ママの外出のたびに大泣き!母子分離不安の小学生
家でも外でも、
「ママここにいて!」「ママと一緒がいい!」
小学生になったのに、
- ママが外出しようとすると「行かないで」と阻止する
- 家にはパパがいて、一人で留守番するわけではないのに「ママがいい!」と言う
- 大泣きして手がつけられない
小学生になったのに母子分離不安があるお子さんはいませんか?
ママの出発前に玄関でしがみつかれ、子どもを振り払うように家を出ていることに、悩んではいませんか?
この記事では、母子分離不安があってもママが外出する時にも泣かずに「いってらっしゃい」ができるようになる!
そんな2ステップをお伝えします。
「ママ行かないで!」思うように外出ができない日々
現在小学1年生の私の息子も、保育園の頃から母子分離不安があり、小学生になってもその傾向が続きました。
保育園の頃は登園して母と別れる時に大泣き。
休日に母が出かける時には、父が家にいても「ママがいい」「行かないで」と大泣きして、玄関でしがみつく。
母と一緒に来る?と誘っても、「嫌だ!」と泣き続けました。
お留守番も嫌、ママについて出かけるのも嫌。
息子は小学校に入学後すぐに不登校になり、外出も強く拒否していたのです。
以前は、泣かれてもパパに任せて出かけていましたが、不登校になって不安定な息子を置いていくこともできず、仕事も休職しました。
買い物も夫に頼んだり、宅配にしたりと、私自身が外に出ない生活になっていきました。
私自身のメンタルも不安定になり、「子どものために我慢ばかりしている」と、気分が晴れない日が続いていました。
「このままではよくない。自分の時間を持つためにも、短時間でも出かけたい!」
「できたら、出かける時に子どもが泣かないですむようにしたい。」
と思うようになりました。
母子分離不安になる小学生の原因とは?
母子分離不安を抱える小学生には、「不安や恐怖」などの「感情」に反応する脳の部分が強く働きやすい特徴があります。
私たちの脳には危険を察知して身を守る仕組みが備わっていますが、不安や恐怖が強まると、この脳のエリアが過敏に働いてしまいます。
その結果、「ママがいなくても大丈夫」と冷静に考えることはできず、脳と体が不安に支配されてしまい、ママを引き止めようと泣いたり、しがみついたりしてしまうのです。
また、脳には同じ行動を繰り返す(クセになる)という特徴があります。
「登園時に泣く」「ママの外出時に泣く」と繰り返し経験していると、ママが出かける時は泣くという行動がクセのように身についてしまうのです。
このように、一度覚えた行動は、子どもにとって「安心するための方法」として定着しやすくなります。
どうしたら、この行動のクセを解消していけるのでしょうか。
泣かずに「いってらっしゃい」が叶う!外出前の2ステップ
母子分離を抱える小学生が、母の外出時に不安定にならないようにするためには、
① 小さな成功体験をつみ重ねる会話
② 母の外出時の「楽しそうなミッション&ごほうび」
がおすすめです。
(1) 小さな成功体験をつみ重ねる会話
母子分離不安は、出発時だけを工夫しても解消されません。
日常的に、小さな成功体験をたくさん積み、ネガティブな記憶を書き替えていくことが大切です。
「着替えるんだね。」
「ごちそうさまって言ってくれてうれしい」
「ゲームしてるんだ。この技かっこいい!」
など、どんな小さなことでも言葉にして、子どもの記憶に残していきます。
特に、母が外出する前の時間帯には、不安も高まるのでこの会話はとても重要です。
(2)母の外出時の「楽しそうなミッション&ごほうび」
お留守番の最中に、「ミッションをするとお菓子がゲットできる」など、ママがいなくても楽しめそうなことを計画しておきます。
我が家の場合には、「宝探しミッション」が息子に効果バツグンでした。
- ミッションのお手紙を渡す
- ヒントの絵や言葉をたよりに、複数のカードを集める
- すべて集まったら、お菓子をゲット!
当時、息子は「ドラゴンボール」にはまっていたので、隠すカードにドラゴンボールの絵を書き、アニメの設定と同じように「7つ集める」というミッションにしました。
宝探しをしながら、「目を使う」「体を動かす」「考える」という様々な脳のエリアが刺激されます。
このように、様々な脳のエリアを使うことで、不安な気持ちから離れられる効果もあります。
また、最後にお菓子がゲットできるというごほうびも、やってみようという気持ちを引き出すきっかけになります。
「いってらっしゃい」ができるようになった母子分離不安の息子
このミッションを初めてやってみようと思った日、息子は母の外出を嫌がり泣いていました。
ところが!
母がミッションの説明をすると大好きなドラゴンボールの絵を見て、泣き止んだのです。
そして、「やる!」とすぐに動き出しました。
私は「おお!やるんだ!!どこに宝があったかあとで教えてね!」
と明るく声をかけて家を出発しました。
息子が泣かずに私が家を出られたのは本当に久しぶりで、体が震えるほど嬉しかったです。
その後も、出かける度にミッションを用意するようにしました。
私だけ外出できる日も月に2回、週に1回と増えていきました。
息子の脳には、「ママが出かける時にはミッションがある。お菓子が楽しみ!」という新しい習慣ができたのです。
そのうち、ミッションが無くても泣かずに出かけることができる日も出てきました。
今でも、母の外出を予告すると「いやだ」となることもありますが、
外出までに肯定的に関わり、安心の土台を作ることで、息子も心の準備をして「いってらっしゃい」をしてくれるようになりました。
きっと同じ悩みを抱えているお子さんも、変化していくはずです。
どんなミッションを用意したら、お留守番時の楽しみになりそうか、ぜひお子さんの趣味や興味を活用して考えてみてくださいね。
発達科学コミュニケーションアンバサダー
松原みのり