概要 「寝る時間よ!」と声をかけただけなのに「寝たくない!」と癇癪を起こすお子さんへの対応にお困りではありませんか?癇癪を起こすと、トイレ、歯磨きなど寝支度に時間がかかり、寝る時間がどんどん遅くなるということがあります。寝るのが嫌いというお子さんが、寝支度を楽しく、そして、短時間ですませるようになるスタンプラリー術をお伝えします。
朝が苦手なら、夜、寝るのも苦手!24時間やまない癇癪
子どもの癇癪、いつおこっても、どこで起こっても
お母さんは、イライラし、癇癪への対応に困りますよね。
Wさんの年長の娘さんも、小さいころから、寝起きの癇癪が激しく
朝の対応に困られていました。
Wさん自身、朝からイライラしてしまい
園に送り出しては、娘さんへの自分の対応に反省する日々を
過ごされていました。
そこで取り組まれたのは、早く寝かせること。
朝すっきり気持ちよく過ごすために、
夜は早く寝かそうと頑張っても、
お風呂や歯磨きなどのやってほしいことがなかなか進まず、
日中は癇癪もあるため、気づけば1日中イライラしている日々。

1日中、イライラしていると、
「怒ってしまった」、「あんなことで怒ることもなかったのに」と
毎日、一人反省会をしているということもありませんか?
わが子のことを思うと
早く寝かしてあげたい!
そして、
気持ちよく、目覚めさせてあげたい!
という親心も
実際には、なかなかうまくいかず、イライラすることも。
今回は、
子どもが自分からやりたくなる
楽しく寝支度が進められるスタンプラリー術について、お伝えします。

「寝たくない!」睡眠トラブルのある子どもの正体とは
私たちが、寝たり、起きたり
また、
考えたり、喜んだり
そういった活動は、すべて脳がコントロールしています。
実は、脳には、場所により役割が決まっています。
それらが、ネットワークを作りながら日常の生活を支えてくれています。
ところが、
場所によって脳の発達が未熟なところがあると
感情をコントロールする脳の場所が
過剰に反応してしまい
心も体も眠る準備が整わないのです。
それが、癇癪や、キレやすさにつながっているのです。
早く寝かせようとしてもうまくいかないのは、
脳に未熟な部分があるためなんです。
だからこそ、
脳に負荷をかけず、
さっと動けるコツさえあれば、
楽しく、さっと行動に移せるようになっていきます。

寝るのが大嫌いだった子が\たった3日で/すんなり布団に入れるようになった
Wさんが取り組んでくださったのは、
無料の小冊子
『寝起きの悪い年長さん向け入学準備
眠る力を育てて早寝早起き習慣に身ける声かけBook』
の中でご紹介している『寝支度スタンプラリー』!

取り組んでくださって3日後
「すっと布団に入ることができました!」
というお返事をいただいたのです。
普段の生活の中で、
帰宅が遅くなってしまったり、
予定外のハプニングが起こったりすると
「お風呂入りなさい!」
「歯磨きしなさい!」と
やってほしい行動だけを伝えることが多いですよね。
特に、寝る前は、
お風呂、トイレ、歯磨きなどなど、
することは盛沢山。
子どもが、楽しくテレビを見ているとしましょう。
今、見ている大好きなことから、やらなければいけないことに
切り替えるということが、とても難しいからです。
ところが、
スタンプラリーは、子どもにとって楽しいこと。
楽しいテレビから、楽しいスタンプラリーへ
楽しい→もっと楽しいことには、
ワクワクして素直に取り組めるようになるんですね。
お家での寝支度が、楽しい時間になれば、寝ること自体を
好きになっていってくれます。
眠りを味方につけて、親子が笑顔になれる子育てに一緒に取り組んでいきましょう!