今、
「学校に行きたいけど行けない」
というご相談をたくさんいただきます。
学校に行けなくるお子さんは
根がまじめな子が多く
ツラいなあと感じても
無理をして登校する
過剰適応という状態に陥り
学校=ツラい場所
という記憶が定着してしまって
いるお子さんも多いです。
そして
学校に行こうとすると
ツラい記憶を思い出し
学校へ登校することへの
不安でいっぱいになってしまいます。
こちらの
文部科学省の調査からも
不登校のキッカケの半数が
無気力・不安が
約半数にも及んでいることからも
わかりますね。
特に
自閉スペクトラム症(ASD)傾向の
お子さん
繊細(HSC)のお子さんは
不安症を併発しやすく
低学年の頃から
登校しぶりや不登校になりやすい
といった調査結果もあるほどです。
この不安という感情を生み出す
脳の領域を
扁桃体と言うのですが
恐怖・不安・緊張・怒り
などのネガティブな感情
に関わっています。
刺激に対して
この扁桃体が不快と判断すると、
ストレスホルモン
が分泌されます。
その結果
交感神経の緊張が起こり
ひどい時は
手足の震えや
発汗
吐き気といった身体症状が
現れることもあります。
そしてその後に
恐怖・不安の感情が発生する
というメカニズムになっているのです。
不安をなるべく早く
和らげてあげたい理由が2つあります。
1つ目は
この扁桃体の過剰反応が続いてしまうと
ちょっとしたストレスに対しても
過敏に反応してしまい
慢性ストレスとなって
不安障がいを
引き起こしてしまうこともある点。
*不安障がいとは
ーパニック障がい
ー強迫性障がい
ー社会不安障がい
といったものを指します。
2つ目は
ストレスホルモンが
が分泌され続けると
免疫システムのバランスが崩れて
身体と脳に炎症を起こし
記憶を司どる海馬や
記憶力、注意力、
感情のコントルール
思考力
などの理性の脳である
前頭前野にも
悪影響を与えてしまうと言う点です。
不安が強い子の
脳を落ち着かせてあげるために
一旦、
学校のことを考えてなくていい
この長期休暇は
学校に行けなくなった子の
脳を育てるチャンスです!
お子さんあたり前に
やっている行動に目をむけ
肯定の声かけを
しっかりと届けていきましょう!
今日はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!