学校での対応だけでは解決できない学校への恐怖感
定期的に開催しているセミナーで
ご参加のお母さん方からは
お子さんが
「教室がこわい」
「先生がこわい」
「お友達の視線がこわい」
「みんなの前での発表がこわい」
と言ったお子さんの本音のシェアを
よくお聞きします。
さらには
「怖い」を通り越して
「いなくなりたい」
「死にたい」
そこまで追い詰められている
お子さん達の心の叫び声を聞く
お母さんの心に思いを馳せると
いたたまれなくなってしまいます(泣)
学校への恐怖感があるわけですから
多くの方は
学校での対応を
求められる方が多いのですが
それだけだと
根本からの解決は難しいのです。
じゃあ、どうすればいいのか?
と言うと
①環境調整
②お子さんへの対応
この両面から対策を考えてくことが
大切になります。
なぜなら
学校生活の中での様々な刺激を
受け取っていくのは
お子さんの脳だからです。
▼2学期の登校しぶり対策は夏休みから!
不安が強いお子さんの脳内で起きてること
不安や恐怖心の正体は
不安・恐怖を生み出す
動物的な脳である
扁桃体が過剰に反応している状態
です。
扁桃体は、
お子さんが何かを
見たり聞いたりしたとき、
それが「快」か「不快」
であるかをに一瞬で判別します。
刺激に対して扁桃体が
「不快」と判断すると
ストレスホルモンが
分泌されます。
その結果、
心拍数が上がったり
緊張したりといった
自律神経の反応が起こり
それに伴って
動悸や手足の震え、
発汗、吐き気といった
身体症状に現れるのです。
そしてその後に
「不安」の感情が発生する。
と言う脳のメカニズムに
なっているのです。
さらに
扁桃体が過剰な活動をし続けると、
ちょっとしたストレスに対しても
過敏に反応してしまい
記憶力、
注意力、
感情のコントロール
思考、
行動にも影響与えることが
わかっています。
この扁桃体が生み出す
不安という感情が
脳と身体を完全に支配してしまうことを
「扁桃体ハイジャック」
といいます。
このように
「教室が怖い
「学校が怖い」
と言うのは扁桃体の反応ですので
学校だけの対応に任せていても
解決することは難しいのです。
そこで、お母さんの出番です!
長くなりましたので、
じゃあ、どうすればいいのか、
続きは明日の記事で解説していきますね!