友達の輪に入れない…不安が強い小学生が“自分から話せるようになる”ママの関わり方

友達と遊んでも会話に入れず様子を見ている、気がついたらポツンとしている…。そんな様子に心配になっていませんか?この記事では不安の強い子が友達と話せるようになるためのママの関わり方を実体験をもとにお伝えします。
 

友達の輪に入れない不安の強い息子

 

友達と遊んでいても、気がついたらポツンと1人でいる。
みんなが話をしているのを聞いているだけ。
みんなと同じ遊びをしたがらない。

 

そんな友達の輪に入れない子どもを見て、心配になっているママはいませんか?

 

我が家の小1の息子は友達の輪に入れない、不安が強い子どもです。
小さいうちはマイペースなタイプのお友達と仲良く遊んでいました。
そのお友達とは会話は必要なく、一緒にいるだけで楽しい関係性でした。

 

ところが、年長になり周りの子の会話レベルがアップするにつれ、ルールのある遊びやトランプをしている友達の輪に入らず、過ごしていました。

 

でも、家では保育園ごっこをして、同じクラスの子たちを何人も登場させたり、「僕の仲間だから!」というセリフを言ったりしていました。

 

「友達と仲良く遊びたい。でもなんだかうまくできない。」
そんな思いを抱えているように見えました。

 

小学生になってからは、息子の会話スタイルが同じ年齢の子とちょっと違うかもしれないと思うようになりました。

 

関わりたくて離れたところで何か話してみるけど、周りの子には聞こえてないし、相手は知らない話題だったりするのです。

 

これじゃあ友達とは関わりにくいだろうな…
このままだと友達いなくなっちゃうじゃないの…?
と先のことまで心配してしまいました。

 

 

でも、発達科学コミュニケーションを学び、今の息子に必要なことを実践していくと、少しずつ人との関わり方が変化していきました

 

この記事では不安が強く、友達の輪に入りたくても入れない子どもに、どんな経験が必要なのかをお伝えします。

 

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なかなか友達の輪に入れない理由とは?

 

友達の輪に入れない子の中には大きく分けて2つあります。

 

一つ目は、そもそも友達の輪に入らなくても困っていないパターン

 

ASD(自閉スペクトラム)タイプのお子さんに多い傾向があります。
一人の遊びや自分のペースで過ごす事が性に合っていて、不満はない場合です。

 

もう一つは、友達の輪に入りたいけど不安や困り感を抱えているパターン

 

息子は、こちらのタイプに当てはまりますが、自分のペースで過ごしたい気持ちもあり、前者のタイプとの混合かなと感じます。

 

では、友達の輪に入りたくても入れない場合、何に困っているのでしょうか。

 

  • 人の気持ちに敏感で小さな事でもストレス
  • 「話しかけても答えてもらえないかも…」等、ネガティブな想像をする
  • 大人数が苦手
  • 会話や関わりが一方的
  • まわりの子の会話や遊びの展開についていけない、状況理解がゆっくり

 

皆さんのお子さんはどんな困りごとを抱えていますか?

 

息子は、大人数の声が苦手だったり、状況理解がゆっくりで、遊んでいても「ルールがわからない!」と不安になるようです。

 

小さい頃から、公園に行くとまずはじ〜っと周囲を観察していました。

周りの子たちがどんな動きをするのか、どんな性格の子なのか、その情報を一気に受け取り、整理するまでに時間とエネルギーを使うようです。

 

そんな友達の輪に入れない不安の強い子には、どんな経験が必要なのでしょうか。

 

 

 

自分から話しかける子になる秘訣はママの関わり方にあった!

 

不安の強い子が友達と話せるようになるのに必要なこと、それは
「人とのやり取りがうまくいった!」という経験です。

 

友達と遊ぶ経験が必要だからと、無理に集団に入れたらどうでしょうか。

「何かを話しても聞いてもらえなかった」
「イライラしたので、友達にひどい事を言った」

など、結果的に「うまくいかなかった」という経験を積み重ねてしまいます。

 

すると、次に友達と遊ぼうとする時に「うまくいかないかも」と考えるようになっていきます。

 

不安の強い子には、人とのやり取りが絶対にうまくいく相手が必要です。
それは、ママです!

「自分の話を最後まで聞いてくれた!」
「この話をしたら、ママが笑ってくれた!」

この成功体験が、コミュニケーション力を育てていきます。

 

具体的に2つ紹介しますね。

 

<1> 同じタイミングで笑う

同じテレビ、同じ動画を見て同じタイミングで一緒に笑う!

 

コミュニケーションの土台は、言葉ではなく「心のやりとり」です。
言葉が達者だからコミュニケーション能力が高いわけではありません。

感情を一緒に共有できる!それが、コミュニケーション能力の土台を育てます。

 

 

<2> 自分の好きなことを沢山話す

子どもが話しやすい事を沢山話すことが大事です。

 

ゲームや好きなキャラ等、同じ話ばかりすることが心配なこともありますよね。

そんな時には、「え~!なんでそのキャラは倒されちゃたの?」など、深めたり、広げる質問をしてみるのもおすすめです。

 

この「うまくいったやりとりの経験」を、徐々に色々な人に広げていきます

 

まずは、ママ、次はパパ。
その次はじぃじ、ばぁば。
または安心して付き合える友達1人、2人。

いきなり大人数にせず、少しずつ安全基地を広げていくイメージです。

 

 

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不安が強い子でも自信をつけて友達の輪に入っていける!

 

なかなか友達の輪に入りにくい、不安が強い息子ですが、近所の人と会った時には、ママとのやり取りをそのまま再現するようになりました。

 

例えば、家でやっていた腕立てを見せる。

相手が大人だと、「え~!すご~い!腕立てできるんだ!」と反応をもらえる。

子どもが相手だと、「私もやる!」「僕も!」と腕立て大会が始まる(笑)

 

これをやったら友達は見てくれる、話をしてくれるというパターンを学習し、相手が変わっても同じパターンで関わりにいっています。

 

また、先日は近所の子5人でサッカーの試合をしました。

ちょうどサッカーにはまっていたのですが、試合形式は初めてだったので、年上の子がルールを説明してくれました。

 

以前なら、この時点で「やらない!」と言っていました。

でもこの時は、ルールをしっかりと聞き、母が念のためもう一度説明を補足すると、やる気満々でサッカーに参加しました。

 

 

発達の全ての土台は「ママとのコミュニケーション」

発達科学コミュニケーションで学んだことを、実感した瞬間でした。

 

不安が強い子でも、友達の輪に入る階段を着実に登っていけます。

ぜひ今日から、「ママとの会話が子どもを育てる」を軸にして、お子さんと会話してみてくださいね。

 

 

 

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<執筆者>
発達科学コミュニケーションアンバサダー
松原みのり

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