学校には行けるのに教室が怖い…母子分離不安の子が“行きたいけど行けない”を克服する3ステップ

学校には行けるのに教室が怖い…そんな母子分離不安の子が“行きたいけど行けない”を克服する3ステップをご紹介。教室の前で足が止まってしまう子が、お友達や先生と安心して過ごせるようになる方法をお伝えします。

 

教室の前で足が止まる…「行きたいけど行けない」子どもに悩んでいませんか?

 

行きたい気持ちはあるのに、足が動かない。

そんなお子さんを見て「どうしたらいいかわからない」「無理に行かせてもいいの?」と迷っていませんか?

この記事では、焦りや不安を抱えるお母さんが、お子さんと一緒に少しずつ前に進むためのヒントをお届けします。

 

 

学校には行けるのに、教室の前で足が止まってしまう――。


「どうして?」「もう少しなのに…」と、お子さんの背中を見つめながら胸が締めつけられる思いをしたことはありませんか?

 

母子分離不安のある子は、「行きたい気持ちはあるのに、体が動かない」という葛藤を抱えています。


無理に行かせると不安が強まり、行き渋りが悪化してしまうことも。

 

この記事では、“行きたいけど行けない”を克服し、教室で安心して過ごせるようになる3ステップをお伝えします。


お子さんのペースで一歩を踏み出すためのヒントを、実体験をまじえてご紹介します。

 

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学校には行けるのに教室が怖い…行きたいけど行けない子の気持ちとは?

 

学校までは来れたのに教室に入れない我が子を見ていると、

 

・このまま先生に任せて行かせた方がいいの?

・それとも家に帰った方がいいの?

 

どう対応すればいいかわからず、お母さんも辛いと思います。

 

以前は私もその1人でした。

 

私の娘は母子分離不安の小学生です。

1年生の時、毎朝行き渋りをして学校まで付き添いをしていました。

 

登校中の道のりは笑顔も見られているのですが、いざ学校に着いて教室までの階段を登り始めると途端に足取りが重くなるのです。

 

そして、教室の前に着くと固まってしまい、動かなくなる娘。

 

担任の先生からは、「しばらくすれば楽しそうにしています」「朝だけなので安心してください」と言われ、嫌がる娘を無理やり教室に入れて先生に引き渡す毎日でした。

 

ですが、今振り返ると、あのとき娘が「行きたいけど行けない」気持ちを抱えていたのだとわかります。

嫌だから行かないのではなく、体が拒否反応を示して動けなかったのです。

 

自分自身でも、なぜ体が動かないのかがわかっていないため、

 

何でここまで来れたのに教室に入れないの?

お友達が待っているから行っておいで!

 

と言われたところでどうすることもできないんです。

 

一番つらいのは、教室に入れずに立ち尽くしている子ども自身だったのです。

 

 

母子分離不安の子が、学校までは行けるのに教室に入れない背景には、いくつかの脳や感情の特性が関係しています。

ここから、その理由をお伝えしていきますね。

 

母子分離不安の子が“行きたいけど行けない”と感じる3つの理由

 

不安を感じやすい脳の特性がある


母子分離不安の子は不安を抱えやすいという特性があります。

 

脳にある不安を感じる部分が過敏に反応しやすいため、脳のストレスに対して過剰に反応してしまい、些細なことにも不安を感じてしまうのです。

 

不安というものは対象がはっきりしていません

そのため、何がそんなに不安なの?と質問しても本人も答えられないのです。

 

また、母子分離不安の子は抱えている不安の強さを言葉にすることが難しいため、見過ごされてしまうケースも多くあります。

 

知らず知らずのうちに不安が膨らんでいくと、いつしか体が拒否反応を示すようになり、教室に入れないという形で現れるのです。

 

 

 

人が多い場所や音・においに敏感で疲れやすい

 

・教室のざわざわした音がつらく感じる

・雨の日のじめっとした空気が苦手

・給食のにおいで気分が悪くなってしまう

 

