学校に行きたいけど行けない…母子分離不安の子の矛盾が起きる理由とは?

学校に行きたいのに行けないわが子を前に、どうしていいかわからずお悩みの方はいませんか?この記事では、母子分離不安の子が矛盾した気持ちを抱える理由と実体験に基づいた行き渋り解消方法についてお伝えします。

 

「学校に行きたいけど行けない」娘との毎朝の葛藤

 

朝登校する時間になっても動き出すことができず、ポロポロと涙を流す母子分離不安っ子はいませんか?

 

私の小学生の娘は毎朝登校しようとすると、体が動かなくなってしまい、「学校には行きたいのに行けない・・・」と言って泣いていました。

 

”行きたくない”ならまだしも、”行きたいのに行けない”という気持ちが私には理解できず、

いつまでも家の前でグズグズしている娘にどう接したら良いかわからず頭を抱えていました。

 

個人面談で担任の先生に娘の様子を相談してみるものの、

 

「学校に来てしまえば友達と楽しく過ごしていますよ」

「授業もしっかり聞いているし、慣れれば問題ないでしょう」

 

と言われていたため、とにかく学校にさえ連れていければそのうち何とかなると考えていました。

 

 

ですが、「学校に行きたいのに行けない」という母子分離不安の子の様子を見てしまうのは危険です。

 

なぜなら、間違えた対応をし続けてしまうと不登校に繋がってしまう可能性があるからです。

 

実際に私はNG対応をし続けた結果、娘が不登校になってしまった時期がありました。

もっと早くに正しい対応方法を知ることができていたら・・・と今でも後悔しています。

 

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脳の仕組みから見る「行きたいのに行けない」理由

 

母子分離不安のある子が学校に行きたいのに行けないというのはウソでもないし、甘えでもありません。

 

これは元々持っている脳の特性からくるものです。

 

空気を読みすぎる

 

母子分離不安っ子は周りの空気を読みすぎてしまう脳の特性があります。

 

そのため、大人が学校に行ってほしい・子どもは学校に行くべきだと思っていることが伝わってしまい、本人はストレスで限界を迎えているのに大人の気持ちに応えようとして学校に行かなくてはいけないと感じています。

 

その気持ちが「学校に行きたい」という発言に現れているのです。

 

 

 

ネガティブな記憶が残りやすい

 

母子分離不安っ子はネガティブな記憶が残りやすい脳の特性があります。

 

小学生の生活には小さなストレスがたくさんありますよね。

 

・先生が怒っていて怖かった

・お友達がぶつかってきて嫌だった

・給食に苦手なものが出てきたのに我慢して食べなくてはいけなかった

 

などなど・・・

 

これらのストレスがネガティブな記憶として蓄積されて、学校=嫌な場所になってしまいます。

 

そのため、頭では「学校に行かなきゃ!」と思っていても体は拒否反応を示してしまい、行けないという状況が起きるのです。

 

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母子分離不安の小学生が動き出す3つの対応法

 

では、学校に行きたいけど行けない母子分離不安っ子にはどのように対応したらいいでしょうか?

 

私が実践した3つの対応をご紹介しますね。

 

脳にストレスをかけない対応をする

 

「学校に行きたいけど行けない」と言われた時に、お子さんの気持ちに共感してみましょう。

 

何で行きたいのに行けないの?

行きたいなら行けばいいじゃない

 

ついつい言いたくなってしまいますが、このような声かけはNGです。

 

そうなんだね、どうしてそう思ったの?とお子さんの気持ちにまずは共感しながら様子を観察してみてください。

 

自分の気持ちを受け止めてもらえたという安心感で脳のストレスを減らすことができます。

 

選択してもらう

 

お子さんの様子を観察しながら、選択肢を出して選んでもらいましょう。

 

何時間目から行けそう?

ママと一緒に行ってみる?

途中で帰ってきてもいいんだよ

 

このように、学校へ行くことのハードルを下げることで行動しやすくなります。

 

 

学校に行くことを無理強いすると、子どもを追い詰めてしまいます。

 

遅刻してはいけない、1日行かないといけないという考えを手放して、どうすれば子どもにとって学校に行けたというポジティブな記憶になるのかを考えてみましょう。

 

できていることを伝える

 

選択肢を与えて選べたら、今できていることを伝えていきます。

 

・学校の準備ができたね

・学校まで来れたね

 

というように、子どもがやっていることをそのまま口に出してあげましょう。

 

できていることに気づくことで子どもの自信に繋がります。

 

 

 

時には、選んだけれども実際にはできないこともあるかもしれません。

 

そんな時も、そこまでの過程でできていたところを伝えたり、やってみようと思ったことに対して肯定してあげましょう。

 

私の娘も授業に出ようと思い家を出たものの、途中で足が止まってしまい引き返すこともありましたが、そんな時は

 

・靴は履けたよね!

・学校の門まで来れたね!

・やってみようと思えたことがマルだよね

 

と伝えていました。

 

ママの学びが子どもの未来をひらくカギになる

 

こうやって、子どもの気持ちに共感しながら自分で選択し行動をしていくことをサポートしていくことで、一時期は学校に行くことができなかった娘ですが、少しずつスモールステップで学校へ行ける距離や時間をのばしていきました。

 

そして、いつの間にか「学校に行きたいけど行けない」とは言わなくなり、笑顔で登校できるようになりました。

 

 

 

母子分離不安がある子の子育ては、世間の当たり前が当たり前にはならないことも。
周りの子と比べて「うちの子は小学生なのにどうして…」と、不安や焦りを感じてしまうこともあるかもしれません。

 

ですが、安心してください。
子どもだって、「できない自分のままでいい」なんて、少しも思っていないんです。

 

お子さんの「できた!」という笑顔や、一歩を踏み出す勇気は、ママの対応次第で引き出すことができます。

 

「どう育てたらいいの?」と手探りで悩む日々から卒業して、お子さんにぴったりの関わり方をママが学んでみませんか?

 

ママが変われば、お子さんの世界も少しずつ変わっていきますよ。

 

 

 

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<執筆者>

発達科学コミュニケーションアンバサダー

さいとうほのか

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