幼稚園への行き渋り!不安が強い繊細な子が笑顔で行ってきますに変わったママの声かけテクニック

幼稚園嫌い!行かない!と毎朝泣いているお子さんはいませんか? この記事では不安が強い繊細なお子さんの行き渋りを解消するためのママの対応方法についてお伝えします。

 

「幼稚園嫌い!行かない!」子供のネガティブな感情に振り回されていました

 

毎朝、お子さんのネガティブな感情に振り回されていませんか?

不安が強い私の娘は夏休み明けの行事が多い2学期に幼稚園への行き渋りが悪化します。

毎朝の「行きたくない」という言葉にドキッとし、また始まった・・・とイライラ。

私は娘の感情に振り回されていました。

 

そんな娘の様子に私は、

「なんで?行ったら楽しいよ!」

「早くして!遅れちゃうよ!」

「泣いてるの⚫︎⚫︎ちゃんだけだよ!」とばかり声かけをしていました。

 

幼稚園の先生からは、

「朝だけですよ!教室に入ったら泣き止みます」

「幼稚園に来ちゃえば大丈夫です」

「休み癖がつくので連れてきてください」

 

その言葉を信じ、私は泣いている娘の手をひき無理やり先生に引き渡す毎日でした。

 

そして周りのお友達と比べて、娘ができていないことばかりが気になり、できるようにしてあげなきゃという私自身の焦りから娘のできていないところばかりに注目して指摘をすることが多くなっていきました。

 

しかし、私のこのような対応が不安が強い娘の心を傷つけ、更に自信をなくし、行き渋りを悪化させてしまっているということを発達科学コミュニケーションに出会い、知ることになったのです。

 

 

幼稚園への行き渋りは心のSOSでした

 

不安が強い子の脳は不安やネガティブな感情を強く感じやすく、プレッシャーや不安な感情で脳を支配し、心にブレーキがかかります

また、他人の感情には敏感なところがあり、親や先生の反応を気にします

 

娘の行き渋りが始まった時期は運動会が終わったあとでした。

 

行事ごとは先生も指導に力が入り、できていないところを指摘されることも多く、周りの子が注意されていると、不安が強い子は自分のことのように受け取ることがあります。

 

当時、娘は本当は「工作」が大好きなのに「工作嫌い!」と言うようになりました。

どのように作ったらいいのかイメージする事が難しく、先生に聞きたくても忙しそうだから聞くことができず、工作の時間がくると「失敗したらどうしよう」と不安が強くなっていきました。

その結果、娘の心は疲れてしまい、幼稚園に行き渋るようになったのです。

 

以前の私は、不安が強い娘に対して逆効果の対応ばかりしていたため、行き渋りは悪化していました。

しかし、私が対応を変えたことで、娘が少しずつ変わっていきました。

 

 

不安が強い娘が自信を取り戻すためにママができる声かけとは?

 

私が娘に行った対応は、できていないことはスルーし、たったひとつでも、小さなことでも、当たり前のことでもできていることに注目するです。

そして、実況中継をしながら肯定的な声かけします。

 

たとえば

・おはようが言えたね

・朝ごはん食べ始めたんだね

・もうここまで着替えたの!

・かばん玄関までもって行けたね

・昨日より⚫︎分早く準備できたね などです。

 

ここで大切なのは

100%できたら褒めるのではなく、やり始めた時や途中でこまめに褒める(肯定する)ことです。

 

出来てるよ!ということを伝えることによって、「できた」ということに本人が気づきやる気になったり、成功体験を積み重ねていくことで、好ましい行動が増えていくようになっていきます。

 

 

将来の夢は「幼稚園の先生」と言えるくらいに変わりました!

 

このような対応を続けることで、娘は少しずつ自信を取り戻し、不安があったとしても「できない」と思っていたことが「できるかも」に変わり、「できた」と行動できるようになっていきました。

 

幼稚園の先生からは、先生べったりだったのに、最近は気の合うお友達を見つけて活発に遊び、困ったお友達を見つけると「どうしたの?」と助けてあげることもできていますよという嬉しい報告もありました。

 

今では、笑顔で「行ってきます!と幼稚園へ向かい、将来は自分の通っている幼稚園の先生になりたい」と夢を語れるようにもなりました。

 

ママが関わり方を少し変えることで、子供の笑顔はきっと戻ります。

ママと子供が一緒に笑顔で進んで行けるように、ぜひ試してみてくださいね。

 

 

<執筆者>

発達科学コミュニケーション アンバサダー

白倉ひより




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