「母子登校やめたい!」ひとりで学校にいけない子の正しい自信のつけ方

楽しみに入学したはずの小学1年生。まさか我が子が母子登校になるなんてって思いますよね。母子登校は早くやめたいと焦って無理やり連れて行こうとしていませんか?ひとりで学校に行けない子に必要なのはお家で自信をつけてあげることです。この記事では我が家で行った対応方法をご紹介します。

 

こんなはずじゃなかった。小学1年生の母子登校、やめたいと思いませんか?

 

楽しみにして入学した小学1年生。当たり前にみんなと一緒に登校すると思っていたら気づいたら母子登校になっている、なんてことはありませんか?

 

こんなはずじゃなかったのに。
楽しく通ってくれると思っていたのに。

 

「学校に来たら楽しそうにしていますよ」
「連れてきてくれれば何とかします」

 

良かれと先生も対応してくれるけれど、泣いているわが子を無理やり引き離して帰るのも心が痛い。

 

帰りは楽しそうに帰ってくるのに。
学校では楽しいはずなのに。

 

明日の朝は嫌がらずに学校に行ってくれるかな?
休み明けだからすごく嫌がりそうだな。

 

そんな風に心配になりませんか?

 

「何でうちの子だけ?他の子は集団登校できているのに。」
「他の子は楽しそうに学校に入って行くのになんで??」

 

いつまで続くかわからない母子登校、早くやめたい!って思いますよね?

 

 

 

 

やる気と希望で入学したのに母子登校に

 

我が家には小学2年生の娘がいます。昨年、小学生に憧れがあり
「早く学校に行きたい!」
とやる気と希望で小学校に入学しました。

 

最初のうちは集団登校でがんばって登校していましたが、数週間後には

 

「学校嫌だなぁー」
「お腹が痛いよー」
などネガティブな発言が増えてきていきました。

 

そして嫌がる日が増えていき、GW明けには毎朝学校まで一緒に母子登校することになりました。

 

初めの頃は、送って行けば学校に入りすぐに離れることができましたが、それが下駄箱の前まで一緒、そして教室の前で

 

「ママがいい!」
泣きながら先生に連れて行かれるようになりました。

 

私も仕事のため、泣く子を先生にお願いし、後ろ髪引かれる思いで仕事に向かっていました。

 

しかし、私は上の子の母子分離不安で発達科学コミュニケーションを始めていたので、下の子にもその特性があるのでは?と思うことができました。

 

母子登校は早くやめたいと思ってしまいましたが、ここで焦ってはいけないと考えました。

 

 

 

 

なぜ、小学1年生の母子登校は始まるのでしょうか

 

では、なぜ最初は楽しんで登校していたのにだんだんと母子登校になったのでしょうか?

 

それは、幼稚園から小学校という大きな環境の変化に対応できなくなり、不安が大きくなっていった為でした。

 

そして、自信をだんだんとなくしていき、子どもが母親から離れることに対して不安を感じる母子分離不安の特性が出てきたからでした

 

また、娘は幼稚園の卒園数ヶ月前から吃音が出始めていました。

 

吃音とは、言葉が円滑に話せない、スムーズに言葉が出てこないことです。ストレスによって症状が出る事もあります。  

 

楽しみにしていたように見えましたが、小学校入学というストレスで娘の出していたSOSだったのです。

 

母子登校は今すぐにでもやめたいと思いがちですが、焦ってはいけません。

 

ではどのようにすれば母子登校はやめられるのでしょうか?

 

 

 

 

母子登校になっても焦らないで!お家で自信をつけてあげましょう

 

母子分離不安の特性があり、母親から離れることに不安を感じるようになってしまったのならお家で自信をつけてあげればいいのです

 

私が実践した事は主に二つです。

 

まず一つ目は朝から肯定をたくさん増やしました

 

「起きれたね」

「ご飯食べてるんだね」

「今日はここでバイバイできたね」

「ここまで歩けたね!」

 

また、何か出来た時や喜ぶと時には

「〇〇できたね!」

「やったね!」

とハイタッチ  

 

このようにしてたくさんできていることを伝えていきました

 

この肯定の言葉が子どもの成功体験になっていったのです
不安が強い子には家での成功体験が大切です

 

このようにして、自分にはたくさんできていることがあるんだと感じ、少しずつ自信を取り戻すことができました。 

 

二つ目は子供の行きたくないという言葉の本気度はどの程度なのか探ることです。

 

朝起きた時に
「学校嫌だなぁ」のネガティブ発言があった時には

 

「行きたくないと思う時あるよね」
と、いったん気持ちを受け止めます

 

そして、子供の顔色や、前夜の様子などから、この子の行きたくないの本気度はどのくらいなのかな?と考えます。

 

主に行きたくないには3種類あります。

 

1、ただ口ぐせのように言ってる

2、言いながら気持ちを切り替えようとしている

3、本気で行きたくない

 

対応が必要なのは3の本気で行きたくない時です。

 

本気で行きたくないと感じた時は無理やり学校に行かせるのではなく、仕事が休みの時には休ませたり、祖父母に頼んだり、行きたくなった時に途中から学校に連れて行きました。

 

よく、一度休ませたら休み癖がつくのでは? と考えてしまうこともあると思いますが、お家でゆっくり休んだら、次の日には登校することができました。

 

このような対応を続けていったら以前のようなネガティブ発言はほとんどなくなり、泣いて教室に入れなくなることはなくなりました。

 

学校まで連れて行けば自分で
「行ってきます」と笑顔で登校できるようになりました。

 

そして、だんだんと集団登校で登校できる日が増えました。

 

2年生になった現在では毎日集団登校を頑張っています。

 

いつの間にか吃音も気にならなくなっていました。

 

母子登校になると焦って、早くどうにかしなきゃ!早くやめたい!って思ってしまいますよね。

 

でも、早めに対応していけばひどくなる事はありません!

 

焦ることなく対応していきましょう。

 

 

 

 

<執筆者>

発達科学コミュニケーションアンバサダー
澤村 祐依

タイトルとURLをコピーしました