自己主張ができない引っ込み思案な母子分離不安キッズが自分の意見を言えるようになる3つのポイント

なかなか自分の気持ちが言えない・・・自己主張ができない引っ込み思案な母子分離不安キッズはいませんか?親としては、はっきり気持ちを伝えられる子になって欲しいですよね。この記事では、子どもが自分の意見を言える子になるために、ママに気を付けて欲しいポイントを3つお伝えします。

自分の気持ちが言えない…もじもじするだけの引っ込み思案な母子分離不安キッズ

 

いつもママにべったり、問いかけられてももじもじしているだけで、質問に答えられない、引っ込み思案な子はいませんか?

 

また、子どもが何か嫌なことがあったのはわかるけど、その理由を言わずに落ち込んでいたり、泣いていたり、はたまたイライラし始めたり…自分の気持ちが言えない。

 

 

そんな姿を見ていると何をどうしてあげればいいのかも分からず、ママは困りますよね。「はっきり言いなさい!」と、怒ってしまうママもいるのではないでしょうか?

 

言葉での自己主張は大人でも難しいものです。この記事では、気持ちを伝えることが苦手な引っ込み思案な母子分離不安キッズが、少しずつ自分の気持ちや考えなどを伝えて自己主張ができるようになるママのサポートの仕方をお伝えしますね。

 

言葉が出るまで待ってますか?自己主張できる子にするには「考える時間」が必要です

 

そもそも、お子さんに何か問いかけた時、お子さんが何か話すまで待っていますか?

 

次々に別の問いかけをしたり、同じ問いかけを繰り返したりしていませんか?

 

質問をされると、子どもは脳内で色々と考えてから、言語化し、アウトプットしていきます。それが早くできる子もいれば、なかなかできない子もいます。

 

母子分離不安キッズは、答えだけでなく、「これを言っても怒られないかな?」「この考えはおかしくないかな?まちがっていないかな?」と自分の答えに相手がどんな反応をするのかを心配して考えてしまうため、より時間がかかりやすいのです。

 

すぐに答えないからといって、次々に別の問いかけをしたり、「早く早く」と急かしてしまうと、どんどん自分の気持ちが言語化できず、自己主張できなくなってしまいます。

 

だから、自己主張のできない引っ込み思案な母子分離不安キッズには、問いかけたら「考える時間」を取ってあげることが必要なのです。

 

 

引っ込み思案な母子分離不安キッズが自己主張できるようになる3つのポイント

 

1.ゆっくり・笑顔で・やさしく話す

2.問いかけたら待つ

3.後でまた聞いてみるねとまだ待てることを伝える

 

ゆっくり・笑顔で・やさしく話す

 

Slow(ゆっくり)・Smile(笑顔で)・Sweet(甘い声=やさしい声)の頭文字を取って「3S」で話しかけることを基本にします。

 

子どもは、言葉そのものよりも、話す人の雰囲気からニュアンスを先に感じ取ります。話しかける人の顔が笑ってなかったり、口調が強かったりすると、そこでもう緊張モードになり話すことはできません。

 

ですが、3Sで話しかけることで、母子分離不安キッズは安心し、自分の気持ちや考えていることを話しやすくなります。

 

問いかけたら待つ!

 

問いかけたらまずはお子さんの答えを待ちましょう。考えているようなそぶりがあれば、にっこりしながら、ゆったりとした気持ちでお子さんを見てあげていてください。

 

違うことを始めてしまうと、答えを必要とされていないんだとショックを受けたり、もう考えなくていいか!と考えることをやめてしまいます。

 

母子分離不安キッズには、5分でも待つくらいの気持ちでいてあげてください。ふと自分の主張を伝えてくれることがあります。

 

すぐ言えそうにないときは「後でまた聞くね」と声をかける

 

待つと言っても、5分くらいが精一杯かもしれません。もう待てないなというときは、「考えておいてね。後でまた聞くからね。」と一言伝えて、違うことをしながら待つのもOKです。

 

この時もイライラして言うのではなくて、3Sは必須です。そして、必ずもう一度聞いてあげましょう。そうすることで、本当に待っていてくれたんだと安心し、子どもは言いにくかった自分の気持ちを伝えやすくなります。

 

このように、考える時間を与えて、必ず答えを聞いてもらえるということが分かれば、子どもは少しずつ言葉で自己主張をすることができます。

 

 

 

もじもじしていた母子分離不安キッズがママには言葉で自己主張できるようになりました

 

この3つのポイントを意識して娘と接していると、泣いたり怒ったり落ち込んだり態度でしか自己主張できなかった子が、言葉で自己主張できるようになりました。

 

今すぐに言えなくても、しばらくしてから私が娘に聞きなおす前に、「あのな、さっき泣いてたのはさ・・・」と、自ら気持ちを言えるようになりました。また、じっくり考えてから、行きたいところに一緒に来てほしいと頼めたり、1人で挑戦してみたいと自分の気持ちを言葉で伝えられるようになりました。

 

私も、この子は自己主張できないんじゃなくて、時間がかかるだけと思うことで、アウトプットするタイミングが来るまで待つことができるようになりました。

 

安心して考えられる時間をもらえることが分かった娘は、落ち着いて自分の考えと向き合えるようになり、たくさん気持ちや考えを言葉で伝えられるようになり、私には自己主張上手になっています。

 

待つことを意識していると、多くの大人は待てないでいるなと感じます。お子さんの成長のために考える時間を与えられるママになっていってくださいね。

 

 

発達科学コミュニケーショントレーナー

桃奈やすこ

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