3歳の子が同じ服しか着ないのはなぜ?
同じ服をきたがる子ども。朝の着替えが、毎日戦いになっていませんか?
「どうして他の服が着られないの?」と困ってしまいますよね。
3歳の子が同じ服しか着ないのは、わがままではありません。
「感覚の敏感さ」と「同じであることに安心する」という脳の仕組みによって起こっているのです。
無理に変えさせようとすると、かえってこだわりは強くなります。
この記事では、3歳の子が同じ服しか着ない理由と、こだわりが自然と和らいでいくママの関わりをお伝えします。

3歳の娘にはお気に入りのズボンがあり、そればかりを履きたがりました。
ボロボロになって色あせていても同じズボンを履きたがるので、私としては恥ずかしい気持ちにもなりました。
「新しいズボンを買ってあげなさいよ」と言われることもあり、私がきちんとしていないと見られてしまう気がして、他のズボンを無理やり履かせようとしましたが、他のズボンを履くことによって娘が癇癪を起こしてしまい、うまくいきませんでした。
さらに、服が濡れることも極端に嫌がるので、出かける直前にお気に入りの服が濡れてしまうと最悪の事態に!
このズボンは履きたいけど、濡れているのはイヤだ!と、激しい癇癪を起こしていました。
濡れているところをドライヤーで乾かせば、ズボンを履いてくれるのですが、登園前の朝は本当に大変でした。
どうして、服へのこだわりが強くなってしまうのでしょうか。
3歳がお気に入りの服しか着ない2つの理由
3歳が服にこだわりやすい理由は、主に次の2つです。
服の感触を強く感じ取りやすいから
3歳頃の子どもは、
・かたさ
・チクチク感
・冷たさ
・濡れた感じ
といった刺激を、大人よりも強く感じています。
感覚を処理する脳の働きがまだ発達途中のため、
大人なら気にならない違和感も、3歳の子にとっては不快感になります。
その結果、一度「安心して着られた服」=同じ服を選び続けるようになります。

「いつもと同じ」で安心したいから
3歳は、自分の気持ちが少しずつわかるようになる一方で、不安を言葉で整理することが難しい時期です。
そのため、
・いつもと同じ
・見慣れている
・予測できる
ものがあると、気持ちが落ち着きます。
同じ服を着ることは、3歳の子にとっての安心スイッチ。
服を変えることは、「知らない感触への不安」につながりやすいのです。
この2つの理由が重なると、お気に入りの服しか着ない子どもの意志を変えることはママが思う以上にハードルの高い行動になります。
無理に変えさせると逆効果?やってしまいがちなNG対応
我が子が同じ服しか着ないと、
・「こっちの服でもいいじゃない」
・「毎日同じ服ばかりだとおかしいよ?」
と声をかけたくなりますよね。
ですが、こうした関わりは、子どもの服へのこだわりをかえって強くしてしまうことがあります。
無理に服を変えようとする
3歳の子にとって、服を変えることは大きな挑戦です。
そこへ無理に別の服をすすめられると、「安心できない」「守らなきゃ」という気持ちが強くなります。
その結果、同じ服を選ぶ行動が、さらに強化されてしまうのです。
子どもの気持ちを否定する
「そのくらい大丈夫」
「すぐ慣れるよ」
この言葉は励ましのつもりでも、子どもにとっては「この気持ちはわかってもらえない」と感じやすくなります。
子どもは気持ちを否定されると、安心できる行動=同じ服を着ることに執着するようになります。

今振り返ると、娘の不安よりも、
私の「こうするべき」という気持ちが先に立っていたのかもしれません。
実は、服へのこだわりも 子どもが自分で気持ちを切り替えられるようになる 不安や癇癪に振り回されず、
「気持ちをうまく切り替えられない」ことのあらわれです。
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3歳の服へのこだわりが和らぐママの関わり
ここからは、こだわりをやめさせようとしなくても自然と和らいでいく関わり方についてお伝えします。
やったことはひとつだけです。
私が「まあ、いっか」と思うようにしたことでした。
他のズボンを無理に履かせようとするのをやめ、「今日もそれなんだね」と受け止めました。
大切なのは、「変えさせること」ではなく、ママ自身の緊張をゆるめることです。
ママが他の服にこだわるほど、その服はますます「安心のよりどころ」になってしまいます。
ママも他の服を着せるというこだわりを捨てて、「まあ、いっか」の気持ちで接してみましょう。
私は「まあ、いっか」のマインドになったことで、とても気持ちが楽になりました。
すると、ある朝。
お気に入りのズボンが乾いていませんでした。
私は内心焦りました。
けれど娘が、「このズボンでもいっか」と別のズボンを選んだのです。
ママが変わると、子どもも少しずつ変わっていきます。
まずは「否定しない」と決めること。
それが、最初の一歩です。

ところで、同じ服しか着ないという行動は、
「変化に強く緊張する」という特性のあらわれであることがあります。
・ママと離れるのが苦手
・初めての場所に強い不安を感じる
・突然の予定変更が許せない
実は、服のこだわりは
“不安を感じやすい特性”に気づくきっかけになることもあります。
不安が強い子は、安心が積み重なると少しずつ「自分でできる」が増えていきます。
子どもを変えることではなく、不安の正体を知ることが第一歩です。
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同じ服しか着ない3歳児についてのよくある質問(Q&A)
A. いいえ、わがままやしつけの問題ではありません。
3歳は感覚の感じ方が敏感だったり、「いつもと同じ」で安心したい気持ちが強い時期です。同じ服を選ぶのは、自分を落ち着かせるための自然な行動です。
A. 日常生活に大きな困りごとがなければ、無理に変えさせる必要はありません。
安心できる経験が積み重なることで、ある日ふと「これでもいい」と子ども自身が選べるようになることも多いです。
A. 「変えさせよう」とする気持ちを手放し、「まあ、いっか」と受け止めることです。
ママの力が抜けることで、子どもの緊張も下がり、服へのこだわりが自然と和らいでいくことがあります。
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<執筆者>
発達科学コミュニケーション アンバサダー
仲村まな






