︎一人になりたがる
話したがらない
*頑張っているお子さんほど
「学校ではいい子」を演じて
家で力尽きることがよくあります。
帰宅後に崩れるのは
安心できるおうちだからこそ
出ているサインです。
③ 週末の過ごし方
✔︎土日に寝すぎていないか?
✔︎外出や好きなことをやる元気があるか?
✔︎月曜が近づくと
元気がなくなる様子がないか?
*脳がフル稼働していたサインが
週末にまとめて出てきます。
その落差もチェックポイント!
覚えておいて欲しいのは
登校できた!=100点
ではありません。
脳は安心できてはじめて
伸びていける準備が整います。
お母さんの観察力で
お子さんの頑張りすぎの
サインをキャッチして
「頑張って!!」
ではなくて
「ムリしてないかな?」
の声かけができたら
お子さんの心は
ホッとできるかもしれません。
お子さんが再登校を始めると
ついつい、毎日、登校させることに
フォーカスしがちですが・・・
まだまだリハビリ中くらいに
考えてあげた方が
良いお子さんもいます。
ここで無理をしすぎると
次、G.W.明けにガタッと
調子を崩してしまう
ことになりますので
頑張らせすぎない!
をモットーにお母さんの
観察力をUPしてくださいね!