お風呂嫌い!感覚過敏な子が頭からシャワーを克服!6年の拒否を乗り越えた方法

お風呂が嫌いと嫌がったり、水に顔がかかるのが嫌でシャンプーがスムーズにできないお子さんはいませんか?もしかすると感覚過敏があるかもしれません。この記事ではママの会話術で子どもの感覚過敏や触覚過敏を和らげる方法をお伝えします。

お風呂が嫌いで顔に水がかかると大泣きする子

 

お風呂が嫌い。

顔に水がかかるのが怖い。

シャワーを頭からかけてシャンプーができない。

 

同じ年の子達は、頭からシャワーをかけてお風呂に入っているのに…。

顔に水がかかると癇癪、そんな子の髪の毛を洗ってあげるのは大変…。

うちの子は感覚過敏なんだろうか?」と悩んでいませんか?

 

「一体いつになったらスムーズに髪の毛を洗えるようになるんだろう」と感じている方も多いのではないでしょうか。

 

 

6歳の息子を抱っこして髪の毛をシャンプーしていた日々

 

現在小学1年生の私の息子も、赤ちゃんの頃からお風呂が嫌いでした。

プールにも入ろうとしない。

保育園での水遊びも嫌いでした。

 

お風呂に入っても顔を洗いたがらず、水が少しでも顔にかかったら、「ギャー!」と癇癪になり、不機嫌MAXに。

「髪の毛を洗いたくない!」と、2週間くらい洗わない時期もありました。

 

実はお風呂嫌いバトルで、泣き声がひびき、近所の人から子ども家庭支援センターに通報されたこともあったほどです。

 

嫌がり方が普通じゃないので、「感覚過敏や触覚過敏があるのかな…」と思っていました。

それでも、私は髪の毛を洗いたくて、息子を赤ちゃんのように膝の上に横抱きし、どうにか機嫌を取りながらシャンプーをしていました。

 

 

しかし6歳を過ぎると、さすがに体も大きくなり、片手で抱っこして髪の毛を洗うのは至難の業に。

「いつになったら、自分で髪の毛を洗えるようになるんだろう」となかば諦めに近い気持ちでいました。

 

 

お風呂が嫌いな理由は感覚過敏なせい!?

 

顔に水がかかることを長期間にわたって強く嫌がる場合、2つの理由が関係している可能性があります。

 

①感覚過敏

感覚過敏のうち、触覚の過敏さがある子どもは、多くの人が気にならない刺激でも、とても不快に感じたり、強く反応したりすることがあります。  

水が顔にかかると、その触覚を「嫌な刺激」として強く感じてしまうのです。

 

また、目に水が入ってしみたり、鼻に入ってツーンとすることが、感覚過敏の子にとっては非常に強い「痛み」として感じられる場合も。  

この経験が繰り返されると、「水に触れると痛い」というイメージが定着し、水そのものを嫌がる原因になり、お風呂も嫌いになるのです。

 

②予期不安  

予期不安とは、実際に嫌なことが起こる前から「また嫌な思いをするかもしれない」と心配し、不安を感じることです。  

 

例えば、顔に水がかかる瞬間を想像して「目に入ったらしみるかもしれない」と考えることで、実際に水がかかる前から恐怖心やストレスを抱えてしまいます。  

  

 

こうしたネガティブな経験が繰り返されると、「お風呂は嫌なことが起こる場所」というイメージが強まります。  

その結果、顔や髪を洗うことはもちろん、水遊びまで嫌がるようになることがあるのです。  

 

 

感覚過敏を和らげるお風呂が嫌いな子への会話術

 

お風呂が嫌いな子の感覚過敏はママとの会話で和らげることができます。

ただし、感覚過敏を無理やり解消しようとすると、ストレスが増して逆効果になります。

 

感覚過敏は脳が成長すると自然と和らいでいきます。

では、脳の成長を加速させるためにできることは何でしょうか?

 

 

(1)「水が顔にかかっても大丈夫だった」という成功体験の記憶を重ねる

 

水に対する不安を和らげるには、ネガティブな記憶を「できた」というポジティブな記憶で上書きしていくことがポイントです。

 

顔に水しぶきがかかっても、大騒ぎしなかった時には、

「え!今大丈夫だったの!?」

「目には入ってないね!」

など「水がかかっても大丈夫だった」という成功体験が記憶されるように、会話で伝えていきます。

 

 

(2)安心できる「見通し」をわかりやすく伝える

 

苦手なことをいきなりやらせるのは禁物です。

安心できるように、親がやっているところを見せながら、言葉で伝えて「安全だという見通し」を持てるようにします。

 

気楽な会話の中で伝えていく方が、「無理やりやらせようとしている」と警戒されません。

クイズ形式で楽しそうに伝えることも、息子には有効でした。

 

「クイズです!ママを見ててね。

 顔を下に向けて、頭からシャワーをかけると、目に水は入るでしょうか!?」

「かからない!」

こんな感じで楽しく会話すると、不安な気持ちが和らぎます。

 

 

親のやっている姿を「見る」

会話で「聞く」

目と耳の両方から、脳へのインプットを繰り返し、「本当に大丈夫なのかも…」と本人が考えるようになっていきます。

 

 

お風呂が嫌いでも頭からシャワーができるようになった息子

 

お風呂が大嫌いだった息子は安心できる会話を重ね、スモールステップで成功体験を積んでいきました。

 

  • シャワーを自分で首の後ろにかけた
  • ママがシャワーで頭の後ろだけかけた
  • 自分で顔を洗った
  • シャワーでうがいをしてみた

 

など、たくさんの挑戦をつみ重ねていきました。

そして、時々自分から新しい事にチャレンジするようになりました。

 

「え!!自分で髪の毛にシャワーかけてる!」

「頭からシャワーかけてるね!!」

など、大きなリアクションで驚き、息子の成功体験の記憶をたくさんつくっていきました。

 

すると、息子はママを驚かせたくて、どんどん色んな挑戦をするようになりました。

今では自分でシャンプーができるようになりました。

 

それでも、髪の毛を洗うのは好きではない息子ですが、

「今日は洗わないけど、明日は洗う」

など、自分で決めて行動しています。

 

お風呂が嫌いでも、感覚過敏があっても、「大丈夫だ」と自分で思えば、どんどん挑戦するようになります。

子どもは自分ができることを増やして、ママを驚かせるのも大好きです。

日々の地道な会話の積み重ねで、一気に成長していきますよ。

 

 

<執筆者>

発達科学コミュニケーションアンバサダー

松原みのり

 

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