このような感覚の過敏さは、気にならない人には理解が難しいことや、本人にも感覚の過敏さがあるという自覚がないことも。

 

学校のように集団生活の場においては、甘えやわがままと捉えられ、見過ごされてしまう危険性があるため注意が必要です。

 

ネガティブな記憶が残りやすい


母子分離不安の子は、
楽しかった記憶よりも嫌な記憶の方が残りやすいという特性を持っています。

 

・授業中に怒っている先生が怖かった

・お友達が後ろからぶつかってきてびっくりした

・わからないことがあって困ってしまった

 

教室で過ごす中でのネガティブな経験が積み重なることで、「教室=嫌な場所」というネガティブなイメージを作ってしまうのです。

 

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“行きたいけど行けない”子が安心して教室に入れるようになる3ステップ


では「学校には行けるけど教室に入れない」タイプの登校しぶりにはどう対応すればいいのでしょうか?

 

子どもの不安を一緒に見つけてあげる


まずは、お子さんと一緒に不安を見つけてあげましょう。

 

脳が不安で支配されている時に「大丈夫!」と言われても、言葉を受け取ることはできません。

かえって自分の不安を理解してもらえなかったと、安心できなくなってしまうのです。

 

大切なのは、何を不安に感じているのかを見つけてあげることです。

 

・今日の授業で何をするのかわからなくて不安なんだね

・お友達と仲良く過ごせるかが心配なのかな?

・困ったことがあっても先生に聞けないと思っているんだね

 

自分が何に不安を感じているのかを言葉にして伝えてあげることで、抱えている不安を落ち着けることができます。

 

見通しを立てて安心できる流れをつくる


わからないことに対しての
見通しを立ててあげましょう。

 

どんなスケジュールで過ごして、自分がどう動けばいいのかが具体的にわかることで安心して過ごすことができます。

 

なぜなら、母子分離不安のある子は突然の予定変更に対応することが苦手だからです。

見通しが立たないことでパニックになってしまい、動けなくなってしまうこともあるのです。

 

・国語と算数のお勉強をしてから、お休みの時間があるよ

・給食が終わってから、掃除をしたらおうちに帰れるよ

・3時間目は国語って書いてあるけど、外に出てお花を見にいくみたいだよ

 

というように、先生と情報を共有して、授業の内容など事前にわかっていることを娘に伝えたことで、安心して過ごせるようになっていきました。

 

安心できる場所から少しずつ広げていく


教室の中でも
ここなら大丈夫!という場所を見つけてみましょう。

 

この時にやってはいけないのが、「決められた席に座ろう!」と無理に教室へ入れようとすること。

集団生活が苦手な母子分離不安の子には少しずつ安心できる範囲を広げていくことが鉄則です。

 

娘の場合は、ろう下側の一番前を指定の席にしてもらいました。

 

・一番前ならお友達の声の影響が少なく、先生の目も届きやすいこと

・辛くなった時にすぐに教室から出られる


といった安心感から、ここなら過ごせるという場所を見つけることができました。

 

このような対応をしたことで、毎朝教室に入れずに固まっていた娘ですが、少しずつ教室に入ることができるようになり、最終的にはお友達や先生と楽しく過ごすことができるようになりました。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

母子分離不安の子が教室に入れるようになるためには、

 

・不安を探して言葉にして伝えてあげること

・見通しを立てることで安心させてあげること

・スモールステップでここなら大丈夫という場所を見つけること

 

この3つが対応のポイントになります。

 

教室に入れず行き渋るお子さんに悩んでいるお母さんのヒントになれば嬉しいです。

 

お子さんの「行きたいけど行けない」気持ちには、実はもっと深い理由が隠れています。

その根っこにある“行けない気持ちの背景”を知ることで、明日からの関わり方がぐっと変わります。

 

▼「行きたいけど行けない」気持ちを少しずつ“行ける”に変えていくヒントはこちら▼

 

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<執筆者>

発達科学コミュニケーションアンバサダー

さいとうほのか

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